![書肆スーベニア(東京) ゲーム実況・倉庫勤めを経て浅草橋へ。行き交う人に託す「本」というお土産|好書好日](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/90a1b8e272e5113ce6db37115b971743ea0c515f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fp.potaufeu.asahi.com%2F1829-p%2Fpicture%2F27613422%2F91a1b0d0f90bd4fafb4fc0e86ffc3612.jpg)
長い道のりを経て、仏教はベルギーで3月末に正式に宗教団体として認定されました。2006年にベルギー仏教連合(UBB)が仏教を無宗派の人生哲学(philosophie non confessionnelle)として認定するよう求めてから17年してようやくここまでたどり着きました。 欧州連合(EU)加盟国で仏教が正式に認められるのはオーストリアに次いで2カ国目。今回の認定により、仏教徒を港や空港、刑務所や軍隊といったところに派遣できるようになるほか、教育機関で仏教のコースを教えることが可能になります。人々が精神的な指導を必要とする場所で、仏教の倫理的価値を活用し、これらの価値観を広めることができるようになるわけです。 仏教の教えを広めることが可能に 今回の認定が示すのは、仏教が小さな現象ではなく、ベルギーの社会の中に溶け込んでいるという事実です。実際にヨーロッパ、特にベルギーでは仏教徒が増えて
ところで、大江健三郎が亡くなった直後に、村上の『街』が出たことにはやはりそれなりに象徴的な意味があるだろう。最後にそのことを述べておきたい。 先日リアルサウンドの批評(福嶋亮大の大江健三郎 評:《弟》の複眼――大江健三郎の戦後性)でも記したように、大江健三郎は戦後日本を外部のない「閉鎖空間」として捉えた作家である。先行する安部公房が中性的な「壁」をテーマとしたのに対して、大江は「粘液質の厚い壁の中」に閉じ込められ「不思議な監禁状態」に置かれた若者を描き続けた(「他人の足」1957年)。この粘っこく濃密な空間のなかで、大江の主人公はいわば右目と左目で異なる世界を見るように強いられる――このパララックス(視差)にこそ、経験豊富な≪兄≫の世代の戦後文学者(野間宏や大岡昇平に代表される)たちとの違いがあることは、先の批評で詳しく述べたとおりである。 大江自身は「敗戦の現実に立ち、終末観的ヴィジョン
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。Twitter: @shiropen2 米スタンフォード大学とGoogle Researchに所属する研究者らが発表した論文「Generative Agents: Interactive Simulacra of Human Behavior」(プレプリント)は、ChatGPTなどで制御したキャラクター25人が1つの町で一緒に生活したらどうなるかを検証した研究報告である。それぞれ架空の人格を持ったキャラクター達がバーチャル世界で創発的な行動を繰り広げ、その様子を観察し考察する。 研究者らは、ChatGPT(GPT-3.5)とカスタムコードで制御する25人のキャラクターが、高度にリアルな行動で
[今回のスゴい対談相手]佐渡島庸平 2002年講談社入社。『週刊モーニング』の編集者として『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などを担当し、大ヒットに導く。講談社を退社後、クリエイターエージェンシー会社・コルクを設立。インターネット時代のエンターテイメントのモデル構築を目指している。 [今回のウマいお店]スパイスキッチン ムーナ 住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-12-13 5F TEL:03-3411-0607 https://www.moona.jp 平日(火曜〜金曜) ランチ:11:30〜15:00(LO 14:30) ディナー:18:00〜22:00(LO 21:00) 土曜・日曜・祝祭日 ランチ:11:30〜15:30(LO 15:00) ディナー:17:30〜22:00(LO 21:00) 月曜・最終火曜/定休日 ※売り
月刊『創』(つくる)最新号の5月号は特集「マンガ・アニメ市場の変貌」。毎年この時期に掲載しているマンガ特集だが、この何年か、デジタル化の影響でマンガ界に大きな変化が現れつつある。 というより、マンガはいま大きな歴史的局面を迎えているのだが、どうも新聞などの大手メディアではあまりそのことが大きなニュースになっていない。ここで『創』5月号特集の総論をもとに、そのことの意味を考えてみたい。ちなみにマンガだけでなくアニメもまた、今大きな変革期を迎えている。日本テレビやテレビ朝日などテレビ局が次々とアニメ事業部といったものを社内に設けるようになっているのもその現れだ。 2020年はまさにマンガの歴史においてエポックメイクな年と言えるだろう。 マンガ黄金時代の総販売額を上回ったという驚き 出版科学研究所の調査データによると、電子を含めたマンガ全体の推定販売金額が、これまでピークとされてきた1995年を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く