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外資系レコード店のバイヤーからキャリアをスタートし、インディーズ系流通会社を経て、2006年にディスクユニオンに入社。現在まで600を超えるCD・LPタイトルを制作・販売してきた金野篤。彼のレーベル〈SUPER FUJI DISCS〉で手掛けてきた数々のリイシュー作品を見て感じるのは、歴史の中で埋もれている日本の音楽を掘り起こし、現在に再び流通させる姿勢である。『1974 ONE STEP FESTIVAL』(2017年 / 21枚組)、『1977ROLLING COCONUT REVUE JAPAN CONCERT』(2018年 / 14枚組)などのBOXセット作品を筆頭とする、丁寧な取材を伴ったライナーノーツとあわせて当時の音源を網羅的にパックしていく仕事ぶりは、さながら歴史的価値を見極め、今に伝わる形で情報を編み直し、保存していく「音楽のアーキビスト」なのだ。 またリイシューと並行し
私が言う「移民」は「違う地域・文化圏から来て今ここに住んでいる人」を意味します。違う文化の間で苦しんだり、どっちの文化も自分のものにしたり、それらを融合して新しいものが作れたり、全てが移民です。例えば田舎生まれ育ちの人が上京した場合も、その文化の違いによって深くて濃い経験をするならば、その人は自分を移民と呼んで良いでしょう。 MOMENT JOON 日本移民日記 第1回 「ない」と言われても僕はここに「居る」 「『Passport & Garcon』は全然評価されていないです」 Moment Joon は私にそう語ってくれた。自らのトラウマ的な体験を盛り込んだ自伝的アルバム『Passport & Garcon』はTBSラジオ『アフター6 ジャンクション』で取り上げられ、また ASIAN KUNG-FU GENERATION の後藤正文こと Gotch が主宰する『Apple Vinegar
オオルタイチの内側から溢れでた音楽を、幾重にも重ねて生まれたカセットテープ作品『?』が世に出たのが1999年。電子音と非言語が融合した即興音楽は、ダンスホールレゲエのパトワ語の響きと出会い、言葉を持たない歌へと変容を遂げていく。さらに、数多の人との出会いにより、彼の音楽は多面的に展開。バンド “ウリチパン郡”(現在は活動休止)やYTAMOとのユニット“ゆうき”などソロではなくバンドやユニットでは日本語で歌うことでその音楽に意味合いが帯びる。活動は彼一人の表現だけにとどまらず、2012年に立ちあげたバンドプロジェクトOorutaichi Loves the Acustico Paz Nova Band、折坂悠太やJuana Molinaなどの楽曲のリミックス、水曜日のカンパネラへの楽曲提供、 康本雅子とタッグを組んだ舞台パフォーマンスなど表現の場所も方法もそのたびに変化しながら拡張を続けてい
人は保守的になる生き物だ。理想と現実の生活を天秤にかけたとき、今の生活を大きく変化させることを考えると、理想に踏み込むのを躊躇してしまう人は多いだろう。でも「それで満足か?」と問われればそうではないし、数年後に「あの時、決断しておけば」と後悔するのは目に見えて明らか。しかし、いざ理想を選ぶと、たどり着くまでに様々な困難や悩みを抱えるのも事実である。理想と現実、アンビバレントに揺れ動く人が多いなか、おとぼけビ~バ~は自らの理想へ突き進む。 京都出身のバンドで2017年のフジロックではROOKIE A GO-GOに選ばれ、昨年には配信シングルとしてリリースされた”あなたわたし抱いたあとよめのめし”はSpotifyの日本でのバイラル(人気)チャートで1位になった。また世界最大級の野外音楽フェスであるコーチェラ・フェスティバルでは日本からX JAPANとともに出演。今年もアメリカのサウス・バイ・サ
スマスイ(須磨海浜水族園)、モトコー(元町高架通商店街)、新開地、稲荷市場に湊川商店街……。アーバンなイメージに埋もれがちな神戸のさまざまな側面を、アナーキーかつ下町愛にあふれた文と写真で切りとる神戸市広報課ページのエッセイ連載『ごろごろ、神戸3』。その書き手である平民金子の個展が、塩屋・784JUNCTION CAFEの2階ギャラリーにて開催される。 かつてはてなダイアリーのブロガーとして知られた平民が、稲荷市場の佇まいに惹かれて神戸に越してきたのは2015年ごろだという。同時期に生まれた子供を連れ、父親の視点から変わりゆく町の悲喜こもごもを記録してきた同連載は、SUUMO掲載の初回も含めれば今年で3年目。昨年にはスポーツ新聞をかたどったタブロイド版も刊行され、日本屈指の“無頼派広報ブログ”として市内外で人気を博している。 今回展示されるのは、平民がこれまで神戸で撮り続けてきた、連載でも
