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以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Subprime gadgets」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 封建的セキュリティの約束:「あなたのデジタルライフの管理を私たちに委ねてください。そうすれば、賢明で巨大な企業である私たちが、破滅を招く致命的な間違いを、あなたが犯さないようにしてさしあげます」。 https://locusmag.com/2021/01/cory-doctorow-neofeudalism-and-the-digital-manor/ 大手テクノロジー企業は封建領主であり、プラットフォームはその要塞だ。要塞に身を寄せれば、領主は城壁の外に広がる無法地帯を徘徊する盗賊からあなたを守ってくれる。 これが約束であり、ここに失敗がある。領主があなたを攻撃しだしたらどうなるだろうか? 大手テック企業があなたに危害を加えようとすれば、要塞はすぐさま牢獄と化し
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Conspiratorialism and the epistemological crisis」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 去年、エド・ピアソンはシアトルからニュージャージーまでアラスカ航空で飛ぶ予定だった。彼は機内に乗り込んだが、それから客室乗務員と緊迫した話し合いを行い、ボーイングの元上級エンジニアとして、737 Maxではない機体を指定してその便を予約したのだと説明した。 https://www.cnn.com/travel/boeing-737-max-passenger-boycott/index.html 彼が737 Maxに乗ることになったのは、アラスカ航空が運航上の理由から、その便の機体を変更したためだった。大陸を横断をするのにその機体は安全ではないと感じ、機内から降ろしてもらうよう求めた。荷物を降ろしても
以下の文章は、電子フロンティア財団の「Speaking Freely: Ethan Zuckerman」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation インタビュアー:ジリアン・ヨーク イーサン・ザッカーマンはマサチューセッツ大学アマースト校の教授で、公共政策、コミュニケーション、情報学を担当している。彼は現在、Institute for Digital Public Infrastructureという新しい研究センターの立ち上げを進めている。長年にわたり、彼はテックスタートアップ(Tripod.com)や非営利団体の創設者(Geekcorps.org)、共同創設者(Globalvoices.org)として活動し、その間一貫してブロガーでもあった。 ※ このインタビューは、長さと明瞭さのために編集された。 ヨーク:あなたにとって、表現の自由や
以下の文章は、電子フロンティア財団の「Biden Signed the TikTok Ban. What’s Next for TikTok Users?」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation 議員たちは1カ月のうちに、米国内でTikTokを事実上禁止する法案を駆け足で可決し、最終的にバイデン大統領が署名した外国支援パッケージに盛り込んだ。この法律の影響はまだ完全には明らかではないが、TikTokが禁止されるか新しいオーナーに売却されるかに関わらず、数百万の米国ユーザが、現在のように情報を得たり互いにコミュニケーションすることができなくなるのは確かだ。 今後の展開は? 現時点では、TikTokは「禁止」されていない。法律では、ByteDanceに270日の猶予期間を与えており、禁止が発効するのは2025年1月19日になる。その間に、
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Amazon illegally interferes with an historic UK warehouse election」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic Amazonはやりたいことなら何でもうまくこなす。それは、同社がやりたくないことにおいては非常に劣るということも意味する。たとえば、Amazon Primeへの登録は、いたって簡単だ。同社は、Primeに興味を持ってから登録完了までの道のりを、あらゆるUXデザイナーが羨むほどのスムーズな流れに仕立てている。 だが、Primeの退会はどうだろうか? まさに悪夢だ。サービスへの登録をこれほど簡単にできる会社が、退会をそれと同じくらい簡単にできないのはなぜだろうか。2つの可能性がある。1つは、Amazonの UX能力はランダムに発揮され、信じられないほどの高水準に達するこ
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Against Lore」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic ジェームズ・D・マクドナルドから学んだ秀逸なライティングのアドバイスがある。ジムは銃に関する膨大な知識を持つ海軍のベテランだが、銃の知識がない人が、ガンマニアから馬鹿にされずに銃について書く方法を教えてくれた。それは、「『modified(改造された)』という言葉をつければいい」ということだ。 例えば、「彼女が引き金を引くと、その反動で改造されたAR-15は彼女の肩に食い込んだ。だが彼女はそれを車のドアで受け止め、弾丸の雨が破壊の限りを尽くすさまを見つめていた」といった具合に。 ジムの重要な洞察は、ガンマニアは小説内の銃の描写が正しいか正しくないかが気になってしまい、その間違いを見つけようとする、というものだった。しかし、「modified」という単語を加えれば、その読者
以下の文章は、Access Nowの「Artificial Genocidal Intelligence: how Israel is automating human rights abuses and war crimes」という記事を翻訳したものである。 Access Now 最近の人工知能(AI)をめぐる議論は、高度なAIシステムが人間の制御を外れるという終末論的シナリオやSFじみた予言に支配されている。その結果、AI戦争が語られる際、完全自動化された「殺人ロボット」の大軍が想像されがちだ。しかし、イスラエルのガザ攻撃が明らかにしたのは、洗練されていない、ありふれたAI監視システムが、ディストピア的でテクノロジー駆動の恐怖をもたらすためにすでに使用されていることだ。 最近のメディア調査で明らかになったように、イスラエルのAI標的システム「Lavender」と「The Gospel」
