※ネタバレあり。酷評を見たくない人は読まないこと。 ﹃ドラえもん﹄の連載から50周年、今作で40作品目(新ドラからは15作品目)という記念すべき節目に今作へ期待する人も少なくないだろう。コロナ禍でなかなか子供向けアニメ映画が上映されない中で、待望のビッグタイトルだ。 近年のオリジナル映画作品(﹃のび太の南極カチコチ大冒険(2017)﹄や﹃のび太の月面探査記(2019)﹄)は、原作へのリスペクト・愛があり、芝山努が監督していた頃の旧ドラ映画を思い出すような胸躍るSFを描いていると思う。傑作というレベルには届いていないが、作画、演出、音響はどれも高クオリティで、新ドラから離れてしまった人たちは騙されたと思って見て欲しい。 リメイク作品に広げてみれば、八鍬新之介監督作品(﹃新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜(2009)﹄﹃新・のび太の日本誕生(2011)﹄)は、旧ドラを超えてしまっている
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