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買ってよかったもの
niigata-sanpo.hatenablog.com
弥彦山頂を挟んで彌彦神社のちょうど反対側、海に近い寺泊野積にある妻戸神社。 彌彦神社の大神・天香山命の妃神が祀られている。 彌彦神社の摂社である妻戸神社は、 彌彦神社の大神・天香山命の妃神・熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)を祀る神社。 多くの人が訪れる彌彦神社とは打って変わり、人の気配は無くひっそりしている。 だからと言って荒れた様子がないのは、大切に守られている聖地ということだろう。 鳥居は全部で四つ。一つ目は石造り。 木立に囲まれた参道に一歩足を踏み込むと、スッと空気が変わった気がする。 二つ目は朱塗りの鳥居。緑の中に朱色がよく映えていた。 木洩れ陽が射す薄暗い参道。 緑に囲まれて気持ちいいのだが、どこか畏怖を覚えるような空気感。 細い道を抜けると明るく平坦な場所に出た。 そこに広がる一反ほどの田んぼは「彌彦神社の御神田」。 彌彦神社の宮司や地元の方々が集まって、春にはお田植え祭、
ライトアップされた藤を見たくて「北方文化博物館」へ。 光に浮かんだ藤棚は、いい香りに包まれていた。 新潟市江南区にある「北方文化博物館」は、 越後の大地主・伊藤家の歴史と地方文化を当時の姿のままに伝える豪農の館。 8,800坪の敷地に、65の部屋がある母屋は1,200坪。 敷地のまわりは土塁や塀、濠で囲まれ、土蔵づくりの門、総欅づくり唐破風の大玄関など、 現存する新潟の豪農の屋敷としては最大規模。 中庭には、見事な藤棚があって、毎年たくさんの人が訪れる。 中門から入って目に入ってくるのが、なまこ壁が美しい集古館。 大正時代に造られた米蔵で3,000俵の米を備蓄していたという。豪農、すごい。 集古館の脇の道を入った先にも藤棚があるというので、ちょっと寄ってみた。 花はまだ咲き始めだったが、長く垂れ下がった房が幻想的だった。 夜の庭園の風情を楽しみながら、いよいよ大藤棚の方へ。 ライトアップさ
桜満開の晴れた日、長岡市の「悠久山公園」へ。 ソメイヨシノや枝垂れ桜、八重桜など約2,500本の桜が咲くお花見スポット。 訪れたのは4月12日。 まずは公園の入り口に建つ「蒼柴(あおし)神社」にお参り。 何か不思議な力に守られているような神社で、 1868年の北越戊辰戦争、1945年の長岡空襲という、長岡を襲った二度の戦火では焼失を免れ、 2004年の中越地震でも倒壊しなかった。 国の登録有形文化財に指定されている。 この神社には、「るろうに剣心」のファンも参拝に訪れるという。 漫画の作者が長岡出身で、 作中に登場する人気キャラ、御庭番衆の頭・四乃森蒼紫の名は、 この神社を含む一帯が「蒼柴の森」と呼ばれたことに由来するらしい。 少年ジャンプつながりでもうひとつ。 「リンかけ」ファンならご存知と思いますが、 天才ピアニストでありながら、ジェットアッパーを放つ、黄金の日本Jrのひとり、 河井武
滝のように枝垂れたピンクの花が、濃い緑に浮かび上がっている。 一泊二日の福島の桜旅もいよいよラストです。 ⑱ 天神夫婦桜 今回の桜巡りもあと2箇所。雪村桜からほど近い天神夫婦桜へ。 三春駒や三春張子を作る職人の集落「高柴デコ屋敷」の奥、 小高い丘の上に、大きな2本の桜が夫婦のように寄り添うように立っている。 樹齢約500年の2本のエドヒガンで、1本は枝垂れ桜。 菜の花に囲まれて。 桜の下のお堂には学問の神様である菅原道真が祀られている。 里を見下ろすように、2本が重なって立つ大桜。 下から見ると2種類の枝がよくわかる。 桜の脇には赤い椿が咲いていた。 ⑲ 福聚寺桜 旅のラストは三春の福聚寺(ふくじゅうじ)へ。 一度見たかった桜。訪れるのは初めて。 福聚寺は戦国時代の三春城主・田村家の菩提寺である臨済宗のお寺。 芥川賞作家の玄侑宗久さんが住職を務めている。 桜がたくさん植えられている境内。
