動物と人間の骨格や肉付きの違いは、動物を描く上で最初に学ぶ重要なポイントです。 骨格を捉えようにも、骨は筋肉や皮膚、毛皮に隠れてしまうので、骨格だけで体の形をイメージするのは至難の技です。さらには、四足歩行の動物は人間よりも奥行きがあり、人間と同じアタリでは通用しない部分もあります。 そこで今回は骨格だけではない、動物のアタリの取り方を紹介します。 ▼目次 人間と動物の違いを考える 動物の「胴体」のアタリの取り方 動物の「首~頭」のアタリの取り方 動物の「脚(腕)」のアタリの取り方 動物の「手(足先)」のアタリの取り方 人間と動物の違いを考える まずは人間と動物の違いを確認します。 人間は肩が体の側面に付いて出っ張っているため、比較的四角い印象です。さらに、胸郭(肋骨)は横長になっているのが分かると思います。 動物の肩も体の側面から始まりますが、動物はなで肩なので人間のように横に飛び出さず