浜松市沖上空で平成23年9月、全日空機がほぼ上下逆さまの背面飛行をしながら急降下したトラブルで、運輸安全委員会は25日、副操縦士が以前乗務していた別の機種の操作と勘違いした上、異常事態に混乱して回復操作が遅れたとする調査報告書を公表した。 トラブルは23年9月6日夜、ボーイング737-700型機で発生。トイレから戻ってきた機長を操縦室に入室させようと、副操縦士がドアの解錠スイッチと尾翼の方向舵(だ)を調整するスイッチとを間違って操作。約1万2500メートル上空を飛行中だった機体は旋回しながら約20秒間にわたり約1900メートル急降下し、乗務員2人が軽傷を負った。 報告書によると、副操縦士が3カ月前まで約4年3カ月乗務していたB737-500型機のドア解錠スイッチと、700型機の方向舵調整スイッチの配置・形状などが酷似していたため、副操縦士が勘違いして誤操作したと指摘。 副操縦士は14秒後に
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