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多様な文化を知ることが、「寛容」につながる ――前回は、唐鳳さんが考えるデジタル教育の本懐についてお聞きしました。ここからは唐鳳さんの個人的なことについてお聞きします。唐鳳さんは幼い時から読書家だったと聞きました。座右の書、影響を受けた本というのはありますか。 唐鳳:最も影響を受けた本があるにはあるのですが、とても推奨しにくいですね。合計16万項目ある『再編国語辞典』なんですよ。辞典の良いところは、自分が直接的な体験をしていなくても語意を理解できるという点です。 以前、私は仲間と一緒に『萌典』(https://www.moedict.tw/)という辞典を作りました。これは台湾の文部科学省に当たる教育部が、日本語の「萌え」と「萌える」(芽生える)という意味を兼ねて作ったものです。ここでは、紙の辞書のように時間をかけて調べるのではなく、さまざまな機能を設計し、提供することで中国語(華語)や台湾
世界的な新型コロナウイルス肺炎の流行に際し、台湾は他国に先立ち迅速に対策を講じた。そのスピードと的確な手法は日本でも報じられている。 同時にコロナウイルス対策の中心人物である「天才IT大臣」にも注目が集まっている。2016年に台湾史上最年少で閣僚(政務委員)となった、デジタル大臣の唐鳳氏(38)だ。 唐鳳氏の既成概念にとらわれない斬新なアイデアや手法について、陳建仁副総統は「唐鳳氏のビッグデータ解析が新型コロナウイルス対策に大きく寄与し、国の対策チームの中核となっているだけでなく、AI技術を用いた感染症対策モデルを樹立した」とコメントしたほどだ。 そんな天才はどうやって育まれるものなのだろうか。『今周刊』が唐鳳氏がデジタル大臣として入閣した2016年に掲載した記事を、もう一度ご紹介する。 唐鳳氏のような天才はどう育つか 唐鳳氏は幼い頃から特別な子どもだった。そんな神童を育てた秘訣を彼女の両
デジタルが教育に与える可能性と、その未来 ――新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の感染拡大に対し、台湾の取り組みが世界で高く評価されています。教育現場においては、日本では休校措置がとられ、入学式など通常の予定を進められないうえに、休校中の授業をどう進めればいいのかといった混乱も生じました。台湾では学校教育など、どのように進められましたか。 唐鳳:台湾では新学期の開始を2週間遅らせ、すべての学校でマスクや非接触型の体温計、アルコール消毒液、せっけんなどの基本的な衛生用品がそろっているかを確認することから始めました。したがって、今年の夏休みも2週間遅れで始まることになりました。 最大の変化といえば、新型コロナ対策として大規模な集会を行わないなど、いわゆる「密」を避けたということ。また、対面型のディスカッションを行う授業においては、オンライン型の学習を応用する機会が増えました。これは、マスク
本日19時 世界各国の政府が、COVID-19対策における、リーダーシップ、危機管理能力、ITリテラシーなどを問われているなか、デジタルテクノロジーを巧みに用いた政策で、パンデミックを早期に抑え込み世界中から賞賛の声を集める台湾。なかでもダイナミックなIT利用を主導した「IT担当大臣」の唐鳳(オードリー・タン|Audrey Tang)の手腕に、ひときわ大きな注目が集まっている。 そのオードリー・タンのインタビュー音源をトラックに敷き詰め、彼女が放つ未来に向けたメッセージをヒップホップの言語をもってアンプリファイする、異色のシングルを気鋭のヒップホップトリオ”Dos Monos”がリリース。 発案は、3月にオードリー・タンのインタビューを敢行したコンテンツレーベル黒鳥社の若林恵。インタビューのなかでもとりわけメッセージ性の強いフレーズを選び抜き、Dos MonosのラッパーTAITANに打診
【7月16日 AFP】ポピュリズム(大衆迎合主義)が社会の分断を招き、二極化が進んでいる今、台湾のデジタル担当政務委員(IT担当相に相当)を務める唐鳳(Audrey Tang)氏(39)は少数派に共感を示し、「すべての側面」を見るという自身の政治手法は、トランスジェンダーというアイデンティティーに支えられていると話す。 唐氏はトランスジェンダーであることを公にした世界初の閣僚で、14歳で学校をやめてから自分の道を開拓してきた。 プログラミングを独学し、学校教育を離れて2年後には自身の会社を立ち上げ、米カリフォルニア州シリコンバレー(Silicon Valley)でキャリアを構築した後、台湾に戻って入閣。自称「保守的な無政府主義者」としては異例の歩みだ。 台湾の蔡英文(Tsai Ing-wen)政権は2016年、党派政治に染まっておらず、慣例にとらわれない手法を取る唐氏に魅力を感じ、閣僚に抜
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