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国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.17(2019.08.21)を発表した。また、「【NIH】消費者向けファクトシート:銅、プロバイオティクス」を食品安全情報(化学物質)No.17(2019.08.21)別添として発表した。 注目記事 【TGA】補完医薬品の概要 オーストラリアTGA(Therapeutic Goods Administration)は補完医薬品を理解するためのQ&Aを公表した。補完医薬品は、健康食品店、スーパーマーケット、薬局で入手できる非処方薬である。補完医薬品は医療専門家が推奨する医療を代替するものではない。補完医薬品には、伝統ハーブ医薬品、一部の栄養サプリメント、ビタミン・ミネラル類、ホメオパシー製品、伝統中国医薬品、アーユルヴェーダ等が含まれ、リスト記載の補完医薬品、評価済みリスト補完医薬品、登録補完医薬品の3つに分類される。 【TGA】オー
国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.16(2019.08.07)を発表した。 注目記事 【BfR】家庭菜園や市民農園で植物保護製品を安全に使う ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、専門家ではない人が家庭菜園や市民農園で植物保護製品(農薬)を安全に使用できるように注意点をまとめた。 ※ポイント:使用前、使用中、使用後の3つの工程に分けて、使用者が気をつけるべきことを、工程毎に箇条書きで丁寧にわかりやすくまとめています。 【TGA】医薬品広告:「天然」表示は誤解をまねかないよう確認すること 医薬品広告への「natural」(天然)という用語や、「naturally derived」(自然由来の)、「sourced from nature」(自然の)、「all natural」(すべて天然の)などの関連語の使用規制について、オーストラリアTGAが要点をまとめた。
人類の歴史上、食べ物が原因で戦争や革命に発展した例は枚挙にいとまがない。そこで今回は歴史上の大きな出来事を題材とした映画と、その出来事を誘発した食べ物について見ていこう。 「マリー・アントワネット」のブリオッシュ シャルダン《ブリオッシュのある静物》 1789年に起こったフランス革命では、飢饉と貧困によってパンを食べられないという国民の訴えに対し、フランス国王ルイ16世の妃マリー・アントワネットが「パンがないのならケーキを食べればいいじゃない」と言い放ったことが国民の怒りを買ったと言われている。 ここでいうケーキとはフランスの菓子パン(ヴィエノワズリー)の一種であるブリオッシュのことで、通常のパンとは違ってバターや牛乳、卵、砂糖等がふんだんに使われていることからケーキと意訳されたようだ。今でこそ一般的な食べ物となっているが、当時は富裕層向けの贅沢品であった。発言の真偽はともあれ、王侯貴族の
映画に登場するフードを通して平成を振り返るシリーズの最終回。今回は児童虐待、ネグレクト、子どもの貧困等、平成の子育て難が生んだとも言える「こども食堂」を舞台にした作品を取り上げる。 子どもの権利への関心の高まりの時代 平成はまた、子どもの権利・福祉についての関心が高まった時代であった。国際的には1989(平成元)年に「児童の権利に関する条約」(子どもの権利条約)が国連総会で採択されて翌年発効、日本も1994(平成6)年に批准した。そして、その前後から、官民で各種の取り組みが行われるようになった。 一方、バブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショックと襲ってきた不況があり、そのなかで生活、働き方、家族の形も大きく変化した時代でもあった。 「こども食堂」も、そうした時代・動きの中でとらえることができるが、その始まりは、地域で気づかれた問題からだったようだ。2012年(平成24年)8月、東京都大田
“現代日本ワインの父”麻井宇介とその弟子たちを描いた映画「ウスケボーイズ」をご紹介する。 消費者に選ばれる「日本ワイン」の誕生 今秋、昨今の日本のワイン事情を象徴するような変化が訪れた。 2015年10月30日に国税庁が制定した「果実酒等の製法品質表示基準」が今年の10月30日から適用され、国産ぶどうのみを原料とし、日本国内で製造された果実酒のみが「日本ワイン」と表示されることになったのである。それまでは輸入ものの安価なバルクワインに日本のワインをブレンドしたものや、外国産ぶどうの濃縮果汁を輸入して日本で醸造したものも「国産ワイン」として売られていたが、これらは表示上「国内製造ワイン」として明確に区別されることになった(「ワインラベルが語ること」国税庁)。 これは、ワイン用ではなく生食用のぶどうを用い、ぶどうの生産者と醸造所が別という世界の常識とはかけ離れた製法で作られ甘口一辺倒のものが幅
