他人が作成した文章や画像、いわゆる著作物を利用したい場合、その著作権者の﹁許諾﹂が必要です。 しかし、著作権法上、﹁引用﹂﹁転載﹂であれば、この﹁許諾﹂は不要になります。 この﹁引用﹂﹁転載﹂をするには、どのようなルールがあるのでしょうか。正しくそのルールを理解しないと、結局著作権侵害になってしまいかねません。 そこで今回は、知らぬ間に著作権法に違反をしてトラブルにならないように、文章や画像の引用や転載についてまとめておきます。ぜひ参考にしてみて下さい。1、著作権の引用を知る前に〜そもそも著作権侵害とならない場合 著作権は、著作者が著作物から生ずる経済的利益を確保するための権利です。この著作権保護のために作られているのが著作権法です。 なお、以下で著作権法の条文を引用する場合には単に﹁法﹂と記載します。 ︵1︶著作権保護対象とならない場合 そもそも引用・転載の対象が著作権法上保護されるも