以下の文章は、電子フロンティア財団の「Big Tech to EU: “Drop Dead”」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation 欧州連合の新しいデジタル市場法(DMA)は複雑で多面的な規制だが、その本質は、一般市民がテクノロジーをコントロールしやすくすることにある。 DMAは、大手の「ゲートキーパー」テック企業に対し、サードパーティのアプリストアを認めるよう義務づけている。つまり、端末の所有者であるユーザは、端末にインストールするソフトウェアの提供者を自分で決められるようになるのだ。 別のルールでは、テックゲートキーパーが他のプラットフォームと相互運用可能なゲートウェイを提供することを義務づけている。これにより、あるチャットサービスの利用を止めて競合サービスに乗り換えても、以前のサービス上の人々とのつながりを維持できる(将来的に
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Even if you think AI search could be good, it won’t be good」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 検索に関する今週のビッグニュースは、Googleが「AI検索」へのシフトを続けていることだ。検索ワードを入力してウェブサイトへのリンクが表示されるのではなく、Googleに質問をすると、AIがウェブ上で見つけたものに基づいて回答を生成するという方向に進みたいらしい。 https://blog.google/products/search/generative-ai-google-search-may-2024 Googleはこれを「Googleにググらせよう(let Google do the googling for you.)」と宣伝している。自分でウェブを検索するのではなく
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「AI “art” and uncanniness」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic AIアート(または「芸術」)に関して、クリエイティブ・ワーカーの労働権、表現の自由、著作権法の重要な例外と制限、そして美学を尊重する微妙なポジションを見つけるのは難しい。 総合的には、私はAIアートには反対だが、その立場には重要な注意点がある。まず第一に、作品をスクレイピングしてモデルを訓練することが著作権侵害だと言うのは、法律上、明らかな間違いである。これは道徳的な立場からではなく(これについては後述)、むしろ技術的な立場からである。 モデルの訓練手順を分解すると、これを著作権侵害と呼ぶのが技術的に間違いである理由はすぐに明らかになる。まず、一時的に作品のコピーを作成する行為は、たとえ数十億の作品であろうと、明らかにフェアユースだ。検索エンジンや
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Algorithmic feeds are a twiddler’s playground」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic オスカー・ワイルドが書いたように、「私は誘惑以外なら何にでも抗える」。私の大人への遅く、ゆっくりとした旅路は、まさにこの事実と格闘し、誘惑に屈する前にその道を切り開く過程であった。 行動経済学者は、誘惑に対抗するために取る手段を「ユリシーズ・パクト(Ulysses pact)」と呼ぶ。強い時に、やがて訪れる弱い時を認識して、取りうる可能性を排除することだ。 https://archive.org/details/decentralizedwebsummit2016-corydoctorow 有名な話として、ユリシーズはセイレーンの海を航海する前にこれを行った。セイレーンの歌を聞かないように耳に蝋を詰めるので
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「How I got scammed」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 詐欺られちまった。 正確に言うと、銀行を装った電話詐欺師にだまされ、クレジットカード番号を教えてしまった。その後、詐欺に気づくまでに8,000ドル以上を不正利用された。その1週間後、詐欺師は再び同じ詐欺をふっかけてきたのだ! 事の顛末を話そう。私はクリスマス休暇にニューオーリンズ旅行に行った。到着した日、フレンチクォーターにあるChaseのATMで現金を下ろそうとしたが、取引を拒否された。その日の暮れ、小さなクレジットユニオンのATMを見つけ、そちらを使った(私は1支店のクレジットユニオンを利用しており、他のクレジットユニオンのATMを使っても手数料はかからないことが多い)。 数日後、クレジットユニオンから電話があった。週末の休日ということで、電話をかけてきたの
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Linkrot」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 過小評価されている認知的美徳がある。それは「対象の永続性(object permanence)」、つまり以前に物事をどのように認識したかを継続的に記憶していることだ。ライリー・クインがしばしば思い出させてくれるように、左派は「対象の永続性」のイデオロギーだ。左派であるということは、CIAが一時的にトランプを苦しめている時でさえも、CIAを嫌い、信用しないことであり、あるいは、かつて労働者が自分の賃金で家族を養えていたことを覚えていることだ。 https://pluralistic.net/2023/10/27/six-sells/#youre-holding-it-wrong 問題は、対象の永続性が難しいということだ。光陰矢の如し。事実を覚えておくのは難しく、それらの事実がどの順番
