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ロボットで職人の汗一粒の価値を高める 地方から果敢に建設DXにチャレンジしている男がいる。建ロボテック株式会社の眞部達也社長だ。 眞部社長が開発したのは、鉄筋の協働型鉄筋結束ロボット「トモロボ」。自らが鉄筋職人出身でもあることから、高度な機能を省き、使いやすさに特化したことが奏功し、すでに全国の建築現場で展開。さらに土木・インフラ系向けでも、株式会社富士ピー・エス社の協力を得て開発を進め、2021年1月から試行する。 また、「トモロボ」を改良した鉄筋上での荷物の運搬技術も開発。国土交通省 関東地方整備局は、昨年10月に同技術を現場3密対策に向けた省人化技術として選定した。 「職人を単純作業から解放し、汗ひと粒の価値を高めたい。そして、この技術を世界に広めたい」と大きな理想を追い求める眞部社長に話を聞いた。 ――建設業界に入職した経緯は? 眞部達也さん(以下、眞部さん) 実は、もともと料理
自衛隊施設は災害派遣の活動拠点 昨今の九州の豪雨や今後30年以内に生起するであろうといわれている南海トラフ地震等、日本は備えなければならない自然災害が常に脅威として我々の目の前に存在しています。 以前、海上自衛隊で勤務していた時に東日本大震災で災害派遣に従事したお話をさせていただきました。防衛省では自衛隊の駐屯地や基地は災害派遣の活動拠点として、災害が発生しても駐屯地・基地機能を維持できるように防災機能の維持・向上に努めています。私も実際に基地機能の維持・向上のために予算要求業務を中央の海上幕僚監部で従事させていただいた経験があります。 今回は海上自衛隊を中心に防衛省として、施設の耐震対策における当時の状況についてご紹介させていただきたいと思います。(あくまで私が勤務していた当時の話であり、現状は異なることご了承ください) 陸・空よりも遅れる海上自衛隊施設の耐震化 当時の防衛省の耐震対策に
地域ゼネコンに挑む小規模工務店 以前、「“大型パネル”が運んできた大工の働き方改革!」の記事で、新潟県・三条市の株式会社サトウ工務店の完全週休2日、祝日休日、年間5日以上の有給休暇制度など大工の労働環境を劇的に改善した取り組みを紹介した。 その後、同社は社員5人(事務所スタッフ2名、大工職人3名)という小規模な地域工務店にもかかわらず、大型パネルを武器に、8,000万円の中規模倉庫を受注。工務店の新たなビジネスモデルを模索している。 新設住宅着工戸数は、2019年度の88万戸から、2030年度には63万戸、2040年度には41万戸と減少していくとの予測がある。工務店大淘汰時代は必然と言える。 「従来、地域ゼネコンが受注してきた鉄骨造の倉庫等に参入することが、地域工務店の生き残り策の一つ」と語る、株式会社サトウ工務店の佐藤高志代表取締役に話を聞いた。 ――今回受注したのはどのような物件? 佐
ビッグサイトの使用制限延長で、小池都知事に嘆願書を提出 東京都は、東京五輪の開催決定後、東京ビッグサイト(東京国際展示場)の約半分(7万m2)を放送施設として2019年4月から20か月間、IOC(国際オリンピック委員会)に貸し出すことを決めている。これを受け、多くの展示会が中止・縮小となり、主催者や出展社、その支援企業(装飾施工、電気工事、警備、周辺ホテル等)ら8万3,760社が、2兆5000億円もの損害を被ってきたと言われている。 さらに、東京五輪の1年延期に伴い、2021年も引き続き放送施設として使用する計画を発表。その結果、東京五輪後に予定された展示会も相次いで中止・縮小となり、出展社・支援企業など5万260社が、さらに約1兆5000円の損害を被ることが想定され、一部の企業からは体力のあるうちに廃業、解散を検討する声も聞こえている。 こうした状況下で、日本最大の展示会主催会社・リード
