![スズキ、「エネルギー極少化」に向けた技術戦略発表 2025年以降バッテリEV投入や48Vスーパーエネチャージの開発など](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c71975933c3e713f3549c80177e7b4e5c3508f12/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcar.watch.impress.co.jp%2Fimg%2Fcar%2Flist%2F1608%2F854%2F01.jpg)
XENONコラボレーション、東京大学(東大)、名古屋大学(名大)、神戸大学の4者は7月11日、現在、イタリア・INFNグランサッソ国立研究所の地下において稼働しているダークマターの直接探索実験である「XENONnT(ゼノンエヌトン)実験」において、ダークマター検出と同様に非常に希な現象であるニュートリノ関連の観測結果として、太陽で生成されたニュートリノとキセノン(Xe)原子核の散乱を初めて観測したことを共同で発表した。 同成果は、東大 宇宙線研究所(ICRR) 附属神岡宇宙素粒子研究施設/同・大学 次世代ニュートリノ科学・マルチメッセンジャー天文学連携研究機構/東大 国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構の森山茂栄教授、ICRRの竹田敦准教授、同・安部航助教、ICRR 附属神岡宇宙素粒子研究施設の吉田将特任研究員、ICRR 附属神岡宇宙素粒子研究施設/東大 理学系研究科の神長香乃大学院
栗本鉄工所は中空床版橋と呼ぶ橋梁のコンクリート床版の軽量化に用いる円筒型枠の損傷を簡易に補修できる工法を開発した。損傷した型枠内にポリプロピレン(PP)製の円筒を入れて空気を注入。注入後72時間は内圧を保ち、コンクリートを打設して固まるまで中空構造を維持する。鉄板や発泡ウレタンを使う従来工法より施工時間が短く、補修工事の施工性を向上できる。2024年度に売上高2400万円、5-10年後に年2億4000万円を目指す。 円筒型枠はコンクリート床版内部に中空構造を作るために使う金属製の円筒。床版の損傷に伴って型枠も穴が空くなど損傷することがある。 新工法は損傷したコンクリートの床版を取り除き、鉄筋の隙間から穴が空いた円筒型枠内にPP製の円筒(エアチューブ)を挿入。コンプレッサーで内圧が30キロパスカル以上になるまで空気を注入し、型枠を補修する。 エアチューブは6月から大手ゼネコンなどに販売を始め
東海道新幹線の静岡駅-掛川駅間に発生した2024年7月6日の停電事故について、JR東海は「のぞみ12号」のN700系車両に生じた「特高圧ケーブル(特高圧引き通し線)」の破損が原因だったと発表した(図1)。特高圧ケーブルは、編成を縦断するように屋根上に張られており、パンタグラフによって架線から取り込んだ電力を編成内の各車両に送る役割を持つ。この特高圧ケーブルの破損により、電気が車体に流れて地絡(ショート)が発生し、過大な電流を防ぐために変電所の安全装置が作動して送電を止めた。 停電は同日午後0時16分に発生。JR東海は復旧と並行して、停電原因について「不具合が起きた列車」「列車内の大まかな場所」「正確な場所と不具合の内容」と段階的に特定していった。 まず、停電区間内で停車した列車のパンタグラフを下げてみたところ、のぞみ12号のパンタグラフを下げれば正常に送電可能なことが判明。この段階で、のぞ
マツダが1500cc級の小排気量ディーゼルエンジンから事実上撤退することが分かった。9月中旬で小型車「マツダ2」ディーゼル車の国内生産を終了する。既存エンジンでは、10月から継続生産車に適用される排ガスの実路走行試験(RDE)に適合が難しく、改良コストが見合わないと判断した。環境規制強化を前に、かつて一世を風靡(ふうび)した“クリーンディーゼル”小型車も転機を迎える。 RDEは2018年に、欧州メーカーの排ガス不正を受けて国内導入が決まった。一般に小排気量エンジンは出力を出すために高温で燃焼させる必要があり、窒素酸化物(NOx)が増えてしまう。 マツダ2(旧名デミオ)は1500cc級のディーゼルエンジンを搭載する唯一の車種。14年に発売したディーゼル車は、ガソリン車と比べて加速性能や燃費の良さなどから、発売後は約6割、直近でも約2割を占め、根強い支持がある。15年には同エンジンを搭載した小
速度自在、負荷を軽減 トーヨーコーケン(東京都江東区、渡辺一人社長)は、作業者の昇り降りの荷重変化を検知し、自動的に電動荷揚げ機(ホイスト)が昇降することで作業者の負荷を軽減する昇降アシスト装置を商品化した。作業者の体重に左右されず、昇る速度も自在に調整できる。消費税抜きの価格は100万円。初年度100台の販売を目指す。 商品化した「昇降力(しょうこうりき)」は、鉄道用架線金具などを製造する三和テッキ(東京都品川区)と共同で開発した。三和テッキは2021年から昇降力を展開し、電力・鉄道会社の送電線鉄塔の基礎施工現場向けに160台を納入している。トーヨーコーケンは今回、一般の工事現場や工場・プラント向けにも発売する。 アシスト方法は、まず無線送信機のバランスボタンを押すと、電動ホイストと作業員の体重を基準重量として記憶する。バランス状態で作業者がハシゴを昇ろうとすると、重量は軽くなるため、上
東北大学の田中徹教授は富士通でスーパーコンピューター「京」向けの微細トランジスタなどを開発。2005年に同大へ移り、シリコン貫通ビア(TSV)を使った3次元(3D)集積回路(IC)の研究に携わる。 複数のウエハーやチップを薄化・積層し、TSVで電気的につないで1チップ化する3DIC技術は、同大の小柳光正名誉教授が1989年に発表した。田中教授はこの技術を基盤とし、新型の人工知能(AI)チップや失明患者の視力を再生する人工網膜チップなどを開発中だ。 現在の半導体システムはインターコネクション(相互接続)がカギであり、微細部品や機能モジュールをいかに接続するかが重要。その際、配線を短く、大量に配置することで消費電力が減り、大容量高速通信が可能になるため「2Dから3D化は必然だ」と語る。 10年以上前に開発した相補型金属酸化膜半導体(CMOS)製の3Dイメージセンサーは、180ナノメートル(ナノ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く