ソフトウェアを行っている会社は世に数多ありますが、これらの会社はその出自により﹁海の民﹂と﹁山の民﹂に分けられると思っています。 山の民 山の民は、先祖をたどると恐らくIBMに行き着きます*1。 彼らは、スーツを着てプログラムを書くことで知られており、SIerを中心としたピラミッドを形態のコミュニティを築き、長らく純粋に企業向けに請負契約でビジネスシステムを構築することを生業としてきました。 かつては、COBOLやC/C++、VisualBasicなどという言語が好まれておりましたが、今ではほぼJavaとC#に置き換わりました。 彼らは、枯れたシステムを好みます。新しく便利な機能よりも、古くてバグが少なく*2、利用実績の多いプロダクトを利用することによって、自分たちの仕事がうまくいくと思っています。 伝統的にウォーターフォール型のプロジェクトを好み、勘定系や物流系など、企業の基幹を担うシス