ブックマーク / synodos.jp (3)
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昨今、ひきこもり状態にある者の犯罪が立て続けに起こっている。それに対して、﹁ひきこもりの犯罪は稀である﹂という啓蒙記事が新聞には掲載された。この種の報道は正しい。たとえば、東京新聞には下記のような記事が掲載されている。 関連事件の割合わずか 本紙と本紙が加盟する共同通信の記事データベースで、殺人、殺人未遂事件の容疑者で引きこもりだったと報じられたケースが何件あるかを調べた。その結果、1999年から2019年までの過去20年間で43件あった。事件発生後の捜査当局での証言、証拠などから明らかになったものですべてを網羅するデータとは言えないが、年平均で約2件だ。…︵中略︶…殺人の認知件数は1999年に1265件で、2003年頃に1400件を越えたが、それ以降は減少傾向。過去5年では900件前後だ。そうすると、﹁年2件﹂は全体の0.002%でしかない。︵﹁東京新聞﹂2019年6月6日︶ 東京新聞に
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﹁問題児﹂というレッテルを貼られ、いじめられた自身の経験を、赤裸々に描いた﹃ニトロちゃん﹄。﹁︿発達障害﹀がよくわかるコミックエッセイ﹂として、じわじわと注目が集まっている。今回は﹃ニトロちゃん﹄文庫化を記念して、作者の沖田×華氏にインタビューを行った。︵聞き手・構成/山本菜々子︶ ―― ﹃ニトロちゃん﹄文庫化、おめでとうございます。 ありがとうございます。こんなに反響をいただく本になるとは私も思っていませんでした。 ―― ﹃ニトロちゃん﹄は沖田さんの実体験を基に、いじめを受けるなどの過酷な学校生活を描かれています。なぜこのようなテーマを選んだのでしょうか。 もともとは、いわゆる﹁エロ雑誌﹂に、自分の風俗嬢だった体験を描いていました。そこからどんどん仕事が入るようになってきて、﹃こんなアホでも幸せになりたい﹄︵マガジン・マガジン︶というコミックエッセイ本を出したんです。ずっとアホな話を描い
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携帯電話を手にしたアフリカ牧畜民、その光と影 湖中真哉 アフリカ地域研究 / 人類学 / グローバリゼーション研究 国際 #アフリカ#牧畜民#携帯電話 サヴァンナに屹立し、携帯電話で通話する牧畜民︵遊牧民︶マーサイの美しい戦士が描かれた巨大な看板。ケニアの首都ナイロビの路上で、それを目にするようになったのはここ数年のことである。おそらくは、﹁我が社の通信網ではこんな僻地でも圏内ですよ﹂ということを強調するための携帯電話会社の広告なのだが、たしかに印象的ではある。 近年、国内外で、アフリカ牧畜民の携帯電話利用を扱った報道をよく目にするようになった。しかし、まさか、BBCや朝日新聞でもとりあげられるようになるとは、筆者も夢にも思っていなかった。携帯電話を利用するアフリカの牧畜民、とくにマーサイの姿は、相当印象的に見えるらしく、いまや世界中の注目を集めている。筆者も、グローバリゼーションの典型例
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