アポダイゼーションフィルタを使って錯乱円の境界を曖昧にすることで、とろけるようなボケを得るSTFレンズというのがある。一方で、絞りを変えながら同一の被写体を連続撮影して平均合成すれば、STFレンズと同様の効果が得られることが知られている。ところで、絞りブラケット撮影機能はあまり普及していないが、Sモード︵シャッター優先オート︶でAEブラケット︵露出ブラケット︶撮影をすれば、露出は異なるが絞りを段階的に変えた写真を一気に撮影することができる。ならば、AEブラケットの結果を後処理で露出を揃えてから平均合成すればSTFモードの代替になるのではないかと考えた。結論としては、ちゃんとSTFモードの代替になる。以下のようなとろけたボケが普通のレンズと普通のカメラで出せる。 元画像の一枚は以下のF2.0もので、M.Zuiko 45mm F1.8で撮っている。これをはじめとして、F2.2、F2.5、f2.
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