『葬式は、要らない』は30万部のベストセラーに 私は、2010年に『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)という本を出版した。事前には予想もしなかったことだが、この本は30万部のベストセラーになった。当時、私がこの本を書こうとしたのは、葬式をめぐる状況が大きく変わりつつあるのを感じていたからである。 たとえば、無縁社会のところでふれた直葬の存在を知ったのも、本を執筆する直前のことだった。そこまで葬式は簡略化できるのか、私は直葬の存在を知って驚いた。その頃にはまた、「家族葬」という葬式のやり方が広まりつつあった。 それ以前にも、近親者だけが集まって営む「密葬」という葬式のやり方はあった。ただ、密葬の場合には、その後に、参列者を招いて偲ぶ会を開くことを前提にしていることが多かった。密葬だけで終わるわけではなかったのだ。 ところが、家族葬の場合には、家族や近しい親族、故人の親友などが参列するだけで、規
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 筑波大学落合研究室の研究チームが開発した「Goshuin 2.0: Construction of the World’s Largest Goshuin Dataset and Automatic Generation System of Goshuin with Neural Style Transfer」(御朱印2.0)は、テキストから御朱印を自動生成する学習ベースのシステムだ。訓練用のデータセットは、寺社1000カ所以上を訪問し取得した御朱印を基に大規模にデータ化した。 御朱印とは、日本の神社やお寺に参拝した証として集められるものだ。御朱印はおおむね、印章と寺社の名称や本尊/祭神の
僕は大阪でもトップクラスに有名なお寺でしばらく働いていたことがある それまでは宗教的素養はゼロで、なんとなくお寺やお坊さんはありがたいもの、的な感覚があるだけだったんだけどね 仕事の初日に説明を受けた 「ここはお婆ちゃんのディズニーランドです お婆ちゃんは楽しんでお参りに来られます どうか皆様はその楽しみを助けてあげてください」 年を取ると、親も兄弟も配偶者も旅立っている方は多く、亡くなった方達のためにできる数少ないことのひとつが、お彼岸のお参りであり、先祖回向なわけだ 若いと、想像がつきにくいかもしれない でもそのうち、親しい人は皆あっちにいて、あちらの世界がこちらより身近になってくる そんな方は、お参りに来ることをとても楽しみにしているのだ 先祖回向の申し込み料、3千円と5千円と1万円がある 働いている者達は知っているんです、その値段が違っていても、同じお坊さんに同じようにお経をあげて
世界遺産の醍醐寺(京都府伏見区)と京都大学発の宇宙ベンチャー・テラスペース(京都府左京区)は2月1日、人工衛星による「宇宙寺院」の開発と打ち上げを目指して業務提携を発表した。2023年にテラスペースが打ち上げるIoT衛星に寺の機能を持たせる。 宇宙寺院の名称は「浄天院劫蘊寺」(じょうてんいんごううんじ)。鎮護宇宙をかかげる醍醐寺の流れを汲む寺院を高度400k〜500kmの地球低軌道上に“建立”する計画だ。 衛星は携帯電話の電波が届かない山間部の文化財保護を目的としたもの。ペイロードの半分を宇宙寺院とし、本尊となる大日如来像や曼荼羅(まんだら)を搭載する。 衛星は地球を約1時間半で1周し、「地球のすべての地域をカバー」(テラスペース)。宇宙寺院の現在位置はスマートフォンアプリなどで確認できるようにする。 テラスペースは2020年設立の宇宙ベンチャー。プロジェクトでは人工衛星の開発に加え、醍醐
はじめに JR学研都市線 #河内磐船駅(かわちいわふねえき)前は、古墳時代の #鉄器工房跡 #森遺跡。一帯は多数の古墳をメインに弥生から鎌倉まで 各時代の遺跡が集積 #肩野物部氏 目次 河内磐船駅と森遺跡(肩野物部氏、鉄器工房遺跡) 須弥寺(しゅみじ)まで 須弥寺遺跡 古代陽石崇拝の遺跡 本文 河内磐船駅と森遺跡(肩野物部氏、鉄器工房遺跡) 大阪市内、京橋から学研都市線(旧 片町線)で約二十分、河内磐船(かわちいわふね)駅(大阪府交野市、かたのし) 駅前に降り立つと、そこはすでに遺跡😀 茶色の歩道やクスノキが立つあたりの地下から、古墳時代の鉄器工房跡(鍛冶製鉄炉)が多数見つかっています。 河内磐船駅前 森遺跡 古墳時代の鉄器工房遺跡が地下に眠る駅前ロータリー 河内磐船駅前の石碑 森遺跡 この地域の集落を森といいます。森は古代において無垢根(むくね)村と呼ばれていました。延久年間(1069