6年ぶりに福島へ一泊二日の桜めぐりの旅。 1日目の二本松のラストです。 ⑧ 智恵子の杜公園 のどかな景色のなか車を走らせ、次に向かったのは智恵子の杜公園。 この鞍石山一帯は、高村光太郎の詩集「智恵子抄」の中の傑作といわれる、 大正12年に作られた詩「樹下の二人」の舞台になった場所。 「樹下の二人」の一節にある 「あれが阿多多羅山(安達太良山) あの光るのが阿武隈川」 光太郎と妻・智恵子が景色を眺めながら散策した丘は、たくさんの桜に包まれていた。 一番高いところに立つ大きな桜の前には、「樹下の二人」の詩碑が。 いつまでも東京の空にはなじめなかった妻、智恵子のこころに深く刻まれたふるさとの景色。 詩の中で智恵子が言う「本当の空」とはこの鞍石山からの景色だという。 丘の上から見える日本百名山・安達太良山。 その形から「乳首山(ちちくびやま)」とも呼ばれる標高1700mの活火山。 寺院の名桜を巡る
新潟平野のほぼ中央部、日本海に面した弥彦山。 登山道を彩る早春の花を求めてちょこっと散歩。 弥彦山スカイラインの冬の通行止めが解除された初日、 花を見ようと早速出かけた。 東京スカイツリーと同じ634mの弥彦山。 花の山としてはお隣の角田山が有名だが、 同じ弥彦山塊の主峰である弥彦山もまた、早春の花が咲き誇る人気の山。 「日本百名山」を選定した文筆家で登山家の深田久弥も、 標高が低すぎるため「百名山」には選ばなかったものの、その素晴らしさを認めている。 いつものように中腹の能登見平に車を停め、雨乞山方面へ続く道へ。 田んぼが広がる平野を見渡しながら。 歩き出すとすぐに、たくさんのカタクリが。 日本海を望む気持ちのいい尾根筋の道。 このあたりの登山道は「弥彦山 花のトレイル」と呼ばれ、 カタクリなどたくさんの花が咲く道。景色も花も楽しみながら。 ナニワズも黄色い花をつけていた。 蝶が日向ぼっ
千年以上前から新潟の繁栄を見守ってきた白山神社は、 どんな願いも祈願できる新潟の総鎮守。前回の続きです。 梅園を楽しんだ後、随神門をくぐって本殿へ。 白山神社には多くの神様が祀られていて、 その中で代表的な神様は「菊理媛大神(くくりひめのおおかみ)」。 加賀の霊峰白山頂上に祀られている女神で、別名、白山比咩(しらやまひめ)大神。 「結ぶ」力に優れるとされる。 この「結ぶ」というご利益が実にオールマイティーで、 良縁を結ぶ(縁結び)はもちろんのこと、家族の絆を結ぶ(家内安全)、 志望校との縁を結ぶ(受験合格)、取引を結ぶ(商売繁盛)、 お金との良い関係を結ぶ(金運上昇・開運招福)… 言い方次第で(失礼)何でもOK。 それに女の神様ということで「繁栄」の力も優れているとされ、 子宝、安産、お宮参りから七五三まで広くカバー。 そんな菊理媛大神おひとりでも十分なのに、 現在の白山公園が作られる際
市街地の中にありながら豊かな生態系をもつ大きな潟、鳥屋野潟。 ほとりに広がる公園を春の花を探しながら散歩。 新潟市中央区にある鳥屋野潟は、北区にある福島潟に次いで市内で2番目に大きな潟。 天気のいい日、そのほとりに広がる鳥屋野潟公園の鐘木地区へ。 ちらほら咲き始めた春の花を探しながらのんびり散歩。 広場から日本庭園を抜けて歩いていくと、紅梅がきれいに咲いていた。 木の上にはたくさんの鳥がピーチクパーチクと。 双眼鏡でバードウォッチングしている人に「何がいるんですか」と尋ねたら、 「○○と、○○と、○○と、○○と、○○と…」と、たくさん教えてくださったが、 高い木の上をヒュンヒュン飛び回っているので、私には何が何だか… 撮れたのはエナガ。 鳥屋野潟を見渡す野鳥観察舎「鳥観庵(とりみあん)」。 新潟市の中心部にもかかわらず、鳥屋野潟には180種にも及ぶ鳥類が生息していて、 冬には4,000
