ライブラリのアプリ化 現代のニュースをくずし字で読んでみませんか?内容がわかるテキストをくずし字で読んでみると、くずし字に対する印象が変わるかもしれません。 edomi ニュース その他の事例については、活用事例を参照してください。 構成 古活字とくずし字 そあん(soan)で用いる「古活字」とは、今から400年ほど前に使われた印刷技術に由来する言葉です。一方「くずし字」とは、くずして書かれた文字を指す言葉です。くずし字は、印刷では古活字版だけでなく整版印刷にも使われましたし、写本などの手書きの文字(草書体)も、その多くはくずし字です。一方、古活字の中には、文字を崩していないものもあります。このように、古活字は印刷技術を指す言葉、くずし字は文字の形を指す言葉、という違いがあります。 そあん(soan)は、テキストをくずし字画像に変換する方法として、古活字画像を組み合わせる方法を用いるサービ
床に散乱した、おびただしい数の活字 時代遅れでも、拾い集めた父の仕事道具 「責任をもって、後世に伝えていきたい」 大阪府の印刷所が投稿した、とあるツイートが好評を博しています。二度の震災で崩落してしまった、大量の活字。何とか無事だったものの、利用できない状態となった一本を、意外な形で活かしていると伝える内容です。「たとえ業務に使えなくても、人々に文字の魅力を届けたい」。職人としての情熱を、創業者の父から受け継いだ2代目社長に、思いを聞きました。(withnews編集部・神戸郁人) 「阪神淡路大震災の日、会社に行ったら活字が崩落していました」 18日、印刷会社山添(大阪市城東区)の野村いずみ代表取締役(50・ツイッター:@Izumi_Nomura)が、一本のツイートを投稿しました。 1995年1月17日の大震災で、活字が地面に落ち、印刷に使えなくなったこと。震災を機に、活字を組み替えて行う、
タイポグラフィ、すなわち活字版印刷術は、金属活字(鋳造活字、メタル・タイプ)であれ、写植活字(写真植字用活字、フォト・タイプ)であれ、また電子活字(デジタル・タイプ、フォント)であっても、活字版印刷術創始以来550年以上にわたって「活字」を用いて言語を組み、配置・印刷し、テキストを描写・再現させる技芸であり続けている。 金属活字は鉛・アンチモン・錫などによる合金を文字の「型」に流し込んで作られる。写植活字は被写体である文字のネガ画像に光学技術を用いて印画紙に露光・現像して刷版用の版下となる。電子活字は文字形状に関する電子情報がコンピューター支援によって呼び出され生成される。 いずれにせよ「活字」は、文字の複製原形、つまり規格化された文字の「型(タイプ)」をもとに、繰り返し同じ形象で再生されることを前提とする公的文字のことを指す。 活字と活字組版は規格化されていることによって制御され形成され
まるで夜空に走る「銀河鉄道」が見える!?ISS(国際宇宙ステーション)と同様に、夜空の観察対象としてSNSで話題になっているのが、「スターリンク衛星」です。 スターリンク衛星は、アメリカのスペースによる衛星インターネット「スターリンク」の人工衛星のことで、数十の衛星が列になって進みます。 『銀河鉄道の夜』とは?『銀河鉄道の夜』とは、宮沢賢治が執筆した物語で彼の代表作とも言える作品です。 主人公のジョバンニの父親は、仕事でずっと家に帰らず、母親は病気で寝ています。 生活のために仕事をしながら学校に通っているため、人と交流する時間も減り、いじめられている孤独で貧しい少年です。 ジョバンニの悪口をただひとり言わない、幼い頃からの親友がカムパネルラですが、昔のようには話ができなくなっていました。 ある日、ジョバンニが夜空を見上げていると、いつの間にか銀河鉄道の汽車に乗車しており、そのなかでカムパネ
書体讃歌 @typeface_anthem 連日ゴチック関連のツイートばかりですみません…… この漢字ってなんですか???調べ方が悪いのか、ネット検索では正体を掴めません。有識者の方、ご教示いただけたら幸いです🙇🙇🙇 (収録活字を整理中なのですが、現代ではまず使わないような異体字や古字が多すぎて収拾がつかなくなっています💦) pic.twitter.com/tcHHQ8E3hh 2022-07-05 19:28:01 書体讃歌 @typeface_anthem ※※※当方で撮影・作成した掲載物を転載する場合は必ず【引用元を併記】ください※※※写植(写真植字)の文字盤や紙資料をアーカイブしています ※停滞気味、廃棄予定の方はご一報くださると幸いです◆保有文字盤一覧はモーメントをご参照ください。写研・モリサワ・リョービ◆最近は金属活字時代の資料に寄り道も◆デザイナーではないです not