新年明けましておめでとうございます。 今朝は早くから四天王寺さんに墓参りを兼ねてお詣りした後、奥さんの実家の広島市へ移動。 目次 四天王寺2022年元旦 亀の池 初日の出 寅年の始まりにふさわしい鮮やかな黄 蝋梅(ロウバイ) 本文 四天王寺2022年元旦 亀の池 初日の出 日の出の時間に四天王寺さんに到着。東の空が明るくなってきました。 四天王寺 西門 石鳥居(2022年 元旦) 四天王寺 西大門 向こうに五重塔 四天王寺 五重塔 初日の出直前 四天王寺亀の池 初日の出 直前 今は高い建物に囲まれて日の出の瞬間を見ることは難しいですが、間もなく日の出です。 2022年元旦。お日さまの光がこぼれてきました。 四天王寺 亀の池 初日の出 今日は新年でヤヤコシイこと(古代妄想)は申しませんが(笑)、亀の池の北西隅から新年の日の出を拝むことができましたね。。。 藤原京の醍醐池(古代都市の水鏡の方位
「安定とは無縁」の住職という仕事 うちは檀家さん(寺を支援する家のこと)が250軒ほどあるのですが、これが多いかと言われると少し微妙なところでして。坊さん界隈では、首都圏で300軒あれば、副業を持たずに専業で食べていけると言いますが、地方の200軒くらいだとちょっと働きにでないと厳しい数字だといえます。嫁さん子どもを養おうと考えるなら尚更ですね。 地方の250軒というのが絶妙で、1人でやって行けなくはないんだけれども、嫁さんと子どもを抱えるのは厳しいかなと。1人でも余裕があるわけではないし……という感じでしょうか。 葬儀や法事の頻度ですが、葬儀は年間で(250軒に)×0.03くらいですかね。法事の件数だと250軒の3割くらい、年間に70軒くらいが法事を入れてきたりします。一方で、お葬式は結構変動します。葬式の「そ」の字も聞かないような年もあれば、遠方の家から寺に向かって順番に人が亡くなるよ
西国三十三観音霊場・第十番 #三室戸寺(みむろとじ、山号は明星山)。梅雨の季節を間近にして、あじさい園の #紫陽花 が見頃 目次 三室戸寺 三室戸寺のあじさい園 本文 三室戸寺 (34.8985286, 135.8163508)/京都府宇治市莵道滋賀谷21/京阪電車・宇治線・三室戸駅から徒歩15分、宇治駅から徒歩約20分。専用駐車場あり。 三室戸寺。西国三十三観音霊場・第十番札所 三室戸寺は西国三十三観音霊場・第十番札所。 御本尊は千手観世音菩薩。 三室戸寺 不動水 www.zero-position.com 西国三十三観音霊場 三室戸寺のあじさい園 (三室戸寺あじさい園、6月1日(土)~7月7 日(日)、8時30分~15時40分) 三室戸寺 紫陽花 小雨がパラつく日曜日、三室戸寺(宇治市)のあじさいを見学してきました。 三室戸寺あじさい園(京都府宇治市) 雨に濡れた花と葉っぱが、活き活き
はじめに 新幹線から京都を感じさせてくれるのが #東寺 #五重塔。かつての #平安京 #朱雀大路 南端の羅生門の東に位置した国営官寺。#弘法大師 #空海さん が別当として約十年間活躍。#教王護国寺 #金堂 #講堂 #食堂(じきどう) 目次 東寺(教王護国寺)の後七日御修法(ごしちにちみしほ) 東寺(教王護国寺)境内図 仏法僧の伽藍 東寺(教王護国寺)金堂・講堂・食堂・五重塔 本文 東寺(教王護国寺)の後七日御修法(ごしちにちみしほ) (34.9807424773019, 135.74773314292824)/京都市南区九条町1/最寄駅は近鉄京都線・東寺駅。西へ徒歩5分。路線バスもあり。有料駐車場あり(他詳細は交通のご案内|東寺 – 世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺 を参照) 東寺 南大門(現在の南大門は明治期に三十三間堂の西門を移築したもの) 南大門から五重塔。カメラ目線でオレオレポー
