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事例作成日 2020年03月01日 登録日時 2020/04/26 15:53 更新日時 2020/05/28 13:04 今回のおすすめはこちらの5冊。 ご興味のある事柄から選ばせていただきました。 ・山田英春/著『風景の石パエジナ』創元社 2019年 縞模様と幾何学模様の合わさった非常に複雑な造形が「風景」を思わせるイタリアの石「パエジナ」。アルノー川周辺で採れるユニークな模様の石をタイプ別に掲載し、その魅力を伝える。アメリカや中国など世界の風景石も収録。 ・中西進/著『「旅ことば」の旅』ウェッジ 2017年 巡礼、遊子、ひだる神、高原列車、秘境駅、旅だより…。旅に関連する88のことばについて綴る。日本人にとっての「たび」の意味が見えてくる一冊。『ひととき』連載に書き下ろしを加えて単行本化。 ・竹内薫/著『ノーベル賞受賞日本人科学者21人こころに響く言葉』悟空出版 2019年 「一日生
①では、「ポルトガルから日本へやってきた」の項目では、「日本では16世紀の南蛮貿易のころにトランプの元となるものがポルトガルから輸入されたようです。ポルトガル語ではカードのことを「カルタ」というので、当時の日本でも「カルタ」とよばれていました。その後、19世紀の明治時代になると、今度は欧米流のトランプが日本でもはやりました。欧米の人がゲームをしているときに「トランプ(切り札)」といっているのを聞いた日本人が、カードそのものを「トランプ」とよぶようになったのではないかと考えられています。」と記載されている。 ②では、「室町時代に日本伝来!」の項目では、「トランプが日本につたわったのは、16世紀ごろのこと。ポルトガルの宣教師によって持ち込まれ、当時は、「南蛮かるた」と呼ばれていました。というのも、トランプは、ポルトガル語で「かるた(carta)」を意味するからです。」とあり、さらに、「ちなみに
日本には法律で定められた国花はないが、一般にはサクラないしキクが日本を表徴する花として用いられている。 いけばなの伝書には「昔は花といえば梅のことであったが、時代が下ると桜を花というようになった」と書かれている。 『世界大百科事典 10 改訂新版 コウフ-コン』 『サクラの文化誌』 『日本文化のかたち百科』 以上を提供し、複写していかれた。 以下にも「国花」の項があった。 『ブリタニカ国際大百科事典 7 コウキ-コモ』 『日本大百科全書 9 2版 こうは-さう』 レファレンス協同データベース(https://crd.ndl.go.jp/reference/ 2024/01/23 最終確認)にてキーワード“国花 日本”で検索したところ、以下の事例が見つかった。 埼玉県立久喜図書館 の『日本の国花はサクラということらしいが、正式な指定を受けたのか。また、いつ、何によってか。』 ([転記用URL
ギリシャ神話のパンドラの箱について、「箱ではなく壺だった」「壺は2個あった(確か一つは禍いで一つは幸福)」という話が載っている本を探している。 「箱ではなく壺だった」 『仕事と日』(岩波文庫) pp.16-24に「パンドーレーの物語」があり、pp.22-23に、「ところが女はその手で甕の大蓋をあけて、甕の中身をまき散らし、人間に様々な苦難を招いてしまった。」との記述あり。 ヘーシオドスによる『仕事と日』はパンドラについて書かれた最古の物語と言われており、「箱ではなく元々は甕(壺)であった」と言える。 『時間を忘れるほど面白い「世界の神話」』(三笠書房)pp.30-31 『世界神話伝説大事典』(勉誠出版)p.803 上記2つの資料にも「箱ではなく壺であった」ことや「箱は壺の誤訳」であることの記載あり。 「壺は2個あった(確か一つは禍いで一つは幸福)」 『イーリアス』(富山房)p.1137 「
