その横顔が透けて見える裏面の15段広告には、平和について考えるきっかけとなるメッセージを掲載。その下には長崎市をはじめ、県内の企業が名を連ね、新聞各面下にも5段広告が掲載されている。 長崎新聞は、8月9日の長崎に原爆が投下された日に広告を掲載する﹃平和企画﹄に2020年から取り組んでいる。4回目となる今年のビジュアルの元になっているのは、ルビンの壺︵心理学者エドガー・ルビンが考案した多義図形︶だ。今回、読者に考える時間を与えるため、30段を縦に使用し、なるべく大きくイラストで表現した。 ﹁イラストはfancomiさんの手描きによるもの。完全なシンメトリーではなく、煙のような歪さを残して描いていただきました。決して武力と対話の2軸だけが解決策だとは思っていませんが、このイラストを見て、核兵器使用以外の平和的な解決策がないのか?人類最大の課題として考えるきっかけになる広告になってほしいと思いま