このままでは、建設職人の生活が成り立たなくなる? 『【新型コロナ】相次ぐ工事中断で、小規模建設会社は倒産・廃業か?』では、スーパーゼネコンや準大手などが工事を一斉中断したため、下請を担う小規模建設会社らの倒産・廃業を危惧する声、また建設職人らが一気に仕事を失っていることへの戸惑いの声を伝えた。 建設労働者の権利保護を訴えている全国建設労働組合総連合(全建総連)の各組合のもとには、小規模建設事業主、一人親方や請負で働く労働者から、「このままでは生活が成り立たなくなる」と日々、相談が相次いで寄せられている。 「先手を打ち、末端で建設現場を支える建設会社事業主、労働者、一人親方の救済を断行し、国からの何らかの補償について全建総連全体として要望する」と語る、全建総連 書記次長の奈良統一氏に、今の建設職人の苦境について緊急インタビューを行った。
鉄道高架工事のエキスパートにインタビュー 阪急電鉄京都線・千里線淡路駅周辺の連続立体交差事業(延長7.1km)は、淡路駅部で高さ約30mの2層構造の高架橋を建設するという大工事だ。事業期間も長く、2008年度から2027年度までの19年間に及ぶ。近隣に住宅などが密集し、4線から電車が乗り入れる線路のすぐそばという施工条件の中、工事を行っている。 淡路駅を含む第3工区の施工を担当するのは、大林組・ハンシン建設JV。現場所長の松下修さんは、過去に2度、他の鉄道高架化工事に携わった経験があり、今の現場に関わって12年目という鉄道高架工事のエキスパートだ。 鉄道高架工事のやりがい、施工管理上の留意点はなにか。松下さんのキャリアを含め、話を聞いてきた。
日本の耐震技術を母国・台湾へ 2018年2月6日。台湾・花蓮を最大震度7の巨大地震が襲った。 12階建てのビルや、41棟もの住宅が倒壊。17名の死者を出した。 この花蓮で生まれ育った一人の若い女性が、日本の建築現場で働いている。 許 雅筑(キョ・ヤツゥ)さんは、「スキーをするため」に2015年に来日。特に夢や目標もないまま来日したが、日本で過ごす時間を重ねるにつれ、日本の建築物の美しさ、そして高い安全性に魅了されていった。 そんな中、故郷を襲った巨大地震。日本でその知らせを受けた彼女は、日本の優れた耐震技術を学び、母国・台湾に持ち帰るため、日本で建築技術者になることを決心する。 愛くるしい笑顔の裏に隠された、故郷を愛する強い思いと確固たる決意に迫った。 大手企業を辞め、「スキーをするため」に来日 許さんが生まれ育った花蓮は、台湾の東部に位置する都市。 3,000m級の山々が海岸沿いに連なり
「デミーとマツ」のマツさんこと”松永昭吾”の素顔 マツさんこと、松永昭吾さんについては以前、「噂の土木応援チーム デミーとマツ」の記事で取り上げたことがある。 噂のドボク応援チーム「デミーとマツ」って何者? ただ、ふだんは九州の建設コンサルタント会社に勤めていること、デミマツのほかに様々な団体に名前を連ねていて、毎日のように全国を飛び回り超多忙らしいこと以外、マツさんの素性は謎だった。 土木技術者としてのどのようなキャリアを辿ってきたのか。土木技術者とはどうあるべきなのか。土木業界が抱える問題とはなにか。いろいろと質問をぶつけてきた。 日本初の長大橋「西海橋」に憧れ、土木の道へ ――土木に興味を持ったきっかけは? 松永 私は長崎県佐世保市という西の果ての僻地の出身ですが(笑)、島がたくさんあるので、橋がないと暮らせないような土地で育ちました。近くには「西海橋」という橋が架かっていました。
土木系建築会社の内定を断ったのは、建設業が好きだから 野崎華弥さんは大学を卒業後、ハウスメーカーで設計・営業を担当し、ゼネコンでは現場監督としてビルの新築工事や改修工事に携わってきたバリバリの建築技術者だ。 建築畑を歩んできた彼女は、次のキャリアとして土木の領域も学びたいと転職活動を始め、すぐに土木系建築会社から内定をもらった。「勤務先は海外の現場で、1年も行けば日本の5年間に匹敵するほど経験を積めるのではないか、国づくりに携われるのではないかと期待に胸がふくらんだ」。 しかし、そこで思いがけない事件が起きた。 土木系建築会社の内定が出た頃、ある企業の社長から「ITで建設の世界を限りなくスマートにしたい」という一通のスカウトメールが転職サイトを通じて届いた。その文面をみた野崎さんは「雷に打たれた」。現場経験があったからこそ、心に響く言葉だったという。 スカウトメールの送り主は、株式会社フォ
