長野県北部、ナウマンゾウの化石が発掘された野尻湖や雄大な黒姫山、妙高山に抱かれた信濃町。冬は積雪が2mを越える特別豪雪地帯でもある。人口は7,739人︵令和2年国勢調査の結果*1︶。人口減少と高齢化が進み、消滅可能性都市と言われるこの町で、先進的な自動運転草刈りロボットの実証実験が完了した。地域の担い手が減る中、草刈りのサブスク実現を目指し、農業のサービス化の先端を走ろうとしている。信濃ロボティクスイノベーションズ合同会社︵以下、SRI︶代表の赤堀さんに話を聞いた。 赤堀 哲也︵あかほり てつや︶さん プロフィール 1976年、埼玉県生まれ。英国国立ウェールズ大学トリニティセントデイビッド経営大学院 経営学修士︵MBA︶。2002年にマーキュリープロジェクトオフィス株式会社を起業。企業のWebサイト・映像制作やマーケティング支援をおこなう。2012年に特定非営利活動法人 Nature Se