「セブン-イレブン」が先週開始するはずだった生ビールのテスト販売を急遽中止した。中止理由は定かではないが、この取り組みのニュース自体は非常に興味深いものである。同チェーンがレギュラーコーヒーで起こしたのと同等のイノベーションを、今後は生ビールに関しても実現するのではないかと予感させたからだ。 CVSの利用動機を変えたカウンターコーヒー セブンカフェ 「セブン-イレブン」は2013年1月に「SEVEN CAFÉ」(セブンカフェ)を発売し、翌2014年秋にリニューアルした。これは、レギュラーコーヒーの買い方のチャネル変革だった。 それより5年前の2008年、私は以前勤めていた某コンビニエンスストア(以下CVS)チェーンでカウンターコーヒーを「セブン-イレブン」に先駆けて全店導入を実現した。抽出したコーヒーをポットに用意しておいて、お客様に注いでもらう方式だった。 テストとして一部店舗で先行販売
個人的にずっと気になっていた、アメリカ映画に登場するあの“四角い紙箱”に入っている食べ物は何なのか、確かめてみたい。 “四角い紙箱”の正体 それを初めて目にしたのは、「ゴッドファーザー」(1972、本連載第31回参照)であった。マイケル(アル・パチーノ)が、父でニューヨークのイタリア系マフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の狙撃に関与したソロッツォ(アルフレッド・レッティエリ)とマクラスキー警部(スターリング・ヘイドン)との交渉のためイタリアンレストラン向かう直前のシーンである。マイケルの兄ソニー(ジェームズ・カーン)やトム・ヘイゲン(ロバート・デュバル)、サルバトーレ・テッシオ(エイブ・ヴィゴダ)らファミリーの幹部たちが囲むテーブルにはいくつもの四角い紙箱が並んでいる。そのうちの何かをスプーンですくってコーラで流し込むように食べているのだが、箱の中の料理が何であるの
screenfoods01 あけましておめでとうございます。2018年の1本目は、明日(1月13日)公開の「5パーセントの奇跡〜嘘から始まる素敵な人生〜」の主人公の体験を通して、5つ星ホテルの仕事を見ていきたい。 志を起こさせた美しい料理 本作は、視力の95%を失いながら、視覚障がいがあることを隠して一流ホテルでキャリアを積んだサリヤ・カハヴァッテの実話をベースに、「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」(2005)のマルク・ローテムントが監督したヒューマンドラマである。 主人公サリヤことサリー(コスティア・ウルマン)はスリランカ人の父親とドイツ人の母親の間に生まれた。彼は先天性の疾患により10代で網膜剥離を起こして重度の視覚障がいを持つことになる。映画は、彼が視力を失う前に実習でウェイターとして働いた一流レストランから始まる。 まるで「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラ
私の、日本のスーパーマーケットでの発見は続いている。今回はごぼうの話だ。 日本では野菜・中国では漢方薬 ごぼうは日本ではどのスーパーでも扱っている一般的な野菜の一つだが、実は中国では見たことがない。それで、細長いその野菜にはなじみがない上に泥までついているから、最初は敬遠していた。しかし、日本に滞在する時間が長くなるにつれて、そうざいでは定番のきんぴらごぼうも、私の好きなおかずの一つになった。その独特の香りに惹かれている。 このごろ、もう少しごぼうのことを知ろうと思っていろいろ調べていた。そのなかで、中国のサイトにも当たってみようとしたが、仮名では検索できない。それで「ごぼう」と打って変換したところ「牛蒡」と出た。 見なれない漢字だと思いつつ、中国の検索サイトで「牛蒡」を調べてみた。すると、意外に沢山の関連情報が出てきた。しかも、なんと、ごぼうは実は中国原産だとわかった。 文献としては、『
映画の中の“うまそうなもの”に焦点を当てて、数本をセレクトして紹介していくシリーズの2回目。今回のお題は「カクテル」である。 なお、レシピはサントリーとアサヒビールのWebサイトを参照した。(※) 「カサブランカ」のシャンパン・カクテル まず1杯目は前回取り上げた「カサブランカ」から。前回はコーヒーの話がメインだったが、作中に登場する飲み物は酒類のほうが多い。その中で注目の1杯は、バーグマン演じるイルザの夫でレジスタンスの指導者であるラズロ(ポール・ヘンリード)が、仲間と密会するシーンで注文するシャンパン・カクテル。これは自由フランスのシンボルであるロレール十字が刻印された指輪と共に、仲間を見分ける符牒として機能しているように見える。 シャンパン・カクテル 材料:シャンパン適量、角砂糖1個、アンゴスチュラ・ビターズ1dash 作り方:シャンパン・グラスに角砂糖を入れ、アンゴスチュラ・ビター
「かんたんHACCP」の当サイトでの公開は終了しました。電子ブック『これがHACCP工場だ!』をご覧ください。 ◆ 『これがHACCP工場だ!』 ジーン・中園 著 株式会社香雪社 ISBN978-4-905429-17-3 日本での売価:486円 Sales area of “KOREGA HACCP KOJO DA” genenakazono series (Japanese Edition) Kindle Edition Japan 日本 https://amzn.to/2CmMxil United States of America アメリカ合衆国 https://www.amazon.com/dp/B07H3MSF13 United Kingdom of Great Britain and Ireland グレートブリテン及び北アイルランド連合王国 https://www.amaz
