﹁金パブ﹂と聞いてなんのことか分かる人は増田には少ないと思う。 ﹁金パブ﹂とは数ある感冒薬の中でも薬局の棚で光り輝いている、 金色のパブロンのことで、 一般的には、﹁パブロンゴールドA微粒﹂のことをさす。 そんな﹁金パブ﹂を愛してやまない男がいた。アダ名はよっちゃん。 社内が禁煙になってからは、 口が寂しいので、よっちゃんイカをしがみながら仕事をしているため、 よっちゃんと呼ばれたそうだ。 ちなみに知り合って5年になる。 よっちゃんは、目を覚ますとまず﹁金パブ﹂を牛乳で喉の奥へ流し込む。 彼はこれを﹁おめざの金パブ﹂と呼んでいる。 それからショートホープを吸ってから、あらためて﹁金パブ﹂を水無しで飲む。 これは朝食代わりだそうだ。 ﹁粉薬をよく水無しで飲めますね?﹂とよく聞かれるそうだが、 彼に言わせると、﹁なぜ、きな粉が食べられて、金パブが食べられないのか謎﹂だそうだ。 ちなみに彼は﹁金
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