パチンコ機器メーカー30社で作る﹁日本遊技機工業組合﹂︵東京・中央区︶は、来年4月から、午前5時~同9時と、午後5時~同9時の間、パチンコ台のテレビCMを自粛することを決めた。 パチンコのCMが近年増加していることに対し、﹁子どもが見ている時間帯にふさわしくない﹂といった批判が視聴者から高まっていることを受けたもの。 民間の調査機関﹁CM総合研究所﹂︵東京・港区︶によると、在京キー局5局でのパチンコ関連CMの年間放送回数は、2004年には2066回だったが、07年には1万3151回にまで急増。今年は1~10月だけで1万6443回に上っている。パチンコCMをめぐっては、今年4月、放送界の第三者機関﹁放送倫理・番組向上機構﹂︵BPO︶の青少年委員会でも、問題視する声が上がっていた。