2020年11月25日 出版文化を支え続けた市谷工場の地に「市谷の杜 本と活字館」をオープン 活字の製造から印刷・製本まで、動態展示で紹介する“リアルファクトリー” 大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、市谷事業所(東京都新宿区)の再開発プロジェクトの一環として、1926(大正15)年の竣工以来「時計台」の愛称で親しまれてきた旧営業所棟の建物を修復・復元し、活版印刷の技術とその魅力を伝える文化施設「市谷の杜 本と活字館」として2021年2月11日(木)より一般公開します。 「市谷の杜 本と活字館」は、DNPの事業の原点である活版印刷の職場を一部再現し、文字のデザイン、活字の鋳造から、印刷・製本までのプロセスを展示、紹介する施設です。昭和初期の印刷機が稼働する様子や活版職人が作業する姿も動態展示の形で公開します。また、参加型ワーク
学生向けに、日本語のライティング指導をしている大学教員にはなじみ深い話題であろうが、卒論やレポートの添削をしていると必ずぶつかるのが、文章の書きだしや、改行後の次の段落の冒頭を1字分あけるルールの不徹底である。 レポートの教科書にはだいたいそうしろと書いてあるが、概ね、見やすさからそのようにすると書かれてはいるものの、いつからそのようにするのかというような立ち入った 説明はない。 学生による学生のためのダメレポート脱出法 (アカデミック・スキルズ) 作者:慶應義塾大学日吉キャンパス学習相談員 発売日: 2014/10/21 メディア: 単行本 レポートの書き方入門の定番になりつつある?『アカデミック・スキルズ』のレポートの巻も、最初から字下げは当然のことのようになっているし、親しみやすい文章でおなじみ『論文の教室』などは、改行が多い司馬遼太郎の文体を模写して段落とパラグラフの違いを論じてい
〈Women in Type〉プロジェクトのきっかけとなった1枚。1983年に撮影された〈Linotype〉社(イギリス)のタイポグラフィ開発部の写真。右から2番目がフィオナ・ロス氏。並んで写るのは、左からジョージナ・サーマン(後述)、レスリー・ソーウェル、サラ・モーリー、ジリアン・ロバートソン、ロス・コーツ、フィオナ氏を挟んで右奥にドンナ・ヤンデルが座る。© Collections of the Department of Typography & Graphic Communication, University of Reading 〈Women in Type〉は、長い間見過ごされてきた“女性による活字産業への貢献”を再発見するための研究プロジェクトだ。〈Monotype Corporation〉と〈Linotype Limited〉(旧〈Linotype-Paul Ltd〉と〈L
※2022年4月5日18時追記:長いので、せっかくのセクション見出しを目次として冒頭に並べ、少し読みやすくしてみました。 目次 1. はじまりのQA 2. 並行世界にて(1)図書室好きのルームメイツ 3. 本木昌造は「活字」という語を使用した文献などを残していない? 4. 並行世界にて(2)アンダーリム眼鏡とOEDそして 5. 陸深『金臺紀聞』より 6. 並行世界にて(3)独仏蘭葡から揺籃期本を眺めると 7. 今回採用する江戸期の時代区分 8. 並行世界にて(4)日本国語大辞典 9. 《日国》用例への疑義等 10. 近世木活字時代の「活字」用例 11. 「探求心に終わりはない」 1. はじまりのQA 印刷博物館 印刷工房のツイッター・アカウントから発信された2022年3月15日付のツイートに、こういうものがありました。 3月5日に開催いたしました、#大人のための活版ワークショップ #ONL
はじめに 本稿は3部構成である。第1部「書体の歴史と分類」では前半でゴシックという言葉の由来や発生展開の概要をまとめ、後半ではブラックレターの分類を基に特徴を眺めてみる。第2部「ブラックレターとローマン体」ではブラックレターが選択使用された様子をローマン体と比較し、さらに工芸としての文字の視点からも眺め、第3部「近代ドイツ社会でのブラックレター」では近代ドイツに絞ってブラックレターの特異な扱われ方の様子とその背景にあるものを探りつつ、主要参考文献からの引用を案内として紹介する。 専門家の言葉から ブラックレターという活字書体についての本格的な記述は、タイポグラフィ上の他のテーマと比べて格段に少ない。雑誌や書籍でもブラックレターをテーマにした発行物はあまり見かけない。以下はタイポグラフィについての専門家たちからのブラックレターについての数少ない言葉である。 神聖なる目的を持った勤勉さを証明す