外務省記録「各国国名及地名称呼関係雑件」のなかに、1930年(昭和5年)10月に、浜口雄幸内閣が中国の呼称を常則として「中華民国」とするとの閣議決定を行った際の記録が残されています。 この閣議決定が行われるまで、日本政府は、条約や国書を除いて中国を「支那」と呼称するとの閣議決定(1913年6月)に基づき、中国の呼称として通例「支那」を使用していました。しかし、中国は侮蔑的なニュアンスの強い「支那」という呼称を好まず、「中華民国」を用いるよう求めていました。たとえば、中国国民政府文書局長であった楊煕績は、1930年5月に日本と中国との間で結ばれた関税協定において、日本が条文中に「支那」という字句を使用した事を批判し、「今後日本側カ重ネテ斯ノ如キ無礼ノ字句ヲ使用スルトキハ我方ハ之ヲ返附スルト共ニ厳シク詰責シ以テ国家ヲ辱シメサルコトヲ期スヘシ」と論じていました。 こうした中国官民の感情に配慮して
Twitterにおいて、フォロワーに皮肉を言われたり、批判を受けて苦しい時に楽になれる対処法や考え方について学べる本が知りたい。 (1)対処法について ①対処法の書かれた本 ・『サイト別ネット中傷・炎上対応マニュアル』 第3版 清水/陽平?著 弘文堂 2020.1(007.3/シミ サ) ・『インターネットにおける誹謗中傷法的対策マニュアル』 第3版 中澤/佑一?著 中央経済社 2019.9(007.3/ナカ イ) いずれも、インターネット上の誹謗中傷の削除依頼や開示請求を行えることが明記されており、Twitterのウェブフォームからの削除要求の方法が記されています。 ②相談窓口について ・『インターネットと人権侵害』佐藤/佳弘?著 武蔵野大学出版会 2016.2(007.3/サト イ)附録に、 「◎常設相談(みんなの人権110番 0570-003-110) 最寄りの法務局につながる。相
事例作成日 2023年05月26日 登録日時 2023/08/03 10:52 更新日時 2023/08/03 10:53 調査の結果、以下の資料が見つかりました。 1923(大正12)年11月28日 第1審公判開始 【資料1】「国家を憂へて 遂に殺人をしました 福田村事件の公判」(『東京日日新聞(房総版)』1923(大正12)年11月29日)p5 取り調べの内容などが記載されています。 【資料2】「千葉県下の九人殺し 求刑 懲役十五年以下の極刑」(『東京日日新聞』1923(大正12)年11月29日)p7 公判の求刑内容が記載されています。 【資料3】「千葉県下の誤殺事件の公判 罪なき九名の家族を利根川に投じた」(『東京日日新聞』1923(大正12)年11月29日 夕刊)p2 9名が朝鮮人と間違えられ惨殺された事件の公判が千葉地方裁判所で開かれ、福田、田中両村の有志が多数押しかけたことを報
1.国語辞典を調査。 ※次の国語辞典類には「なるへそ」の項はなかった。 ・『日本国語大辞典 第2版 全13巻別巻1』(小学館 2000-2002年) ・『広辞苑 第7版』(新村 出/編 岩波書店 2018年)〈資料番号0107182958〉 ・『新明解国語辞典 第8版』(山田 忠雄/編 三省堂 2020年)〈資料番号0107533077〉 2.俗語事典等を調査 ・『日本俗語大辞典』(米川 明彦/編 東京堂出版 2003年)〈資料番号0104906821〉p.458には「なるへそ」の項目があり、「納得・同感の気持ちを表す「なるほど」のふざけた言い換え。「ほど」は「へそ」のことなのでこう言う」とある。 ※次のものには掲載がなかった。 ・『俗語大辞典(辞典叢書)』(堀籠 美善/編 東出版 1995年)〈資料番号0103991360〉大正6年刊の復刻 ・『俗語百科事典』(米川 明彦/著 朝倉書店
酒井忠次の得意芸「えびすくい」についての資料を紹介してほしい。「えびすくい」の歴史、どういう風に始まったものなのか、いつ頃、目的、どんな時に踊っていたのかなどを知りたい。 【資料1】天正14年(1586)、家康が北条氏政を訪ねたときの酒宴で「忠次が海老すくいを踊った」との逸話があると記載あり。 【資料2】【資料1】と同様の内容で、どじょうすくいを彷彿とさせる珍妙な御座敷芸とのこと。また、新潟県に「綾子舞」の狂言のひとつとして「海老すくい」が伝わっているとの紹介あり。 【資料3】天正3年(1575)、三方ヶ原の一戦に敗れ、また甲州軍が来襲し元気を失くしている諸将を前に、家康は酒井忠次に海老すくいの踊りを命令した。滑稽な踊りで、家康は家臣たちを陰から陽へ転換させたと記載あり。 【資料4】天正3年長篠決戦前夜、忠次の報告に喜んだ信長が酒宴でエビ踊りを命じ、大いに気をよくしたと記載あり。 【資料5
