本物の人間と見まがうような人形を作り続ける宍道高校通信制3年の野﨑千愛季さん︵17︶の作品﹁姫﹂が、全国の高校生が出品する﹁美術工芸甲子園﹂で最高の大賞に山陰両県の高校生で初めて輝いた。粘土で顔の筋肉や歯の一本一本を作り込み、衣装も一から自作。1日に10時間以上、制作に向き合う中で磨かれた技術が、工芸の専門家たちから高い評価を受けた。 ︵白築昂︶ ﹁ダントツの完成度﹂﹁高校生離れ﹂-。京都伝統工芸館︵京都市︶の展示会場でひときわ異彩を放つ高さ約70センチの﹁姫﹂に審査員から驚きの声が漏れた。 ︻写真︼他の作品も ﹁滅び﹂や﹁はかなさ﹂がテーマ、鎌倉殿の13人を参考に 作品イメージは﹁強く美しい姫﹂。乾燥した土地の草原、砂ぼこりが舞う中でたたずむ様子、といった断片的なイメージから物語を膨らませた。9月初めから1カ月かけて制作。針金や新聞紙で作った体に石粉粘土を盛り込んで着色し、肌の質感を再現
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