韓国で、重い肺炎などを引き起こす﹁MERSコロナウイルス﹂の感染が広がるなか、タイの保健省は、中東のオマーンから入国した70代の男性の感染が確認されたと発表しました。タイでMERSコロナウイルスの感染が確認されたのは今回が初めてです。 それによりますと、感染が確認されたのは中東オマーンからタイを訪れていた75歳の男性で、持病の心臓疾患の治療を受けるため、今月15日に家族とともにタイに入国したということです。この男性は、治療に訪れた首都バンコクの病院で行われた検査で、MERSコロナウイルスの感染が確認されました。タイでMERSコロナウイルスの感染者が確認されたのは今回が初めてです。 男性は現在、バンコク近郊の別の病院で治療を受けていますが、容体は安定しているということです。 タイの保健省は、タイに向かう旅客機の中でこの男性の近くに座っていた人や病院の関係者など、男性との接触が疑われる人は合わ