フォントワークス 書体デザイナー座談会[2]築地復刻書体プロジェクトを聞く〈前編〉:森田隼矢 × くぼた あゆか × 中村勇弥 フォントワークスで書体制作に携わるデザイナーを紹介しながら、今考えていることや取り組んでいることをテーマに話を聞く書体デザイナー座談会。第2回は、現在「築地復刻書体プロジェクト」を進めている森田隼矢さん、くぼた あゆかさん、中村勇弥さんの3名にお集まりいただきました。 東京築地活版製造所が鋳造した明朝体の二号活字を、「筑地(つくじ)二号明朝」として復刻するこのプロジェクト。これが一筋縄ではいかない、面白い書体のようで……? プロジェクトの概要から筑地二号明朝の魅力まで、前後編に分けてお届けします。 ※開発中につき、デザインは掲載画像から変更の可能性があります。 〈書体デザイナー プロフィール〉 森田隼矢 日本大学芸術学部デザイン学科卒業。2017年フォントワークス
This treasure chest of 600+ specimen cards holds a complete snapshot of the last metal type foundries in Germany. Produced between 1958 and 1971, the Schriftenkartei (Typeface Index) represents a West German agency’s effort to catalog all the country’s typefaces in production at the time. The cards are useful for type researchers and designers as they share a common format and show complete charac
今回は、「〈日本で「活字」という語はいつ頃から使われているか、また「Movable Type」の訳語なのか〉問題を掘り下げるためのメモランダム」の「10. 近世木活字時代の「活字」用例」にメモった話に関連することを、追加で書きつけておきたいと思います。きりしたん版や古活字版の時代、「活字」に関連する語彙は、どのようになっていたでしょうか。前回のメモは1~11でしたから、追加分を12から始めます。 12. 中根勝『日本印刷技術史』第7章「桃山時代・江戸初期の印刷事業」からのメモ 中根勝『日本印刷技術史』(八木書店、1999)第7章「桃山時代・江戸初期の印刷事業」に、幾つか興味深い資料が掲げられています。 まず1点。往時「一字板」の語が使われた例として、豊臣秀次の侍医だった小瀬甫庵が文禄5年(1596)に開版した『標題徐状元補注蒙求』の下巻末に掲げられている刊語の影印と活字翻刻文が掲載されてい
「国立印刷局の漢字木活字(Printing Chinese Characters, Engraving Chinese Types: Wooden Chinese Movable Type at the Imprimerie Nationale (1715-1819)」https://brill.com/view/journals/eaps/10/1/article-p1_1.xml というヤバい調査報告が2020年3月『East Asian Publishing and Society』10巻1号に出てた模様。 著者は、Michela Bussotti(フランス国立極東学院の中国文化史研究主任 https://www.efeo.fr/chercheurs.php?code=305&l=EN&ch=8 )と、Isabelle Landry-Deron(フランス社会科学高等研究院・近現代中国
2023年11月15日付で日本デザイン学会『デザイン学研究特集号』30巻2号(通巻108号)が発行されました。*1。 日本デザイン学会『デザイン学研究特集号』30巻2号(通巻108号)表紙(部分)副題が「タイポグラフィにおける書体 ―歴史・デザイン・使用の視点から」とされているタイポグラフィ研究の特集号で、次の内容となっています。 巻頭言 伊原久裕「特集テーマ「タイポグラフィにおける書体」について」 歴史 劉賢国「朝鮮王朝版 明朝体活字の誕生(1684-1884)」 孫明遠「聚珍仿宋体の開発、伝播およびその歴史的意味」 内田明「近代和文活字書体史・活字史から19世紀印刷文字史・グローバル活字史へ」 山本政幸「産業革命と19世紀サンセリフ体活字の発達:広告印刷のための書体デザイン」 阿部卓也「書体を生み出す構想力と技術―インディーズ書体の始祖としてのタイポス」 デザイン 髙城光「蔡国金文書体
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