20世紀を代表する哲学者とされるハイデガーですが、近年、海外におけるその求心力は急速に低下しているといいます。そのきっかけとなったのが、「黒いノート」と呼ばれるハイデガーの覚書です。そこには、「反ユダヤ主義的」な言辞が含まれている、とされたからです。 母国ドイツでは「触れてはいけない」哲学者となったハイデガー。 しかし防衛大学校の轟孝夫教授は、そうした態度は決めつけであり、ハイデガーのテキストを解釈すると、そう単純に反ユダヤ主義的と言い切れるものではない、と考えます。 そう主張する轟教授に、ドイツ人研究者はどんな態度を示したのでしょうか。 【本記事は、轟孝夫『ハイデガーの哲学 『存在と時間』から後期の思索まで』(現代新書)から抜粋・編集したものです。】 「黒いノート」編者のハイデガー研究者が言ったこと この「黒いノート」の刊行をきっかけとして、いわゆるハイデガーの「反ユダヤ主義」をめぐる研
Taiga|書店員📚 @Silver_Hammer6 書店員7年目。清風堂書店で社会・人文書を担当しています。ゲラをください。本を置かせてもらえるスペースも募集中です。 note.com/taiga909 Taiga|書店員📚 @Silver_Hammer6 閉店5分前にやってきたお客さんに「マルクスの資本論はありますか」と聞かれた。上司から「人生100年時代云々」「お金の勉強にもなるから資本論を読め」と言われ来たらしい(その上司は本当に読んだのかすら怪しいが)↓ 2024-02-06 22:36:38 Taiga|書店員📚 @Silver_Hammer6 あえて白井聡の『武器としての「資本論」』を勧めてみるも「違う」とのこと。平積みしている斎藤幸平『マルクス解体』に興味があるようだったので、まず1冊目として『ゼロからの「資本論」』を勧めるとうまく嵌ったようだった。ビジネスパーソンに
最近でた『資本論』入門書シリーズの2つ目。 斎藤幸平+NHK「100分de名著」制作班監修『マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ』(宝島社)である。 マンガは前山三都里。「編集協力」は山神次郎、「取材・文」は乙野隆彦・森田啓代ということなので、実際にはこのあたりの人が書いているんだろうな…。 マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ (マンガでわかる!100分de名著) 宝島社 Amazon 斎藤幸平といえばこのツイート。 では、私と対話するのではどうでしょうか? https://t.co/1UQdr7F4Is — 斎藤幸平 (@koheisaito0131) 2022年7月16日 私はずっと言ってるんですけど、無視されるんですw https://t.co/K3KbcwLzWM — 斎藤幸平 (@koheisait
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ソーシャルメディアは人を「非人間化」する兵器 ソーシャルメディアが我々に及ぼす影響の一つに、「非人間化」(※1)という大きな問題があります。ソーシャルメディアは兵器の一部です。たしかインターネットは軍事目的で作られたもので、この技術自体に数多くの軍事用途があります。 ソーシャルメディアがビデオゲームやドローン攻撃と同様に私たちを非人間化するのは、真の人間ではないステレオタイプなアイデンティティを作り出すからです。真に人間的な自己決定は、ステレオタイプなアイデンティティではなく、非常に複雑なアイデンティティによって決まる関数です。 ソーシャルメディアが私を非人間化するのは、私が私自身について「ステレオタイプなアイデンティティとは異なるもの」として考える自由を奪うからです。ソーシャルメディアは私の他者性を攻撃し、現実には私と共通点のない他の人々に私を似せていくのです。 ※注1:非人間化(deh
新型コロナの感染拡大が続くなか、ドイツの若き天才哲学者、マルクス・ガブリエル教授(41)の「倫理が世界を立て直す」という提言が注目され、著書は世界的なベストセラーとなっています。 数々の巨大IT企業などで倫理的に経営をアドバイスするガブリエル教授は、異色の経歴を誇る『哲学界のロックスター』とも呼ばれています。 そんなガブリエル教授は、コロナをきっかけに倫理や道徳が世界の価値観の中心となる時代が来ると語ります。 コロナ後の未来をどう生きるのか。ガブリエル教授に話を聞きました。 ガブリエル教授:「コロナ前の日常に戻りたいというのは間違いです。コロナ前の世界は良くないものです。私たちは過剰な競争により地球を破壊しました。今、経済を再構築する必要があります。(Q.コロナウイルスに関してはどう捉えていますか?)例えばコロナ危機の今、裕福な人たちほど、より稼いでいます。彼らは得た利益をコロナで苦しむ国
