ノスタルジック2デイズでは、今でこそ当たり前になったSUBARU(スバル)のシンメトリカル4WDが誕生した「瞬間」を目の当たりにすることができる。 4輪駆動車メーカーとして世界中で認知されているスバル。スバルブースではその歴史を振り返ることができるが、注目すべきは『ff‐1 1300Gバン4WD』ではないだろうか。 『1000』4ドアセダンではFFレイアウトを採用。その後継モデル「ff-1」では、後にスバルの主要商品企画となる、重要な試作モデルが生まれる。 それがff-1 1300Gバン4WDだ。1970年に東北電力から宮城スバルを経由して当時の富士重工業に「ジープより快適な、通年使用可能な現場巡回車両」の開発要請が持ち込まれた。 当時の日本において四輪駆動車に対するイメージで支配的だったのは「ジープタイプ」のオフロードモデルだった。重たく燃費もよくなく、幌型車体では冬季の暖房もままならな
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