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The credit card fee victory is a defeat」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 見出しだけを見れば、まさにダビデとゴリアテの戦いだった。アメリカの小規模事業者たちが、20年に及ぶ訴訟キャンペーンの末、ついにビザとマスターカード(V/MC)のぼったくりに勝利した。両社は賠償金として300億ドルを払うことになったのだ。 https://edition.cnn.com/2024/03/26/economy/visa-mastercard-swipe-fee-settlement/index.html しかし、その和解内容を詳しく見てみると、その勝利は空虚なものに思われるかもしれない。見出しにならなかった数字がある。和解の一部として、加盟店が支払う既に高額なクレジットカード決済手数料が25%値上げされるの
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「You were promised a jetpack by liars」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic SF作家として、スペースコロニーのようなSFの定型表現が文化戦争の火種になっているのをいささか奇妙に感じている。たとえば、ジェットパックだって「約束されていた」じゃないか。 正直なところ、ジェットパックの実用性をあまり深く考えたことがなかった。というのも、ジェットパックは(「宇宙家族ジェットソン(The Jetsons)」のように)視覚的な省略表現やメタファーとして使われているからだ。ちょっと真剣に考えてみれば、住宅街を時速75マイルで突っ走る2トンの殺人マシンを操縦する、注意散漫だったり、ラリっていたり、酔っぱらってたり、自殺願望があったり、殺人衝動を抱いたりしている連中に、高性能爆薬を背負って我々の頭上を飛んでほしくない
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Ostromizing democracy」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 「現実主義者」が「クズ野郎」の代名詞になっているのをご存知だろうか。たとえば「私は人種差別主義者ではなく、ただの『人種リアリスト』だ」という具合に。同じ「現実主義」は、民主主義そのものを否定するためにも使われている。自称「リバタリアン・エリート主義者」たちの間でだ。彼らは、社会科学によって民主主義が機能せず、そして機能しえないことが証明されていると言う。 あなたも、このイデオロギーの亜種に触れたことはあるだろう。我々の認知バイアスが熟議を不可能にしているだとか、「推論は真理を追求するようにデザインされたのではない。推論は議論に勝つように進化によってデザインされたものだ」とか。 あるいは、有権者は「合理的無知」であり、自分の一票には、誰に投じるかを考えるだ
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The antitrust case against Apple」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 「Macカルト(Cult of Mac)」の基本的な教義は、時価総額3兆ドル企業から製品を購入すると迫害されたマイノリティの一員になれるということであり、したがってその企業へのあらゆる批判は民族的中傷ということになるらしい。 https://pluralistic.net/2024/01/12/youre-holding-it-wrong/#if-dishwashers-were-iphones これを「Apple例外主義」と呼ぼう。ビッグテック企業の中でAppleだけが善良であり、したがってその行動は善意のレンズを通して解釈されるべきだという考え方である。この美徳の源泉は都合よく曖昧なので、Appleの罪が明らかになったとて、Ma
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「End of the line for corporate sovereignty」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 1950年代、新たに民主的に選ばれたイラン政府が外国の石油利権を国有化した。その後、英米は進歩的な政府を外国企業に好意的な政権に置き換えるべくクーデターを支援した。 – https://en.wikipedia.org/wiki/Nationalization_of_the_Iranian_oil_industry この恥ずべき地政学的無法行為は、最悪の反動を引き起こした。英米の傀儡政権はアーヤトッラーとその仲間によって打倒され、その後のイランを導いてきた。 米英にとって教訓は明らかだった。世界中の主権国家が、石油会社やその他の商業大国の利益を損なうような政策を避けるために、もっと穏健なアプローチが必要だったのだ。
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The specific process by which Google enshittified its search」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic どんなデジタルビジネスでも、技術的には「メタクソ化」できる。つまり、ビジネスの根本的な機能をユーザごとにリアルタイムで変更できるため、ビジネス顧客、エンドユーザ、株主の間で価値を素早く移転できるのだ。 https://pluralistic.net/2023/02/19/twiddler/ このスレッドをエッセイ形式で読んだり共有したい方は、私の監視フリー、広告フリー、トラッキングフリーのブログ、pluralistic.netをチェックしてほしい(訳注:もともとのテキストはTwitter上のスレッドに書かれている)。 https://pluralistic.net/2024/0
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Too big to care」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic Google検索を初めて使ったときのことを覚えているだろうか。まるで魔法にかかったようだった。Altavistaや Yahooの検索品質が徐々に劣化していく中にあって、Googleは文字通り卒倒ものだった。インターネットへの最高の入り口だったのだ。 今日、Googleは検索市場の90%のシェアを占めている。彼らはその地位を力ずくで手に入れた。Googleは数百億ドルを賄賂に費やして、あらゆるデバイス、あらゆるサービス、あらゆるウェブサイトの検索ボックスの裏側にあるデフォルト検索エンジンの地位を確実にしている。 https://pluralistic.net/2023/10/03/not-feeling-lucky/#fundamental-laws-of-econo