2019年、スーパーゼネコンの月収・年収・ボーナス 私はスーパーゼネコンに勤務する土木技術者です。 保有資格は、技術士(建設部門:施工計画)、1級施工管理技士(土木・建築・管・建設機械)、1級舗装施工管理技術者などです。 そんな私の2019年のとある月の月収と、年収を公開します。 月間給与総支給額:1,241,000円 (手取り額:722,000円) <内訳> 基本給:461,000円 残業手当:442,000円 特別勤務手当:105,000円 別居手当:32,000円 帰省費:203,320円 ※帰省費は帰省してもしなくても貰える。 ボーナス:夏期賞与1,120,000円、冬期賞与1,240,000円 年収:約17,000,000円 こんな感じでありえないぐらい稼ぎました。下の源泉徴収の写真が証拠です。
前内閣官房参与・藤井聡が語る「土木の本道」 京都大学に藤井聡という先生がいる。安倍晋三内閣の内閣官房参与として、昨年「国土強靭化基本計画」をとりまとめた土木の先生だ。 その存在は何年も前から知っていたが、テレビなどのメディアに出演し、政治や経済について論じている姿を見るたびに、「土木の先生っぽくないな」という印象を持ち続けてきた。 昨年ぐらいからは、「表現者クライテリオン」という思想誌の編集長に就任し、保守言論活動も始めた。今年7月には、アメリカの経済学者を招聘し、「MMT(現代貨幣理論)」に関するシンポジウムも主催した。 事ここに至って、「本当に土木の先生なのだろうか」という疑問すら湧いた。土木絡みの取材に携わるもの書きの一人として、「土木の先生なら、土木の話を聞きたい」という思いが募っていった。 ということで、藤井先生が考える「土木の本道」について話を聞いてきた。
派遣社員の施工管理技士に大切なのは技術と知識 施工管理技士が派遣社員として、国内、国外の建設現場で稼ぐためには、施工管理や図面作成などの基本的な技術力での勝負となるのは言うまでもない。 それ以外にも、現場での人間関係や、派遣先ゼネコンでの独自ルールもあるが、基本的な技術力がなければ、プロフェッショナルな派遣社員としては活躍できない。そうでなければ、ただの頭数合わせの派遣社員として、安くコキ使われるだけだ。 それぞれのゼネコンが持ってる個性に対応する必要もある。派遣先のゼネコンの現場にいる人間たちの常識や、技術に関する知識の差も結構大きいので、それに合わせてあげなければいけない。 しかも、大手ゼネコンの正社員たちは、その会社の中だけで自分のやり方が「絶対に正しい」「唯一無比だ」と思ってる。そういう「井の中の蛙」や「テング」になってる人たちが、うじゃうじゃ一杯いる中で一緒に働かなければいけない
「私も現場に連れてって」女性が安心して働ける土木の職場に 建設業界でも土木技術者(女性)の雇用を増やすために様々な政策が導入されている。しかし、現場目線からすると、そのほとんどが建設業の現場事情を理解されていない方々が机上で考えた「単純なハード面」ばかりに思える。 例えば、現場に設置する仮設トイレの美化。所詮どんな設備投資をしても仮設トイレという不安はぬぐえないのではないか。 専用シャワー(女性)も色々面倒だと思う。現場管理で多忙な中、いつ利用するのか。清掃はだれがするのか。公共の目にさらされている建設現場では、女性専用であることが却ってセキュリティーの面での心配もあると思わないか。 女性が求めているのは、お金をかければ解決するハード面だけの対策なのだろうか。他にやるべきことがあるのではないか。どうしたら日本の建設現場も、あまたの女性が働く姿を見ることができるようになるのか。 長年、土木業