「世界線」を自館の国語辞典等で探したが、収録されていなかった。 次にインターネットで検索すると、「コトバンク」では物理学用語として説明されていたが、事前調査事項の歌詞で使われている語義とは違うように思われた。 一方、「ニコニコ大百科」には「シュタインズ・ゲート」との関連が記載され、作品中での定義が説明されており、歌詞中での使われ方から見てこのサイトの説明が近いように思われた。 また、インターネットでOfficial髭男dism「Pretender」と「シュタインズ・ゲート」の関わりについて検索したところ、「歌ネット」に掲載された作詞者・藤原聡氏のインタビュー記事の中で「シュタインズ・ゲート」からインスピレーションを受けた旨が語られていた。 他の情報源を探すため「世界線 辞典」で検索すると、『三省堂国語辞典 第八版』の公式サイトで新語の例の中に「世界線」があること、「絵本ナビ」のサイトにて『
1.CA1637 - 日本における漫画の保存と利用 / 内記 稔夫,秋田 孝宏(カレントアウェアネスNo.293 2007年9月20日) (https://current.ndl.go.jp/ca1637)には、 「長い間漫画は「低俗なもの,単なる娯楽」と位置付けられていたため,計画的かつ体系的な収集保存がなされていないのが実情である。」とあります。 2.図書館資料としてのマンガの現状と課題 村木美紀 (2010年11月 秋季研究発表会)(日本出版学会) (https://www.shuppan.jp/reports/shukikenkyu/2011/01/31/392/#:~:text=%E6%9C%AC%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%A7%E3%81%AF%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8,%E3%81%84%E3%81%8F%E3%81%B9%E
新潟県の翡翠が沖縄でも出土したと聞いた。いつ頃のものか、またルートや手段など、当時どのような交流があったのか知りたい。 沖縄県内の翡翠製品は、縄文時代後期末から弥生時代初頭の遺跡からの出土品で、九州地域に分布する玉類の多くのもとは異なる別の流通・消費ルートであった可能性がある。 以下の資料を案内した。 ① 『南島考古 第26号』(沖縄考古学会/[編] 沖縄考古学会 2007.3) p65-80「南西諸島出土のヒスイ製品」(新里 貴之/著)より p66 「図1 ヒスイ製品出土遺跡分布図」の中に沖縄県内8カ所の遺跡(西長浜原遺跡、吹出原遺跡、木綿原遺跡、クマヤー洞穴遺跡、伊礼原A遺跡、城間古墓群、兼城上原第2遺跡、高嶺遺跡)の記載がある。 p67 「沖縄県域出土の製品は、北陸外の地域(九州・種子島)で再製作された可能性がある…移動ルートについては…九州西岸搬入ルートの可能性について示唆している
①『よくわかる最新プラスチックの仕組みとはたらき』に19世紀中頃、アメリカでビリヤードが大流行したため、ビリヤードの玉に使われている象牙が不足し、象牙に代わるビリヤードの玉の開発に1万ドルの懸賞金がかけられたこと、1869年にアメリカの印刷業者ジョン・ハイアットがニトロセルロースに樟脳を混ぜることで象牙に代わるセルロイドを作り出したこと等の記述がある。ただし、セルロイドは天然のセルロースを原料としているため、厳密には人工的に作り出したプラスチックとは言いにくい面があるとし、本当の意味で初めて人工的に作り出したプラスチックは、アメリカの化学者ベークランドが開発したフェノール樹脂(ベークライト)であるとする。 同書P.22には「プラスチックの工業化年表」として、プラスチックの名前と、工業化開始年、初めて工業化に成功した国の一覧がある。 ②『身近なプラスチックがわかる』の「プラスチックの歴史と発
