追記: Kubernetes側での公式のアナウンスが2本出ているのでこちらも合わせてご覧ください。 kubernetes.io kubernetes.io Kubernetesコミュニティを眺めていたら、やたらめったら色んな人達が1.20 RCのリリースノート引っ張り出して「Dockerが非推奨になるからちゃんと対策を検討してね!!!」とアナウンスをしていて、挙げ句SIG Contributexではその対策に追われてバタバタしている自体を観測しました。 CNCF Ambassador Slackでもだいぶ燃え上がっていて、見かねて dev.to に記事を投稿したのでそれをかんたんに日本語にまとめてみようと思います。英語のほうはこちらをご覧ください。 dev.to 追記2. 影響範囲を知りたい場合はまずこちらをお読みください blog.inductor.me 追記2. 影響範囲を知りたい場合
Author: @urahiroshi, Engineering manager of Web Platform team 2022年8月4日、メルカリで “web-2” と呼ばれるサーバがシャットダウンされました。これはメルカリWeb版の開発に携わっているチームにとって、一つの区切りとなる出来事でした。 web-2はPHPで記述されたwebサーバで、2015年から https://www.mercari.com/jp/ 配下のコンテンツを配信していましたが、現在では複数のWebマイクロサービスがその機能を担っており、 https://www.mercari.com/jp/ 配下のページは後継となるWebマイクロサービスが配信するページへリダイレクトされています。 メルカリWebのマイクロサービス化に向けた開発が始まり、最終的にweb-2がシャットダウンされるまで、実に4年以上の期間がかか
たとえば次のような「user.proto」というプロトコル定義ファイルを用意し、これを変換する例を見てみよう。 syntax = "proto3"; message Picture { uint32 id = 1; uint32 width = 2; uint32 height = 3; enum PictureType { PNG = 0; JPEG = 1; GIF = 2; } PictureType type = 4; } message User { uint32 id = 1; string nickname = 2; string mail_address = 3; enum UserType { NORMAL = 0; ADMINISTRATOR = 1; GUEST = 2; DISABLED = 3; } UserType user_type = 4; repeated
REST, GraphQL, and gRPC are 3 popular forms client-server and server-to-server communication. Choosing can be difficult, so this concise guide can help. In each section, an example will be provided to illustrate retrieving a user. REST Notes HTTP paths describing data, e.g. /users as a collection of users Easily discoverable data, e.g. user ID 3 would be at /users/3. All of the CRUD (Create Read U
こんにちは、よしこです。 株式会社ナレッジワーク というスタートアップで、2020年4月の創業時から一人目のフロントエンドエンジニアをしています。 初期に考えて組み上げたスタックで1年半ほど開発・運用してみて、なかなか快適に日々開発ができているので 新規開発のプロダクト立ち上げ時にどのようにフロントエンドを構築したのか? 立ち上げから1年以上開発・運用を続けてきた今、それらの選択はどうだったのか? を記事にして振り返り、公開したいなと思いました。 (プロダクトの内容はステルスで進めていてあまり対外的な発信ができないので、かわりに技術的なところはどんどんオープンにしていきたいなという気持ちがあります) いろいろな項目ごとに振り返りたいので、この記事は各項目を横断するindexとして項目ごとの概要を簡単に説明し、深堀りは項目ごとに追って詳細な記事を書いていく予定です! 前提 プロダクトとしての
Go 1.19が8/2に早々にリリースされました。個人的にはGo 1.19よりも楽しみだったのが、サービス間通信とIDL(インタフェース記述言語)連載の中でご紹介したgRPCのGo実装の新星、Connectのアップデートでした。そしてそれはやってきました。 詳しい内容は↑の記事を見ていただくとして、Connectがその開発元ブログの紹介記事で宣言していたのが次の2つのことでした。 Go 1.19が出たらconnect-goは1.0にして以後後方互換性を守るよ connect-webを出すよ 前者はまだ0.3だったのですが、connect-webはリリースされました。歴史のあるフロントエンドのコードジェネレータはTypeScript対応が後付けだったりするのですが、TypeScriptがファーストシチズンかつ、ネイティブというコードジェネレータなので、開発はかなりやりやすくなることが期待され