今回は1985年製作の「愛と哀しみの果て」を通して、植民地時代のアフリカでのコーヒー栽培等について述べていく。 ミルクよりもコーヒー 本作の原作となったのは、「バベットの晩餐会」(本連載第61回参照)等の著作で知られるデンマークの女流作家カレン・ブリクセンが自らの経験をもとにアイザック(イザク)・ディネーセン名義で1937年に発表した回想録「アフリカの日々」(原題「Out of Africa」)、およびジュディス・サーマンによるアイザックの伝記「Isak Dinesen: The Life of a Storyteller」、エロール・トルゼビンスキーの「Silence Will Speak」である。 監督はラブストーリーの「追憶」(1973)、「出逢い」(1979)、社会派ドラマの「コンドル」(1975)、「スクープ・悪意の不在」(1981)、から「トッツィー」(1982)のようなコメデ
今回は、2014年公開の韓国映画「怪しい彼女」と、それを中国、ベトナム、そして日本でリメイクした4本の映画を通して、アジア各地の食のシーンを比較してみようと思う。 4作品に共通する概要は、女手一つで一人息子を育てたおばあちゃんが、不思議な写真館で20歳の娘に若返り、得意の歌でバンドのボーカルとしてもう一度青春を取り戻そうとする姿を、音楽プロデューサーとの恋を交えてコメディタッチで描いたものである。 片想いの果物と嫁姑バトルの味 韓国版「怪しい彼女」。オ・ドゥリ(シム・ウンギョン、右)は孫のバンドに誘われる まずはオリジナルの韓国版から。70歳のオ・マルスンおばあちゃん(ナ・ムニ)の近所には、彼女の実家の元奉公人、パクさん(パク・イナン)が住んでいる。彼はずっと彼女に憧れを抱いてきたのだが、彼女は他の男と結婚し、夫が出稼ぎ先のドイツで死んでからは息子を育てることに必死で、パクさんを顧みる余裕
今回は、1981年製作のドイツ映画「U・ボート」で、潜水艦の乗組員たちが食べていたものについて述べていく。 1973年に出版された原作「Das Boot」は、第二次世界大戦中に著者のロタール・ギュンター・ブッフハイムが、ドイツ海軍のUボートに従軍記者として乗艦した時の体験を基にしている。映画に登場するヴェルナー少尉(ヘルベルト・グリューネマイヤー)が彼に当たる。 Uボートとはドイツ海軍所属の潜水艦の総称で、第二次世界大戦では1,000隻以上が約4万人の兵を乗せ、敵国の輸送船や軍艦を破壊するために出撃したが、そのうち3万人は帰還しなかったという。本作で描かれるのは、そのような結果をもたらした過酷な作戦行動と、艦内の極限状況である。 食べることが唯一の楽しみ 第二次世界大戦の開戦から2年後の1941年、ナチス占領下のフランスの軍港ラ・ロシェルのドックから、大西洋を航行する連合国護送船団を攻撃す
今回は昨秋最新作「デスノート Light up the NEW world」が公開された「デスノート」シリーズに登場する食べ物について述べていく。 本シリーズは「週刊少年ジャンプ」に連載された大場つぐみ・作、小畑健・画の漫画の映画化で、2006年に公開された第1作「DEATH NOTE デスノート」と第2作「DEATH NOTE デスノート the Last name」は前後編連続公開という興行形態のはしりとなるヒット作になった。 ストーリーは、法律を学ぶ大学生の夜神月(やがみ・らいと、藤原竜也)が、ある日死神のリューク(中村獅童)から名前を書いた人間を殺すことができるデスノートを手に入れ、凶悪事件の犯人を次々に自らの手で処刑し「救世主 キラ」(Killer)として崇められる存在になっていくというところから始まっていく。 これに対し警察は、月の父で刑事部長の総一郎(鹿賀丈史)を捜査本部長に
「パナマ文書」も気になるが、「新パナマ病」も大問題だ。その被害で日本でもバナナの供給不足が心配されている。今回はそのバナナの防除に関わる問題を描いた作品ともう1作、食の問題に関するドキュメンタリーを2本取り上げる。 「バナナの逆襲」のバナナ 日本人が最も食べている果物であるバナナ。日本向けの約9割はフィリピン産で、その約9割を大手4社が扱っている。 「バナナの逆襲」は「第1話 ゲルテン監督、訴えられる」と「第2話 敏腕 弁護士ドミンゲス、現る」の2部作であるが、時系列的には第2話が先になる。 第2話は中米のニカラグアのバナナ農園で働いていた12人の労働者たちが、不妊症になったのはアメリカで使用禁止になっていた線虫防除用の農薬DBCPが使われ続けていたからだとして、雇い主であるアメリカの巨大食品企業を訴えた裁判を描いた法廷ドキュメンタリーである。 訴訟費用の乏しい労働者たちの弁護を引き受けた
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