カレンダーが日曜始まりとなっているのは、キリスト教で、週の始めの日をキリストの復活の日(「主の日」)とし、この日(日曜日)から一週間を数えたことによる。 月曜始まりのカレンダーがあるのは、主に手帳関係で、週休2日制の導入の増加が影響したのではと思われる。 「日本能率協会」(最終確認2017.9.3)のウェブサイトを見ると、「週休2日制の導入増加により土日を並びにした方が予定を立てやすいはず」として、ウィークリーを日曜始まりから月曜始まりに変更したとの記載あり。 曜日の由来に関してまず調べる。参考資料コーナーでNDC449「暦」関係のレファレンス本を調べた。 『暦の百科事典』(暦の会/編 新人物往来社 1986.4)p.222-223 「週の初めは日曜日か月曜日か」というトピックスあり。「現在の7日週の週間は、もともとユダヤ人から起きたもので、それは聖書に由来する。(中略)キリスト教では、週
事例作成日 2019年12月09日 登録日時 2020/10/26 18:22 更新日時 2021/03/02 09:20 断片的ですが、ラグビーやサッカー、野球において日本と海外の観戦文化の違いが垣間見える記事や考察がありました。 ①『日本経済新聞』2019/9/25大阪朝刊 社会面16ページ「観戦文化の違い誤算、完売で苦情、食品持ち込み可に、食も楽しむ日本、試合前後の海外(ラグビーW杯2019)」によれば、海外ではラグビーやサッカーの試合前後に会場周辺の店にファンが集まり、食事をしながら盛り上がるケースが多いのに対して、日本ではプロ野球やJリーグにおいて球場限定の弁当や軽食が人気で、キッチンカーを呼び豊富なメニューを取り揃えているスタジアムがある旨記述があり、試合と食事を一緒に楽しむファンが多い日本と試合の前後に食事を済ませる海外の文化の違いについて触れられています。 ②地球の歩き方の
次の詩の作者が知りたい。タイトルは「道」。「子供しかるな 来た道だもの 年寄り笑うな ゆく道だもの 来た道 ゆく道 二人旅 これから通る 今日の道 通り直しのできぬ道」。永六輔の「大往生」にも出ていたらしい。
・『新しい国語表記ハンドブック(第九版)』のp260「様々な符号の使い方」の項目に3点リーダーの意味と用例が掲載されている。3点リーダ一つでの用例に続き、「又は二つ重ねる」という説明。 ・『朝日新聞の用語の手引 改訂新版』2019年発行のp163「ダッシュ(単柱)とリーダー」の項目には、「原則として2文字分にする」と表記されている。『朝日新聞の用語の手引 '05-'06年版』には記述は見つけられなかったが、3点リーダが二つ続いて表示されている部分が各所に見られた。 ・2005年発行の『読売新聞 用字用語の手引き』の「句読点と符合」の項目のp130には、「リーダーは必ず2字分で使」うという表記がある。2020年発行の第6版では「リーダーは2字分で使い」と、「必ず」の表記が無くなっている。 ・『編集校正小辞典』p208「リーダ」の項目には、二つつなげるという表記はないが「全角3点リーダ(……)
親が子どもに、「お前は橋の下で拾った子どもだ」「川で拾ってきた」と言うことがあるが、橋の下や川が民俗学的にどういう意味を持つのか、また、そのような場所から子どもを拾うことの民俗学的な意味を知りたい。 以下の資料と情報を提供した。 1 図書 『現代民俗学入門』(佐野賢治[ほか]編 吉川弘文館 1996) p127-137「III 人と人との絆 2「家」と血縁幻想」 p128-130 橋の下から拾われることについて民俗学的解釈あり。 『子供の民俗学 子供はどこから来たのか』(飯島吉晴著 新曜社 1991) p42-63「二 異物としての子供 1出産をめぐる儀礼と伝承」 p42-44に、川と子どもの関係性についての記述あり。 p45「「お前は川から拾われてきたんだ」という伝承は、桃太郎や瓜子姫などの昔話との関連も指摘されており、生命や魂の原郷としての水界といった民衆の霊魂観や世界観、さらには子供
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