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レオ・シュトラウス(Leo Strauss, 1899-1973)は、毀誉褒貶の激しい政治哲学者である。ユダヤ人として帝政下のドイツに生まれ、帝政崩壊と相前後して哲学を学びはじめ、1932年からパリ、ケンブリッジで研究を重ね、ドイツに戻ることなく38年にアメリカへ渡った。49年、新人文主義を掲げるシカゴ大学に招かれ、終生取り組んだのは、西欧哲学を政治哲学として再生させるという課題であった。50年代末にシュトラウジアンと呼ばれる学派が形成され、これが新保守主義(ネオコン)の母体となった。2000年代、二世ブッシュ政権下における「テロとの戦争」などの外交政策に強い影響力を及ぼしたこの勢力に対する評価が、その首魁と目されたシュトラウスの学者としての位置づけにも影を落とす。自閉的エリート主義と表裏なす独善的な正義の押し付け、といった批判は彼自身とその学説にも向けられる。 必ずしも不当無実とは言えな
本研究科教員の日本学術会議会員任命をめぐる問題について 本研究科・日本文化研究専攻の加藤(野島)陽子教授は、日本学術会議より第25期 会員候補者として推薦されていましたが、内閣総理大臣により任命されない事態とな りました。 加藤教授は、日本近現代政治史の専門家として優れた研究実績を持ち、日本学術会議 法第十七条に定められた選考基準に基づき適切に推薦されたと認識しています。加藤 教授は、内閣府などの公文書管理に関する委員会委員を長く務め、その知見をもとに 学術会議でも当該問題にも取り組むことが期待されていましたが、十分に理由を説明 することなく任命されなかったのは大変残念です。10月2日付で日本学術会議から発出 された「第25期新規会員任命に関する要望書」に記載された要望2点が、早期に実現 することを望みます。 コロナ禍で様々な分断が加速する中、本研究科は多様な主張に耳を傾け、他者への 理解
ポスターのダウンロードはこちらから チラシ表のダウンロードはこちらから チラシ裏のダウンロードはこちらから 報告書のダウンロードはこちらから 【開催趣旨】 2018年 8月、鳥取県北栄町の北栄みらい伝承館(北条歴史民俗資料館)では、収蔵品の民具 562 点の処分または希望者への譲渡を前提に「お別れ展示」を開催し、473点を譲渡した。収蔵庫がいっぱいで、新たに収集できなくなっていたというのがその理由だった。現在、同様の「収蔵庫問題」は歴史・民俗系だけでなく美術・自然系博物館も含めた博物館共通の課題である。 「収蔵庫問題」に限らず、2018年は作品の廃棄やコレクションの譲渡・売却にまつわるニュースが各方面で物議を醸した年だった。東京大学中央食堂に展示されていた宇佐美圭司の絵画《きずな》の廃棄や「リーディング・ミュージアム」構想の報道などを契機に、博物館におけるコレクションの意義や公共性に関する
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大学に入ったとき、自分というのはほんとうに何も知らずにここまで来てしまったんだな、周りは優秀な人たちばかりだな、と思ったんですけど、実際、その感覚は全然間違っていなくて、10年、15年たって、やはり「すごい」と思っていた人たちが社会的に頭角を現していくことを見るのですが、僕自身はまったく優秀ではなかったですね。ただ、僕がずっと思っていたのは、とにかくやってみればいいんじゃないか、6割でいいんじゃないか、と。今回は6割できた。次、挑戦して、また6割くらいなんですけど、その6割の幅がどんどん大きくなっていく。結果的には当初できないと思っていたこともできるようになっている感覚があって、自分が必要以上に考えることのない人間でよかったな、少なくとも、それによってここまで進んでくることができた、と思っています。 もちろん、「映画」という仕事を選んだのですから、人に見せられるという及第点は出さないといけ
私が西洋史学を志した最初のきっかけは、高校2年の時に受けた世界史の授業であった。世界史の先生は戦後歴史学の最盛期に学んだ世代で、大塚史学の理論にしたがって世界史の流れを解き明かして下さった。歴史というものが、何年に何があったという事実の羅列ではなく、その背後にある目に見えない一つの原理によって説明されるものだということに、私は素直に感動したのである。 ところが、私が東京大学に入学した1979年は、すでにかなり以前からその戦後歴史学の枠組みが揺らいでいて、代わって「社会史」と呼ばれる新しい潮流が注目を集めていた頃であった。何も知らなかった私の頭は、当然ながら混乱した。歴史学とは一体どのような学問なのかというのが、駒場2年間の私の問題意識となった。 駒場で一番印象に残っている授業は、弓削達先生の一般教養ゼミナールである。弓削先生は、戦後歴史学の一つの到達点といってよいお仕事を、ご専門のローマ史
本文へスキップ ビルダークリニック 研究報告書Research Report 石田淳編『2015年SSM調査報告書8 意識I』 (2015年SSM調査研究会、2018年3月) 刊行のことば はしがき 1 戦後日本における階層帰属意識の規定要因 ―世代内移動と準拠集団に注目して コン・アラン 2 現代日本の文化資本と階級分化 ―1995年SSMデータと2015年SSMデータの多重対応分析 磯 直樹・ 竹ノ下弘久 3 不公平感の構造変容 ―2005年と2015年の時点間比較 金澤 悠介 4 不公平感は誰にとって問題か ―領域別不公平感と心身の健康の関連 川嶋 伸佳 5 高齢者の主観的幸福感に関する検討 ―生活時間に注目して* 智原あゆみ 6 現役世代の分断をめぐる一考察 吉川 徹 7 女性の性別役割分業意識の変遷とライフコース 細川 千紘 8 権威主義に関する時点間比較の検討 ―ベイズ型リ
