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Bill Mitchell, “Deficit spending 101 – Part 1, Bill Mitchell – billy blog, February 21, 2009. Part2の邦訳、Part3の邦訳 財政赤字を心配するべきではない、とか、赤字は債務でファイナンスされているとは限らない(政府が実際に債務を増やし財政赤字になっているとしても)というのはどういうことか説明してほしいというメールがたくさん来る。そこでこれから数週間にわたってこのトリッキーな問題についていくつかのエントリを書こうと思う。まず、赤字がどのように発生するか、そしてそれが経済にどのような影響を与えるかを説明しよう。まずは、特に次のような考えから自由になろう。「政府が赤字支出をすると、自動的に借入れをする必要が生じ、金融市場(そこには限られた貸出枠しかない)に圧力がかかり、金利が上がって、本来生産に向
3月14日、15日の日銀金融政策決定会合で日銀は現状維持を決定した。筆者が注目したのは、決定会合後の記者会見で、黒田総裁が予想インフレ率について「このところ弱含んでいる」と指摘したことだ。 日銀が行っている「マイナス金利付き量的・質的金融緩和策」は、2%のインフレ目標を早期に達成するという意思を明確なコミットメント(約束)として示した上で、そのコミットメントを裏打ちするために「量」・「質」・「金利」の三つの側面を通じ大規模な金融緩和策に踏み込む、そのことによって予想インフレ率を上昇させること、長期金利の上昇を抑制することが目的である。 予想インフレ率、長期名目金利、予想実質長期金利との間には、次のような関係が成立している。 予想実質長期金利 = 長期名目金利 - 予想インフレ率 予想インフレ率が上昇し、長期金利の上昇を抑制すれば、上の式に基づいて長期金利から予想インフレ率を差し引いた予想
マネタリーベース、バランスシート最新データの使用グラフはこちら 日銀は、欧米の中央銀行、FRB(アメリカ)、ECB(ユーロ圏)、BOE(イギリス)と比較して、量的金融緩和が足りない、としばしば指摘される。それに対して、日銀は、量的金融緩和を十分実施している、と反論している。今回は、どちらの意見が正しいのかを分析する。 日銀と欧米の中央銀行の量的金融緩和を比較する場合、中央銀行のバランスシートの金額を比較する場合と、マネタリーベースの金額を比較する場合がある。バランスシートの金額を使用する人の方が多いが、私は、中央銀行のバランスシートには、量的金融緩和と無関係の項目がかなり含まれていると考える。マネタリーベースの方が、バランスシートより、ベターな指標だと考えるので、マネタリーベースを使用することにする。マネタリーベースのデータは、日銀、セントルイス連銀、ECB、ONSのサイトに掲載された数値
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