ソーシャルネットワークに対して常に厳しい姿勢を貫いてきたマルクス・ガブリエル。彼は、政治や環境問題にまで影響を及ぼすこうしたツールを「禁止すべきだ」と断言する。 マルクス・ガブリエル(41)は、28歳で記録を樹立した。ボン大学で正教授職を手に入れた最年少の哲学者となったのだ。彼は古い実在論、唯物論、ポストモダニズムに対抗して世界を再解釈するために「新実在論」を説く。 彼の著書『なぜ世界は存在しないのか』は、『「私」は脳ではない:21世紀のための精神の哲学』と同様に、ドイツで大ベストセラーとなった。9ヵ国語を操り、質問からは決して逃げない。そんな彼は哲学界の「スター」として世界を飛び回り、時差ぼけの日々を生きている。 資本主義は「不都合なもの」ではない ──世界が不安に包まれているこの時代を、どのように定義しますか? 「不安」がすでに良い言葉です。けれども私は 「暗黒の時代」という表現のほう
生産過剰と恐慌 〜『資本論』は恐慌の必然の書だった? 生産し続けるシステムとしての資本主義 あまる商品、続けられる生産 結果として起こる恐慌 恐慌を避けられないものとしての資本主義システム 気になったら読んで欲しい本 【マルクス『資本論』】 【宇野弘蔵『恐慌論』】 生産過剰と恐慌 〜『資本論』は恐慌の必然の書だった? もう1つだけマルクスの考えた資本主義批判について書いてみますね。 生産し続けるシステムとしての資本主義 前回資本主義は生産をし続けるシステムだ、とも書いたかと思います。資本主義はもともと分業と機械によって大量に物を作ることを可能にしたために生まれたので、生産こそその肝だと言えないことありません。マルクスによればかつては農村で作られたものは自分たちの消費する分だけ作って、余ったものを交換(売買)したのだ、と言います(たしかそんな風に書いてあったと思う)。しかし資本主義は生産する
晩期マルクスの思想の新解釈から、気候変動などの環境危機を脱するヒントを探り、30万部のベストセラーとなった『人新世の「資本論」』(集英社)の著者の斎藤幸平さん。そして、不安定な時代を生き抜くためのブックガイドである『読書大全 世界のビジネスリーダーが読んでいる経済・哲学・歴史・科学200冊』(日経BP)を上梓した堀内勉さん。「知の水先案内人」であるお二人に、先行きの見えない時代を生き延びるための教養・ビジネス書について語っていただいた。(全2回の1回目。後編を読む) ◆◆◆ 斎藤幸平(以下、斎藤) 堀内さんは、日本興業銀行でMOF担(旧大蔵省担当)をなさり、ゴールドマン・サックス証券に転職、森ビルのCFO(最高財務責任者)も務めたというご経歴ですよね。まさに資本主義の最前線でキャリアを積まれたわけです。一方、私は『人新世の「資本論」』で痛烈に資本主義を批判し、脱成長まで提案している。そんな
マルクス・アウレリウス・アントニヌスってご存知ですか?私は、高校時代、世界史を選択していましたので、五賢帝の名前を一生懸命覚えた記憶があります。 不思議ですね~ 昨日の事もすぐ忘れるのに、高校時代に覚えていたこの名前は忘れていませんでした。 少し嬉しい。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.出版社より】 【1.本書の紹介】 マルクス・アウレリウスは約2000年前にローマ皇帝として活躍しました。 やはり、皇帝という立場は、日本であれば天皇、米国であれば大統領ですからなかなかの重責だったと思います。 そんな中、現代と同じ様な境遇や壁にぶち当たり、悩んでいる様が伺えます。 そして、当時は、医療が未発達だったのはもちろんですが、戦争をしていた為、死と隣合わせの中で、「生」をよく見つめていた事がよくわかります。 そして、約2000年前の書物が今尚、語り継がれて
ブリオッシュ・フィユテ 1,500円(税抜) 料理人であり、パン職人としても知られるティエリー・マルクス氏は、フランスでもっとも名高い2ツ星シェフ。その彼が手がけるブーランジェリーは日本初です。そして銀座のレストランでも大人気だったのが、このブリオッシュ。 なんともユニークでおしゃれな箱に入ったブリオッシュは、高さ20cmはあろうかという巨大サイズ。 こだわりの素材を使ったマルクス氏のスペシャリテは、カリっとしたクラストと柔らかくしっとりした生地のマッチングが魅力です。 そう、これはマルクス氏のスペシャリテ。ブーランジェリーを代表するアイコンアイテム。 北海道産小麦はるきらり、甘みが強くコクのある那須御養卵に発酵バター。 あれ?小麦は国産なの?そこはマルクス氏が選んだのですよねーもちろん。日本では中村屋さんが作ってるのね。 漂う発酵バターの香りに、まずはどうカットしようか悩む。そのまま手で
「新書大賞2021」の第1位に輝いた『人新世の資本論』の著者である斎藤幸平さん。NHKの番組「100de名著」で『資本論』の解説を担当されるなど、新進気鋭のマルクス研究者として大活躍されています。そんな斎藤さんに「人生を変えた本」を伺いました。 学生時代を彩った数々の名著 アメリカ同時多発テロやイラク戦争など、2000年代の初頭はグローバル化の矛盾が次々と噴出した時代でした。高校生だった私も憤りを感じ、問題解決のために研究者になりたいと考えるようになりました。 そんなときに出会ったのが、およそ100年前に書かれた『武士道』(新渡戸稲造著)です。欧米諸国と積極的な外交をするようになった明治期、新渡戸は日本人の道徳的な核心である「武士道」を欧米に知らしめるために、英語でこの本を執筆しました。 本の内容そのものよりも、そうした彼のスケールの大きな生き方に心がゆさぶられたのをよく覚えています。私自
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