会場:東京大学本郷キャンパス法文2号館1番大教室(→会場地図 →東京大学アクセスマップ) 開会の辞:中村雄祐(東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻教授) ご登壇者: 佐藤卓己(京都大学大学院教育学研究科教授) 古川隆久(日本大学文理学部史学科教授) <敬称略・五十音順> モデレーター・閉会の辞: 木下直之(東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻教授) 主催:東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室 後援:文化資源学会 企画・運営:「文化資源学フォーラムの企画と実践」ゼミ履修生 定員:150名 (要申し込み 入場無料) ポスターのダウンロードはこちらから チラシ表のダウンロードはこちらから チラシ裏のダウンロードはこちらから 報告書のダウンロードはこちらから 【開催趣旨】 平成30年(2018) は、 明治元年(1868) から起算して満150年に当たる。政府は
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 Towards Analysis of‘Hate Speech’ from the Viewpoint of Cultural Sociology The Case of Intention and Interpretation of‘Degrading Words’ on the Basis of Hip-Hop Field Logics KURITA, Tomohiro ’
本論文は、横山大観・黒田清輝を中心に、明治後期から大正初期の絵画の様相を、美術思潮に重心を置きつつ考察することを目的とする。 日本画家・横山大観の画業を考える上で、岡倉天心の思想が大きな影響を及ぼしたことは言うまでもない。とはいえ、岡倉天心の掲げた根本思想である理想主義をめぐる問題は、いまだ一定のコンセンサスを得ているとは言い難い。そして、天心の絵画理念は同時代の洋画家・黒田清輝の絵画理念とも重なり、しばしば混同されてきた。こうした明治後期の理想主義をめぐる問題は、横山大観ら日本画家だけでなく、黒田清輝らの同時代洋画を考える上でも重要である。 そこで本論文では、まず第一部で、横山大観の明治後期から大正初期にかけての絵画の変遷を分析し、その背景にある理想主義について考察し、その理想主義の変容の様子を検討する。その上で、第二部では、同時代の洋画家である黒田清輝の作品および絵画志向に視野を広げて
会場:東京大学本郷キャンパス法文2号館1番大教室(→会場地図 →東京大学アクセスマップ) ゲスト:陸川和男(株式会社キャラクター・データバンク代表取締役社長) 岡本健(奈良県立大学准教授)德川眞木(公益財団法人徳川ミュージアム 館長)<敬称略・登壇順> 主催:東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室 後援:文化資源学会 企画・運営:「文化資源学フォーラムの企画と実践」ゼミ履修生 定員150名: (要申し込み / 先着順)メールにて受付(bforum@l.u-tokyo.ac.jp) ポスターのダウンロードはこちらから プレスリリースのダウンロードはこちらから 報告書のダウンロードはこちらから アンケート集計データをご覧になりたい場合は、bunkashigen2015@gmail.com までメールでご連絡下さい。(集計結果は報告書に掲載しております) 【開催趣旨】 ご当地キャラや企業
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お知らせ SSM研究調査関連業績の紹介を更新しました(2021/03/22) SSM研究調査関連業績の紹介を更新しました(2021/03/06) SSM研究調査関連業績の紹介を更新しました(2021/02/26) SSM研究調査関連業績の紹介を更新しました(2020/07/06) SSM研究調査関連業績の紹介を更新しました(2020/03/02) SSM研究調査関連業績の紹介を更新しました(2019/04/19) 2015年SSM調査研究「研究報告書」を刊行しました(2018/03/30) 活動報告を掲載しました(2018/02/16) 2017年12月2日国際カンファレンスを開催しました(2017/12/12) SSM調査関連記事がUTokyo Reseachに掲載されました(2017/06/26) ※英文記事はこちら 2015年SSM調査実施概要を掲載しました(2016/12/15)
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本研究は、哲学者エルンスト・カッシーラー(Ernst Cassirer, 1874-1945)の主著と目される『象徴形式の哲学』(第一巻「言語」1923、第二巻「神話的思考」1925、第三巻「認識の現象学」1929)を研究対象とし、その体系的思考の動態を解明しようと試みるものである。 第一部においては、カッシーラー独自の哲学構想が『象徴形式の哲学』という具体的な形をとって現れるまでをその発端となった『実体概念と関数概念』(1910)からたどり、その経過の中に現れる構想の変化とその意味について考察を加えた。第一章では『象徴形式の哲学』の当初の問題設定とその基本特徴を確認した。『実体概念と関数概念』で行った科学的認識の批判を精神科学の領域にまで拡張するという課題から出発した『象徴形式の哲学』の構想は、それまでの理論家たちのように歴史科学や人文科学を高度な認識原理として自然科学に対峙させる方途は
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