バイタリティに満ちた即興パフォーマンスで全国の音楽好きを魅了し、tofubeatsやimai (group_inou) らの客演も果たした京都のSSW・中村佳穂。すっかり売り切れていた手売りの1stアルバム『リピー塔がたつ』に次ぐ、2年半ぶりの新作『AINOU』が本日発売された。 一度でも生で見た方ならご存知だろうが、彼女のプレーにはライブという場への徹底的な愛と敬意がある。しかし今作は、そんなパフォーマンスの延長線上にあった前作とはまったく異なるコンセプトのアルバムだ。1曲目“You may they”から鳴り響く、荒木正比呂(tigerMos, レミ街、fredricson)の手でカットアップされたドラミングがその違いを雄弁に物語っている。 今回のインタビューで、中村はジャンルも世代も拠点も異なるサポートメンバー達との深い関係性や、彼らと理想の音楽を追求する楽しさについて嬉しそうに語っ
ひんやりとした室内、古い紙のにおい。私は図書館が大好きだ。 この記事は去る6/10(土)、京都府立図書館で行われたOKAZAKI LOOPS 2017『CALM -NIGHT LIBRARY LIVE-』のレポート記事である。自分を形成した要素ともいえる「図書館」と「ライブ」の融合という、私のためのようなイベントに思えたから、この取材の参加には迷わず挙手をした。あるようでなかった新しい試みといえる図書館ライブ、実際にどんな雰囲気だったかをお伝えしたい。 このイベントは週末の閉館後の時間を利用した、最小限の音響機材と穏やかで美しい音楽を生み出すミュージシャンによる、 図書館のための図書館らしい演奏会。コンセプトは以下の通りだ。 図書館の音を探して 図書館では無音を維持するのが当たり前のこと。 しかし本当にそうでしょうか。 私たちが本を読むとき、音楽は身近に存在します。 本を読むとき、
Weekend in the Kyoto名義で、Homecomingsやベランダなど、数多くの京都のバンドのMVを数多く手掛ける映像クリエイター・篠田知典が、この夏に製作予定の映画『下鴨ボーイズドントクライ』の俳優オーディションを開始した。 今回の映画は、バンドをやっていて、留年が確定している大学生のせいいちと同棲をしている彼女、七瀬の物語で、音楽サークルに所属していたり、ライブハウスに出入りした経験のある人は誰しもが「ウッ……」となるストーリー。なんと今作の企画は、自身の失恋がきっかけということにも驚きだが、大学生活の四年間を京都で過ごし、数多くのミュージシャンと身近で見てきた篠田監督らしい着眼点だとも思える。 またこの作品は2012年から始まった新進気鋭の映画監督とアーティストの掛け合わせによる映画制作企画を具現化する音楽×映画プロジェクト『MOOSIC LAB 2018 』の正式上映
「働きながら音楽活動をする」。 このインパクトあるイベント名、最近見かけた方も多いのではないでしょうか?先日東京で行われたこのイベントのレポート記事がアップされ、瞬く間に大拡散、さまざまな論争がSNS上で繰り広げられていました。 この「働きながら音楽活動をする」というイベントはサラリーマンバンドマンが集まり「どのように働きながら音楽活動」をするかの経験や知見をシェアしたイベント。東京編には鳥居 大氏(ATATA)、小川 保幸氏( DEEPSLAUTER)、上杉 隆史氏(Endzweck)の年間数十本ライブをこなす猛者3名が登壇し、レコーディングや海外ツアー、日々のライブなどをどうやって働きながらこなしているのかをプレゼンしました。イベント終了後の懇親会では名刺交換会になったとか。このイベントを通し、新しいコミュニティが形成された瞬間だったに違いありません。 さて、このイベント一体どんな人が
「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…
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