岩室温泉のすぐ近く、杉並木の奥にひっそりと建つ種月寺。 いつ来ても静かな時間が流れている。 新潟市西蒲区石瀬の種月寺は、1446年に創建されたお寺。 かつては越後における曹洞宗の四大道場(耕雲寺・雲洞庵・慈光寺・種月寺)の一つに数えられた名刹。 比較的近いこともあって何度か訪れているが、神聖な空気にいつも癒される。 山門の傍らに立つ観音像。しばらく来ないうちに木の覆いが出来ていた。 毛糸のマフラー(?)も付けられて、寒い冬も安心。 趣のある山門をくぐって中へ。 扉には、丸に十字の紋。薩摩藩の家紋と同じだが、 ここを開山した南英謙宗という方が薩摩の出身と伝えられているので、関わりがあるのだろう。 杉が立ち並ぶ苔むした参道を。 参道の横に少し入った場所に並んでいる西国三十三観音菩薩。 回廊門は左右に回廊が続いていて、曹洞宗の伝統的な伽藍配置。 江戸時代中期の1699年に造営された本堂。国指定重
熱帯植物ドームを出て進んでいくと、色とりどりのアザレアが並んでいた。 県立植物園のラストです。 毎年恒例の「にいがたの花 アザレア展」をやっていた。 日本各地に自生しているツツジがヨーロッパに渡り、室内観賞用として改良されたのがアザレア。 「西洋ツツジ」とも言われ、今では2,000以上の品種があるという。 様々な色と模様が並んでいる。 実は、新潟県は全国の8割以上を生産している日本一のアザレア生産地。 その中でも生産の中心地域にある県立植物園は、 日本に現存する、ほぼすべてのアザレア品種を保有しているという。 今ではほとんど絶えてしまった貴重な古品種もいくつか展示されていた。 白地に赤いスジが入ったこの花は、「コメット」(日本名:桜時雨・さくらしぐれ)。 日本ではほとんど絶滅に近いという。 カーネーションのようなかわいい花。 これも幻の品種といわれる「マダム・R・ド・スメット」。(日本名:
タキシードを着ているようなオシャレなオナガガモ。 尾羽をピンと立てて、泳ぐ姿もスマートで。 水鳥が安心して冬を過ごせる楽園、瓢湖。 白鳥だけでなく、3〜5万羽のカモ類も飛来する。 いろいろな種類のカモがいるなかで、この日一番目についたのはオナガガモ。 瓢湖の番外編として、今回はオナガガモばっかりです(笑) 他の鳥よりもやや大柄で首が長く、シュッとしたプロポーションがかっこいい。 オナガガモの英名はPintail。 尾羽をピンと立てて泳ぐ姿に、つい目が行ってしまう。 オスの頭はチョコレート色、グレーのボディに細かい黒の羽模様。 白い胸から首の横まで白いスジが続いていて、ちょっとかしこまった感じの装い。 オナガガモは、昼間は休んで、夜間に餌を求めて移動する鳥らしいが、 瓢湖のように餌付けされている越冬地では、日中も起きていることが多いという。 とはいえ、夜型から昼型へすぐに変えられるわけではな
標高の高い山は落葉し、そろそろ平地が色づき始める頃、 いつも晩秋に訪れていた泉恵園へ。 新潟市秋葉区の泉景園(旧中野邸もみじ園)は県内有数の紅葉スポット。 ここ最近は、見頃を過ぎてからゆっくり散策することが多かったが、さて今年はどうだろう。 訪れたのは去年と同じくらいのタイミング。 例年ならもう落葉が進んでいる時期だが、今年は色づきが遅く、まだ青葉が多かった。 夏の猛暑の影響で傷んでいる葉も多く、例年通りの華やかさは難しそう。 そのせいか、思ったより人も少なかった。 それでも、奥へ進んで行くと、ところどころに色づいた木が。 まだ青葉が多い園内を、きれいな場所を探しながら。 山の斜面を利用した広い庭園は歩いているだけで気持ちいい。 秋の陽に照らされて。光があるとなんでも綺麗に見える。 園内には洞窟が二つあって、それぞれに観音像が安置されている。 右側の洞窟には千手観音。 もうひとつの洞窟には
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