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都知事選
mera85326b.hateblo.jp
この記事の目的 半ば思いつきですが、論文ではないかたちで、「国語の文法ってどうにも教えにくいけど、どこから考えたらいいのだろう」という方向けに、これまで調べたり考えたりした内容をまとめてみることにしました。ふだんわたしがやっている文法教育史の研究より、もうちょっと現代に関連する話題をとりあげるつもりです。「(1)」などとつけているのは、現時点でもいくつかの記事になりそうな気配がしているからです。ご覧くださった皆さまの議論のきっかけになれば幸いです。 あ、「用言の活用ってどう教えたらいいの?」というような、具体的な指導法の話はあまりしません(もとい、私にはできません……)。それよりも、「そもそもなんで用言の活用が重視されるようになったの?」「そもそもほんとうに用言の活用を重視すべきなの?」といった「そもそも論」の話が多くなる予定です。 学校文法とは? 学校文法とは、学校教育における国語科のな
タイトルのとおり、第140回全国大学国語教育学会2021年春期大会(オンライン)において、オンライン学会における「交流」「雑談」の実現をめざした企画を、SpatialChatというツールを用いて行いました。このポストでは、今後オンライン上での研究交流を企画したい方向けに、SpatialChat(以下スペチャ)を用いた交流のメリットや反省点についてまとめます。 SpatialChatとは まず公式ページから(英語)。 spatial.chat 最大の特徴は、自分のアイコンを自由に動かし、「近くにいる」人と雑談ができるところです。 スペチャのサンプル サンプル画像を使って説明します。図の中には5人の参加者がいます。この位置関係の場合、「白馬」からすると「きつね」の声は聞こえますが、左側の「がん」「かえる」「かに」の声は聞こえません(相手側からも同じ)。ここでもし「白馬」が自分のアイコンをドラッ
なんだかでかすぎるタイトルですが。笑 論点整理(というかブログ執筆の練習)もかねてまとめたいと思います。この件についてくわしい方には「何をいまさら」と言われそうな話ですが……。 いまの中学校国語科で教えられている文法体系、いわゆる学校文法*1には、大きく以下の3つの課題があります。 【課題1】他の領域とのつながりが不明瞭 学校文法ではたとえば「未然・連用・終止・連体・仮定・命令」といった「活用形」を教えます(場合によっては暗記します)。このような文法教育が、子どもの「書くこと」「読むこと」あるいは「話すこと・聞くこと」にどう生きるのかはよくわかっていません。たとえば子どもの作文には、主述のねじれ、だらだら文(主語と述語が離れすぎる文)、修飾語と被修飾語の非対応、といった文法上の課題が表れます。このような課題を緩和するために、「未然、連用……」といった事項を教えることがどう役立つかは不明瞭で
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