こんにちは。shirou(@r_rudi) と申します。アーキテクトという名の雑用係をしています。 Alpaca Japanでは、2021年8月に「アルパカ証券」という証券サービスをはじめました。 この一連の文章は、アルパカ証券の裏側のシステムやその開発体制などについて述べたものです。なるべく証券分野に限らず説明していく予定ですので、証券サービスを立ち上げようとしている人たちにはもちろん、それ以外の方にも参考にしていただけるような文章を目指したいと思っています。 アルパカ証券とはアルパカ証券の詳細はホームページをご覧ください。また、第一種金融商品取引業者登録完了時のプレスリリースにも、「アルパカ証券」サービスの特徴が記載されています。 全体設計方針まず最初に、アルパカ証券を構成するシステムの全体設計方針について説明します。 マイクロサービス vs モノリシック設計は2018年中頃ぐらいから
Ubie では、創業当初から Server-Side Kotlin を推進してきましたが、全社的な技術選定を再度行い、これからは Go と Node.js を中心とすることにしました。 本記事では、Go と Node.js を選定した理由や、それを普及させる取り組み、そして選定の流れを紹介します。 経緯 これまで Ubie では技術スタックを発散させてきていて、現在は Kotlin、Go、Node.js、Ruby、Python のバックエンドサービスが動いています。以前は新規開発が多く、それぞれに携わるメンバーが技術選定をすることにより、最大瞬間風速を出せるなどのメリットがありました。しかし、現在では弊害が目立ってきています。 まず、事業成長に伴って運用の重要性が増しています。人材が潤沢とは言えないスタートアップにおいて、様々な技術スタックを安定運用することはコストが高すぎると感じています
最近以下のような記事で個人開発のコストの話をよく見かけて、ちょうど自分も個人サービスをコストカットのためにVPSからほぼ無料なスタックに移行していたので構成とかを書いてみる。 前提としてはこんな感じ。 仲間内で使ってるだけのWebアプリケーション。月イチくらいしか使わない 技術スタックは技術的な実験とか学習を兼ねているので多少オーバースペックになるのはいい お金はなるべくかけたくない 移行前のスタック フロントエンドはNuxt.js、Netlify バックエンドはRailsでgRPC、envoyを噛ませてフロントエンドからはgRPC-Webで呼んでる VPS上にバックエンドのアプリケーションとDB(postgres)を動かしてる バックエンドは普通のRailsアプリにしてHerokuにするのが一番楽でお金もかからないんだけど、gRPC-Webを試してみたくて、そうするとproxyが必要にな
2024年7月25日紙版発売 柴田芳樹 著 A5判/208ページ 定価2,860円(本体2,600円+税10%) ISBN 978-4-297-14293-3 Gihyo Direct Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com 電子版 Amazon Kindle honto この本の概要 本書は,著者が1993年から約30年間経験してきたAPI仕様の作成,2003年から20年間経験してきたテストファースト開発/テスト駆動開発の知見をまとめたものであり,一般的なソフトウェア開発者が習得することが容易ではない事柄を,本書を通して学び,実践してもらうことを目的としています。 本書が提唱する「API仕様ファースト開発」はWebサービスにおける大域的なテスト駆動開発の実現に必要なものであり,また,API仕様ファースト開発を実現するにはテスト駆動開発が必要です。API仕様ファースト開発とテスト駆動
はじめに この記事は、海外サイトhttps://tutorialedge.net/golang/go-grpc-beginners-tutorial/ の内容をベースに一部修正を加えたものです。この記事を読み進めることでGoでシンプルなgRPCクライアントとサーバーを構築することができるようになります。 ※gRPC公式より抜粋(また、以下の説明でも一部参考にしています。) gRPCとは? gRPCはGoogleによって開発されたRPCフレームワークです。 RPCはRemote Procedure Callの略で、逐語的に訳すと「遠隔手続呼び出し」となります。これはすなわち、「あるプログラムがネットワーク上の異なる場所に配置されたプログラムを呼び出して実行すること」と読み取れます。 公式による定義 サービス定義 多くのRPCシステムと同様に、gRPCはサービスを定義するという考えに基づいてお
3-shake にはSreake共有会 という毎週、火曜日と木曜日に担当者が現場で得た知見などを発表する社内勉強会が開催されています。こちらのブログはそれらを変更修正しております。 syu-m-5151.hatenablog.com 元々しようとしていたの話 Go 1.18 の最新情報←Generics の深い話とかはもう既出すぎて気になる人は読んでる Go でのTDD(が実は20周年なので)←書いてる途中で自分が言うべきことなんてないことに気付く 今後、案件で増えるであろう gRPC についてインフラエンジニアが知っておいても良いと思ったという話 ← 今ここ TL;DR protobuf (Protocol Buffers) はデータフォーマットで、JSONの役割を置き換えるものです。一方 gRPC は通信プロトコルで、HTTPの役割を置き換えるものです。 gRPC をライブラリやツール
