さくらインターネットは2月21日、法人個人問わず、誰でも無料で衛星データを解析・活用できる日本初の衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」を開始した。敷居の高さからこれまで使われることがなかった衛星データを、新規事業の創出や既存ビジネスでの活用に生かす。 このサービスは、経済産業省の「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」として同社が受託したもの。これまで高価だった衛星データをはじめ、巨大なストレージ、コンピューティングパワー、解析用ソフトウェアまですべてを、さくらインターネットがクラウド上で提供。利用料は無料で、法人・個人問わず利用可能だ。 Tellusでは、データや解析環境だけでなく、トレーニングやデータコンテストなどの教育コンテンツ、データ活用のためのドキュメントを提供するオウンドメディアも内包する。クラウド環境は、2000コアのCP
図1は2018年8月1日の10:40頃に観測された熱赤外バンド(波長10.8µm, 12.0µm)から推定した地表面温度の画像です※。図の白色の領域は雲域を示しています(図1~図5共通)。「しきさい」の観測時刻(10:40頃)は昼前にも関わらず、すでに地表面の温度がかなり上昇していることがわかります。地表面温度の分布を植生分布(図2)と比較すると、東京や名古屋、京都大阪などの大都市では日中は非常に温度が高くなっているのに対し、森林域では日中も比較的温度が高くなっていません。「しきさい」の観測によるとこの日は特に大都市域で地表面温度が50度以上と非常に高温となりました。図3~図5はそれぞれ東京周辺、名古屋周辺、京都大阪周辺の拡大図です。「しきさい」の高空間分解能と高頻度の観測により、都市の中の大きな公園や緑地では周囲に比べて少し温度が低い様子やその昼夜の変化も見ることもできるようになりました
人為的なミスで機体が壊れ、去年4月に運用が断念された日本の天体観測衛星「ひとみ」について、失敗の主な原因の1つは、大手電機メーカー「NEC」が作成したプログラムのミスだったとして、NECは、JAXA=宇宙航空研究開発機構に5億円を支払うことになりました。 この衛星は、宇宙で機体が異常な回転を起こし、遠心力でバラバラに壊れたと見られますが、この失敗の主な原因の1つは、衛星のエンジンを制御するパラメーターを不適切に設定したプログラムミスだったとして、5日、プログラムを作成したNECがJAXAに5億円を支払うとする民事調停が成立しました。 これについて、NECは、「JAXAの期待に応えられなかったことへの反省と、道義的責任を感じたため、調停案を受け入れました。社内では、再発防止のプログラムを立ち上げ、徹底を図っています」とコメントしています。 また、JAXAは、「今回の事象は複数の原因によって発
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)によって撮影した約300万枚の衛星画像を用いて、全球陸域を対象とした高精度デジタル3D地図(※)を整備します。今回整備するデジタル3D地図は、5m水平解像度と5mの高さ精度で世界中の陸地の起伏を表現できるため、地図の整備や自然災害の被害予測、水資源の調査など、様々な用途に活用することが出来るのが特長です。 図1: デジタル3D地図のイメージ例:エベレスト (クリックで拡大画像へ) JAXAではこれまで技術実証を目的として、月100枚程度のデジタル3D地図を作成し、精度検証や共同研究等に活用してきました。今回、全自動・大量処理に関する研究開発を実施し、月15万枚程度を作成できる見通しが立ちました。この技術を活用して2014年3月からデジタル3D地図の整備を開始し、2016年3月までに全世界をカバーする地図が完成する予
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9年前に打ち上げられた日本の月探査衛星「かぐや」で、NHKのハイビジョンカメラが捉えた月面の高精細な映像合わせて600本余りが、インターネット上ですべて公開されることになりました。 「かぐや」では、NHKのハイビジョンカメラによる撮影も行われ、クレーターなど月面の詳しい地形を高精細な映像で記録しました。 こうした高精細な映像は、JAXA=宇宙航空研究開発機構が主に研究データとして使用し、これまで一般には月面の地平線から地球が昇る「地球の出」など一部が公開されていますが、多くは未公開となっています。 このため、JAXAとNHKでは、より多くの研究者や教育関係者に活用してもらおうと、撮影された映像合わせて635本すべてをインターネット上で公開することになりました。 それぞれの映像は1分ほどのサイズで、今月21日から順次、公開を始め、来月末までにすべての映像が閲覧できるようになります。 今回の公
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NTTデータとリモート・センシング技術センターは、2メートルという超高精度で全世界の地表を網羅する3D地図データを発表した。これまで提供されていた5メートル精度の地図では難しかった、「建築物」レベルの細かな起伏も表現できるのが特徴とのこと。 今回の3D地図データを使って作成した鳥瞰図(カラー処理を施したもの) Googleマップなどと異なり、完全な3Dデータであるため、自由に向きを変えて見ることが可能。3Dプリンタ用のデータも同時に提供され、出力すれば実際に地形に触れることもできる。 サービス対象は全世界で、たとえばエベレストの頂上なども提供可能とのこと。普通の地図がない未開のジャングルや沙漠も高い精度でカバーするため、インフラ構築や資源開発などへの応用も。そのほか、都市開発への利用も見込まれている。 エベレストも360度の方向から眺められる この3D地図データは、宇宙航空研究開発機構(J
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