ブックマーク / shorebird.hatenablog.com (2)
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図説アフリカの哺乳類 その進化と古環境 作者: Alan Turner,Mauricio Anton,冨田幸光出版社/メーカー: 丸善発売日: 2007/04/14メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (1件) を見る 本書は,系統分類・進化生態学者のアラン・ターナーと生物学者でかつイラストレーターのマウリシオ・アントンの手になるアフリカの哺乳類の進化についての総説書である.進化史の全体像を,大陸移動,気候変動,化石からの復元,生態的考察などの様々な視点から見事に描いてくれている.またアントンの手になる化石からの復元イラストは非常に素晴らしく,それだけでもこの本を手に取る価値はあるだろう.対象となっているのはアフリカの哺乳類ということだが,主に大型の哺乳類を扱っていて草食獣と肉食獣,そしてヒトの祖先が中心になっている.記述はアフリカ大陸の概説,個別の動物群
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﹁ネコひねり問題﹂を超一流の科学者たちが全力で考えてみた ﹁ネコの空中立ち直り反射﹂という驚くべき謎に迫る 作者:グレゴリー・J・グバーダイヤモンド社Amazon 本書は物理学者であるグレゴリー・グバーが﹁ネコひねり問題﹂について語った本になる.﹁ネコひねり問題﹂というのは,﹁ネコは逆さ向けにして落とされても空中でうまく身体をひねって脚から着地するが,物理学的に考えてみて,なぜ,どのようにしてそのようなことができるのか﹂という問題だ.書店でこの本を見かけて最初に感じたのは,ネコは頭からひねってその後身体全体の向きを変えることができるが,それだけの問題をどうやったら一冊の本にまで膨らませることができるのだろうかということだ.そしてそれに興味を引かれて購入して読んでみたものだが,この﹁ネコひねり問題﹂には何重にも絡まる謎があって,どうしてなかなか奥深く面白い.原題は﹁Falling Felin
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