Go を使ってプロダクトを作る時、Makefile を使ってビルドを指定することが多いです。 理由としては、 バージョン情報などを埋め込むのに都合がいい 複数のバイナリを吐き出す時に都合がいい Go のビルドオプションを指定するのにいろいろあって整理しておきたい 事前にコードジェネレータで書き出す部分があり、それを考えると Makefile などで整理したい などなどです。なので今回はプロジェクトが大きくなっていく中でどういう Makefile の書き方をしているか、というのをご紹介しようと思います。 サンプルとして、今回のプロジェクトでは gRPC を使ったチャットサービスのサーバーとクライアントを作ることにします。リポジトリは https://github.com/rosylilly/gochat に置いておきました。 Step 1. バージョン情報を埋める 今回はサーバーとクライアン
イントロダクション 目下、開発中のプロダクトなので詳しいことは書けないのですが、いろいろと気付きの多い出来事だったので、 少し自分自信の振り返りも兼ねて、投稿してみたいと思います。 これは、決してGoよりPythonのほうが優れているとかそういった話ではないです。 今回、自分は開発者というよりプロジェクトマネージャー(以降、PM)という立場になります。 Goの採用 当社のコア技術はPythonなのですが、今回、開発にあたってGoを採用していました。 主な採用理由としては、「プロトコルとしてgRPCを採用するにあたって、gRPCとの組み合わせ事例が多い」からでした。 gRPCの採用理由は、「同時に企画されていた別プロダクト(Python)との連携が想定されており、異なるプログラミング言語間でも型を維持したままデータ交換が可能」なことからでした。 当初は、プロダクトのリリース時期も未定でプロト
DMM Groupのエンジニアが、Goを活用したプロダクト事例やトレンド、現場のリアルを話すイベント「DMM.go」。2回目の今回は、DMM.com プラットフォーム事業本部 エンジニアの本田雄亮氏が、Goaを使ってAPIサーバーを作る方法について紹介しました。関連資料はこちら。 手作業のドキュメントとコードとは乖離する 本田雄亮氏:今回、「Goaを使ってAPIサーバー開発してみた」というタイトルでお話ししたいなと思います。 まず自己紹介です。プラットフォーム部というところで基盤システムの開発をしています。バックエンドのエンジニアです。名前は本田です。興味あるのは、Goとかアーキテクチャ。DDDとかがけっこう好きなので、もし懇親会に参加される方がおられたら、Goaだけの話じゃなくて、Go全般だったりアーキテクチャ、DDDまわりでもお話できたらなと思っています。 さっそくメインテーマのGoa
昨年はmikutterをほとんど触っていなかったのだが、この頃また大きめの機能開発を行っているので、生存報告を兼ねて現状何をどこまで作っているかを書いておく。 今はプロトタイピングの段階で、まだそれをまとめて動かせるような状態にはなっていない。できてもいない話を書き残すのは嫌なのだが、一応コードはあるから……という言い訳をしつつ、往生際の悪いことにまだmikutterに機能追加する意欲があるということを伝えるとともに、自分の頭の整理も兼ねてこの記事を書いている。 (書いてる最中に2013年から存在していたバグを見つけてしまってリリースを打つ羽目になったので、この記事から生存報告の意味はほとんど失われてしまったのじゃ……。) mRPCとは Pluggaloidは、システムをプラグインという単位に切り分けて個別に開発できるようにしつつ、イベントなどの仕組みを使って柔軟にそれらを連携させることが
Go Conference 20' Autumn SENDAI - https://www.youtube.com/watch?v=7SdxaKurDOc - How to design a good API and why it matters https://research.google/pubs/pub32713/ - gRPC の話 https://speakerdeck.com/south37/real-world-migration-from-http-to-grpc-in-ruby-number-grpcconf - https://github.com/izumin5210/hx
こんにちは、エンジニアリンググループの福林 (@fukubaya) です。 先月から、今年の秋くらいにリリース予定の新サービスの設計、開発を始めました。 せっかく新しく始めるサービスなので、まだ経験したことがない言語やフレームワーク、技術を使わないと楽しくありません。 そこで、バックエンドにGoにして、フロントのAPIまで含めてgRPCの .proto ファイルで定義を一元化し、APIコードは protoc で生成させる計画を立てていたのですが、 フロントでgRPCとなると、 gRPC-web か grpc-gateway になるが、リリースまでに使える期間では認証も含めると検証が間に合わなさそう Goだけでなく、terraform(インフラ設計もやります) も Vue.jsも今回が初めて、というメンバーもおり、さらにRESTではなくgRPCも、となると未経験技術が多すぎてキャッチアップが