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Antitrust is a labor issue」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 山が動いた。FTC(連邦取引委員会)が昨日、全米の労働者に競業避止義務(訳注:同業他者への転職禁止義務)を課すことを禁止する規則を最終決定したのだ。つまり、ウェンディーズのレジ係は、ボスに訴えられることなく、時給が0.25ドル高いマクドナルドのフライ係に転職できるようになる。 https://www.ftc.gov/news-events/news/press-releases/2024/04/ftc-announces-rule-banning-noncompetes 競業避止義務契約に縛られた労働者の中央値は、最低賃金で働くファストフード労働者だ。競業避止義務契約を心配しなくていい人たちは誰か?シリコンバレーのテック労働者だ。カリフォルニア
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Sympathy for the spammer」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic どんな詐欺でも、どんなペテンでも、どんなイカサマでも、大勝ちするのは詐欺師をそそのかす連中であって、詐欺師自身ではない。路上で麻薬を売る子供たちは最低賃金以下で働くが、その供給元のラボを所有するご立派なボスは大金を稼ぎだす。スーパーボウルの広告からクソコイン(shitcoin)を買う絶望した「個人投資家」は身ぐるみを剥がされるが、コインを発行するMBAのヤツらは(暗号通貨ではなく、現金で)数百万ドルを荒稼ぎする。 昔からそうだった。カリフォルニアのゴールドラッシュはペテンに過ぎず、西部に向かったほぼすべての人が破産した。よく知られているように、ゴールドラッシュで荒稼ぎしたのは、騙されやすく、絶望した人々に「つるはしとシャベル」を売る人たちだった。リ
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「How to shatter the class solidarity of the ruling class」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 作家オードリー・ロードは「主人の道具が主人の家を壊すことはない」と忠告した。一方、MLK(マーチン・ルーサー・キング・ジュニア)は「法律は人に私を愛させることはできないが、私をリンチから守ることはできる」と述べた。システムを変えることとシステムを利用することの狭間に、(脱線しやすいにしても)現実的な道があるのだろう。 ロードは、自らが選択した改革メカニズムを用いても腐敗したシステムは修復できないと説いた。キングは、我々が生き続けなければ、戦うことはできないと言った。つまり、システムの中にあっても、同志たちが戦うための道具がそこにあるのなら、それが何であれシステムの終焉を早めることができる
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Big Tech disrupted disruption」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 「破壊的イノベーション」がただの常套句になる前は、本当にワクワクするアイデアだった。テクノロジーを使えば、人々をつなぎ、協力し合い、すばらしいことを実現できるはずだった。 Uberによる「破壊」は簡単に(そして正当に)否定される。Uberはタクシーと公共交通を「破壊」し、ライバルの輸送システムを崩壊させるために、サウジの王族からの310億ドルを溶かした。その一方で、投資家には独占によって価格決定力を獲得し、価格の吊り上げと賃金の搾取によって利益を確保すると密かに約束していた。 Uberの破壊的イノベーションの物語は嘘に満ちている。ドライバーの「自立」について、自動運転タクシーの実現について、バスや地下鉄を何百万台もの空車で置き換えることが
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The Cult of Mac」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic Appleの最も価値ある無形資産は、特許や著作権ではない。それは、時価総額2.89兆ドルの多国籍企業の製品を所有することが、Appleの株主の利益と不可分のアイデンティティを持つ、抑圧された宗教的マイノリティのメンバーになると信じる人々の群れである。 App Storeを例に取ろう。AppleはiOSプラットフォーム上でライバルがサードパーティ・アプリストアを提供できないようにしている。つまり、Appleが承認したアプリ以外はインストールできないということだ。Appleに承認してもらうためには、ソフトウェア製作者がアプリ内で行われる決済1ドルにつき0.30ドルをAppleに支払うことを認めなければならない。 これには二つの効果がある。第一に、特定のプロダクトの提供が
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Google reneged on the monopolistic bargain」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 驚くべきことに、かつてAltavistaやYahooをふっと飛ばし、魔法の検索ツールで世界を驚かせたGoogleが、突如クソの山になってしまった。 Googleの検索結果はひどいものだ。ページの上部はスパム、詐欺、広告だらけだ。始末に終えないのは、その広告も詐欺だらけなのだ。時には、資金力のある敵対者がGoogleを出し抜いて大金を稼ごうと大掛かりな詐欺が試みることもある。 https://www.nbcnews.com/tech/tech-news/phone-numbers-airlines-listed-google-directed-scammers-rcna94766 しかし通常、こうした詐欺を働くのは
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