はじめに きのう紹介した玉列神社の隣の #慈恩寺(奈良県桜井市)。語りかけます。好きな言葉をお持ち帰りできるお寺はイイですね。御礼に浄財をハズんでしまいました 本文 慈恩寺(じおんじ)奈良県桜井市慈恩寺 玉列神社(大神神社境内摂社)のお隣。 www.zero-position.com 慈恩寺(じおんじ)奈良県桜井市慈恩寺 山門前の掲示板にて(ガラスに映る青空もご覧くだされ) 「人間万事 塞翁が馬(にんげんばんじ さいおうがうま)」。故事成語のひとつ。 万事、慌てず騒がず、良き(幸)につけ、悪き(不幸)につけ、一喜一憂しなさんな。みたいな意味。 関西弁にしてはります。 慈恩寺 自分のために使った命は見えないが、他人のために使った命は輝いて見える 命は少しオーバーやから、時間と言い換えてもエエかもなぁ、と想う。 慈恩寺 夢を持つな 夢は夢で終わることが多い だから目標をもて 慈恩寺 こんにちは
前回の永観堂から東山を北に少し足を運んで #銀閣寺(東山慈照寺)。見ごろの #紅葉。#白川砂 #銀沙灘(ぎんしゃだん)#向月台(こうげつだい) 目次 東山月待山麓 慈照寺 銀閣寺 銀閣寺 銀沙灘(ぎんしゃだん)と向月台(こうげつだい) 紅葉と銀閣寺 本文 東山月待山麓 慈照寺 銀閣寺 銀閣寺。上層は潮音閣。下層は心空殿 室町幕府八代将軍・足利義政の引退(文明5年、1473)にあわせて建設が始まった「東山殿」が起源。 義政の祖父の第三代将軍・義満が建てた北山殿(後の鹿苑寺 金閣寺)と並び、銀閣寺と称せられるようになりました。 銀閣寺 銀沙灘(ぎんしゃだん)と向月台(こうげつだい) 東山の大文字山一帯で産出する 白川砂(風化花崗岩) で盛られた、本堂前の銀沙灘(ぎんしゃだん)と向月台(こうげつだい) (後者は三角の砂盛の頂点をカットした形。写真向こうに見えます) いずれも中世の創建時ではなく、
はじめに 縄文以来の木造建築技術。そこに渡来の技術が融合して #四天王寺 は建立され、今もなおその匠の技術は伝え続けられています。#番匠堂は #宮大工(番匠)の人々の叡智とたゆまぬ努力を顕彰するお堂。日本最古の会社 #金剛組 目次 四天王寺 番匠堂 日本最古の会社 金剛組 アラハバキ解 第45章公開 アラハバキ解(6)三輪山のサイノカミ空間 本文 四天王寺 番匠堂 四天王寺境内の東側、以前紹介した牛王尊(記事中リンク)のすぐ近くに番匠堂(ばんしょうどう)。 番匠とは木造建築も行う古代の建築家のことで、今では、宮大工(みやだいく)さんのことを言います。 四天王寺 番匠堂 向こうにあべのハルカス 私が小学生の遊び場の頃にはなかったですから、昭和50年代に建立(再建?)されたものと記憶しています。 幟の奉納が金剛組になっていますね。 金剛組は敏達天皇(第30代)の時代(578)に、百済から招かれ
今週のお題「卒業」 口縄坂と織田作之助の文学碑 大阪・夕陽丘、天王寺七坂といわれる名所のひとつ、口縄坂(くちなわざか) 左の写真は昨年 初夏 撮影 口縄坂 織田作之助 文学碑 口縄坂は寒々と木が枯れて白い風が走っていた。私は石段を降りて行きながらもうこの坂を登り降りすることも当分あるまいと思った。青春の回想の甘さは終り、新しい現実が私に向き直って来たように思われた。風は木の梢にはげしく突っ掛かっていた。織田作之助「木の都より」 生国魂神社(いくたまじんじゃ)境内 織田作之助の像(Wikiより) 浄春寺の木蓮(モクレン) 口縄坂を上りきったところに浄春寺がある。(大阪市天王寺区夕陽丘町5−3) 境内にある木蓮の花が見事で、毎年、見物にゆく。 ただ気候(気温)の影響を受けやすいのか、見ごろがまちまちで、時々見逃すことがある。 いつも訪問させていただく楓屋さんのブログで、花が咲き始めているのを知
京都東山の懐 #紅葉スポット 一番人気の #永観堂(#禅林寺)。シーズンには一時間待ちもザラなので、どうせならと、9時開門の一時間前から並んで見学してきました 目次 京都東山 紅葉スポット一番人気 永観堂 お堂巡りの紅葉 お庭巡りの紅葉 本文 京都東山 紅葉スポット一番人気 永観堂 (35.0146711, 135.7937820/京都市左京区永観堂町48/紅葉の混雑期は駐車場は使用できません。京都市営バス5系統・南禅寺永観堂道下車、徒歩10分) 東山と永観堂の紅葉 京都東山の懐、紅葉スポット一番人気の永観堂(禅林寺)。 朝早く五番目に並びましたが、おつりなしの拝観料の支払いがスムーズで、トップで山門をくぐりました\(^o^)/ 人影のない永観堂の紅葉(レア写真😀) 入場が始まる9時ごろには、数百人の行列が出来上がってました😅 永観堂 紅葉 お堂巡りの紅葉 古刹のお堂を渡り廊下で巡りな
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