Today we're releasing Connect, a slim framework for building browser and gRPC-compatible HTTP APIs. Connect is production-ready — focused, simple, and debuggable — and it's fully compatible with gRPC clients and servers. If you're frustrated by the complexity and instability of today's gRPC libraries, we think you'll find Connect a breath of fresh air. connect-go is available now under an Apache 2
AWS News Blog New – Application Load Balancer Support for End-to-End HTTP/2 and gRPC Thanks to its efficiency and support for numerous programming languages, gRPC is a popular choice for microservice integrations and client-server communications. gRPC is a high performance remote procedure call (RPC) framework using HTTP/2 for transport and Protocol Buffers to describe the interface. To make it ea
こんにちは。SRE/データストアチーム の飯塚です。 私たちのチームではデータベースを代理で操作したり情報を取得したりするサービスをいくつか作り、それをプロダクトチームが利用できるように gRPC 経由で提供しています。ところで、ある日突然「分散トレーシングを活用していくことになったので、あなたのチームのサービスも対応させてください」とお願いされたらどうすればよいでしょうか?私はこれまでにいろいろなカンファレンスで分散トレーシングや OpenTelemetry についての講演を聞いていたので、理念は理解した、便利そうだ、導入してみたい、と思ったことは何度かありました。しかし実際に導入しようとして SDK のドキュメントを開いてみると、理解しなければいけない(ように見える)概念や、使い方をマスターしないといけない(ように見える)API の数に圧倒されてしまい、後回しにしてしまっていました。
技術部 SRE グループの鈴木 (id:eagletmt) です。 クックパッドでは Amazon ECS をオーケストレータとして Docker を利用しています。Docker 自体は2014年末から本番環境にも導入を始めていましたが当時はまだ ECS が GA になっておらず、別のしくみを作って運用していました。2015年4月に GA となった ECS の検討と準備を始め、2016年より本格導入へと至りました。クックパッドでは当初から Hako というツールを用いて ECS を利用しており、Hako の最初のコミットは2015年9月でした。 https://github.com/eagletmt/hako/commit/7f95497505ef78491f3f68e9d648204c7c9bb5e2 当時は ECS に機能が足りずに自前で工夫していた部分も多かったのですが、ECS やそ
ソウゾウの Software Engineer をやっています、@mookjp です。 8/10 の記事「メルカリShopsの技術スタックと、その選定理由」では、メルカリ Shops のアーキテクチャについて、その全体像を紹介しました。 この記事では、そのうちの BFF(Backend for Frontend) レイヤとして用意した GraphQL サーバについて、NestJS を使った実装例を交えて紹介します。 GraphQL とは GraphQL サーバ周辺の構成 NestJS とは GraphQL Module NestJS で Code First なスキーマ定義をする Object types の定義 Query と Mutation の定義 GraphQL スキーマの生成 スキーマの Breaking Change (破壊的変更)を防ぐ DataLoader を使って Bat
概要 かねてよりgRPCおよびgRPC-Webに興味があり、これを用いてシンプルなリアルタイムチャットサービスを制作し、公開した。 本稿では、その開発工程について解説する。 ゴール gRPC-Webを用いて「わいわいチャット」を作る。 https://waiwai-chat-2019.aanrii.com/ ※2020年9月現在、公開停止しました。 内容はシンプルなチャットアプリケーションだ。サイトを開くとまず過去ログが表示され、ほかの入室者の投稿が随時流れてくる。任意の名前で入室すると投稿欄が出現し、発言ができる。発言した内容はサイトにアクセスしている全員に、即座に共有される。過去ログは無限スクロールで遡ることができる。 フロントエンドはReactを用いたSPAとし、Netlifyを使って静的サイト生成・配信する。また、バックエンドはGKE上で動くNode.jsアプリケーションとし、かつ
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