外国人の現場監督が、外国人の職人を育てる時代が来る 「外国人の現場監督が、外国人の職人を指導する時代が来るかもしれない」 こう語るのは岡田工業株式会社の岡田健太郎専務取締役だ。 1963年創設の岡田工業は、長らく戸建て住宅向けの鉄筋加工事業が主力だった。そんな岡田工業に、ある時ハウスメーカーや工務店から「CAD設計や住宅建て方ができる人材を紹介してくれないか」という声が相次いだ。 この声に応えようとした岡田工業はまず、2008年にCADセンターの子会社をフィリピンのマニラに設立。作図や積算業務のアウトソーシング事業を開始した。 さらには、フィリピンに住宅建て方などの研修を行う「海外実習生研修センター」を設立し、現地でフィリピン人技能実習生の研修も行っている。 フィリピンを拠点に、海外での業務を次々と拡大・多角化している岡田工業の岡田健太郎専務取締役に、日本の建設業における外国人活用の現状と
すべての建設会社にチャンスがある「i-Construction大賞」 国土交通省が建設現場の生産性革命「i-Construction」を掲げて4年目を迎えた。 ICT施工も土工だけでなく、舗装や港湾浚渫、建築分野まで次々と拡大し、建設現場の生産性は飛躍的に向上。石井啓一国土交通大臣は、2019年を「生産性革命 貫徹の年」に位置付けている。 「i-Construction」を普及促進していくための最大のポイントは、一部の大手ゼネコンだけでなく、地方の中小ゼネコンが取り組みやすい環境を整えていくことにある。 そこで、国交省は2017年度に「i-Construction大賞」を創設。建設現場の革新的な取り組みを表彰することで、地方への水平展開を目指している。 「i-Construction大賞」は、2017年度は直轄工事が対象だったが、2018年度からは地方公共団体等の発注工事や産官学民から構成
建設職人甲子園 決勝大会が開催 2019年4月14日、栃木県宇都宮市で「第4回 建設職人甲子園 全国決勝大会」が開催された。 建設職人甲子園は、建設職人の価値を高め、子供たちが憧れる建設業界にすることを目的に、2014年に設立された「一般社団法人 建設職人甲子園」が開催しているイベントだ。 (一社)建設職人甲子園では、東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・大阪・九州・群馬・東北と9地区で、日頃から経営者・職人向けのセミナーや勉強会などを開催している。 この(一社)建設職人甲子園が開催する最も大きなイベントが「建設職人甲子園 全国決勝大会」。 職人の技術を競う大会ではなく、職人たちが胸に抱いている仕事や会社、業界に対する想いを熱く訴えるプレゼンテーション大会である。観客たちにより多くの気づきと学びを提供した企業が優勝を勝ち取ることができる。(第3回大会の様子はこちら) 第4回大会では、セミファイ
土木の会社が建築をやった この建築現場は、建築の知識がないゼネコンの土木技術者たちによって進められていた。 建設コンサルタントが「そもそも建築用語が全く通じない!」と嘆くほどだった。 実際、私が現場に赴任した時も土木の工事だけが進み、建築は基礎の捨てコン以降、全く手付かずの状態だった。 私は現地に行く前から「建築はあまり進んでいない」と本社から聞いていた。「これから建築の人員を増やしていくので、まずは先兵として一人で行って下さい」と言われて、このガーナの現場へ単身赴任でやって来たのである(現場概要はこちら)。 しかし、現地の事務所では「あなたが来たので、当分、建築の人間を補充する予定はない!」と言われた。海外の現場経験は多いので、「現場に行ったら話が違う」ことには慣れているが、この現場は日本での話と違いすぎた・・・。
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