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2020年5月1日、米国カリフォルニア州ハンティントンビーチで開かれた集会で、「新型コロナはでっちあげ」と書いた紙をマスクに貼ってロックダウンに抗議する人。(PHOTOGRAPH BY JAMIE LEE CURTIS TATE) 人々が何かを正しく理解することに、誤った情報がどれほど影響を与えるかをいちばんよく知っている人々といえば、気候科学者だろう。彼らは長年、地球の温暖化を示す科学的な知見を伝えようと努力する一方で、誤った解釈やフェイクニュースとも闘ってきた。コロナ禍の今、これと同様のインフォデミック(正しい情報と誤った情報の両方が氾濫している状態)が世界を揺るがせている。 近年、インターネットを使って簡単に学術論文を入手できるようになったおかげで、誰もが新型コロナや気候変動のにわか専門家になれるようになった。しかしこうした人々は、自分に都合のよいデータを選び出して、もっともらしいこ
1944年、日本軍からフィリピンを奪還するための激戦の最中、レイテ島にあえて徒歩で上陸するマッカーサー。こうして彼は、バターン半島からの撤退後にフィリピン国民に向けて誓った「わたしは戻ってくる(I shall return)」という言葉を守った。(HOLLYWOOD ARCHIVE/AGE FOTOSTOCK) 日々1時間に4回近く噴火 世界有数の火山島に暮らす人々 米兵もむせび泣いた硫黄島の激戦、75年前の傷癒えぬ元兵士は語る ダグラス・マッカーサーは、実に多くの顔を持った人物だった。それは彼の経歴によく現れている。第一次世界大戦には最年少の戦闘司令官として参加し、フランスでの戦功によって、米陸軍の名誉勲章の次位となる殊勲十字章2つと銀星章7つを受勲した。その後、最年少で陸軍士官学校の校長に、米軍の参謀総長にも最年少で就任している。その武勇と軍への奉仕により、マッカーサーは米国史上、4人
1991年、エッツィ(アイスマン)のミイラ化した遺体を調べる登山家のラインホルト・メスナー氏(右)と仲間。(PHOTOGRAPH BY PAUL HANNY, GAMMA-RAPHO/GETTY) アルプスの氷河で見つかり、「エッツィ」の愛称で知られる有名な男性のミイラ「アイスマン」。負傷し、おそらく追われていたアイスマンは、アルプスの高山で、背中を矢で射られて死亡した。(参考記事:「アイスマンをめぐる5つの意外な事実」) それから約5300年、考古学者たちは今も、彼の死の謎を解明しようと取り組んでいる。このほどアイスマンの発見現場から採取されたコケの分析が行われ、最後の登山の詳細が明らかになった。論文は2019年10月30日付けで学術誌「PLOS ONE」に発表された。 これまでにわかっていること エッツィは1991年、エッツタール・アルプスを歩いていたハイカーが、イタリアとオーストリア
2016年、タイ、カンチャナブリ県の「トラ寺院」で147頭のトラが保護された。動物虐待、違法取引を目的とした繁殖の告発を受け、政府による強制捜査が行われた。(PHOTOGRAPH BY DARIO PIGNATELLI, GETTY) タイの悪名高い「タイガー・テンプル(トラ寺院)」から147頭のトラが保護されて3年、すでに86頭が死亡していることが明らかになった。タイ政府が発表した公式な死因はウイルス疾患。近親交配も遠因になっているという。 ワットパールアンダブアヤンナサンパヌー仏教寺院という正式名称を持つタイガー・テンプルはかつて人気の観光スポットで、トラと一緒に写真を撮ったり、トラの子供にミルクを飲ませたりできた。しかし、ナショナル ジオグラフィックの独占報道やオーストラリアの自然保護NPO「Cee4Life」の調査によって、動物虐待、違法取引を目的とした「スピード繁殖」などが明るみ
水玉模様を持つシマウマの子どもティラ。シマウマのトレードマークであるしま模様がないため、吸血性のハエが集まりやすい可能性がある。(PHOTOGRAPH BY FRANK LIU) ケニアのマサイマラ国立保護区で、水玉模様をしたシマウマの子どもが発見された。 撮影したのは写真家のフランク・リュウ氏。サイを探していて、このシマウマに遭遇したという。「一見すると、まるで別の動物のようでした」。生後1週間前後と思われるこのサバンナシマウマは、最初に発見したマサイ族のガイド、アントニー・ティラ氏によってティラと名付けられた。 人の指紋と同様、シマウマのしま模様には個体差があるが、ティラのような配色がマサイマラで記録されたのは初めてかもしれないと、リュウ氏は述べている。ボツワナのオカバンゴ・デルタでは、よく似た配色の子どもが何度か確認されている。 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の生物学者で、シマウ
ブラジル、アマゾンのポルトベーリョ市近郊で消火活動を行う消防士。(PHOTOGRAPH BY ERALDO PERES, AP IMAGES) アマゾン南部では、何千件もの火災がいまも延焼中だ。黒いばい煙がもくもくと吐き出され、汚れた空気が風下の住民にしつこくつきまとっている。森林火災は野生生物を傷つけ、地球に残された最も大切な炭素貯蔵庫の一部を破壊している。 ブラジル国立宇宙研究所(INPE)の最新の公式データによると、ブラジルのアマゾン地域で2019年に発生した火災は約7万6000件にものぼり、昨年同期に比べ、80%以上も増加している。その後、科学者が衛星画像で火災の範囲と勢いを調べたところ、もっと多くの火災が確認された。今後数カ月は乾期がいっそう厳しくなり、火事はさらに増えると予想されている。(参考記事:「「アマゾンは地球の酸素の20%を生産」は誤り」) 「現在発生している火災の原因
現在のアルジェリアにあるティムガッドの遺跡。タムガディやタムガスとも呼ばれる。一際目を引くのはローマ皇帝トラヤヌスに敬意を表して作られた「トラヤヌス帝の凱旋門」。(PHOTOGRAPH BY IVAN VDOVIN/AGE FOTOSTOCK) 都市全体が消えることなど滅多にない。だが、北アフリカのヌミディア地方に丸ごと姿を消した都市があった。西暦100年頃、古代ローマ皇帝トラヤヌス帝によって建設されたティムガッドだ。 ティムガッドは当初、ローマ帝国の第3軍団アウグスタの駐屯地として建設され、のちに退役軍人の植民都市として繁栄し、数百年にわたり栄華を極めた。おかげで、侵略者にとっては魅力的な標的だった。430年のバンダル人による侵攻の後、何度も攻撃が繰り返されて弱体化し、完全な復興を果たせないまま、700年代に打ち捨てられてしまう。(参考記事:「ローマ帝国 栄華と国境」) 砂漠が街をのみ込
5600年前に今の英国のサセックス州ブライトンに埋葬された女性「ホワイトホークウーマン」。小柄でやせた女性で、25歳に達する前に出産が原因で死亡したとみられている。(COURTESY ROYAL PAVILION & MUSEUMS, BRIGHTON & HOVE) 昨年、褐色の肌に青い瞳を持った1万年前のイギリス人「チェダーマン」の顔が復元され、世界的に話題となった。これをきっかけに、ブレグジットと移民問題で揺れる英国で、真の「先住民」は誰なのかという論争に火が付いた。(参考記事:「1万年前の「チェダーマン」復元! 肌は黒、目は青」) そしてこのたび、新たに7人の「地元民」の顔が公開された。主にイングランド南部の海岸で発見された頭骨を基に、法医学の技術を使って復元したもので、なかには4万年前のネアンデルタール人も含まれている。それらは、この地域の歴史がこれまで考えられていたよりもはるか
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