少子化対策を検討する自民党の人口減少社会対策特別委員会︵猪口邦子委員長︶の会合で22日、待機児童解消に向けた保育所整備を掲げる政権の方針に異論が相次いだ。声を上げたのは、安倍晋三首相の側近議員たちだった。 萩生田光一総裁特別補佐は﹁0歳児は親と一緒にいるのが望ましい。育児休業制度をきちんと活用できるようにすべきだ﹂と主張。首相が施政方針演説で訴えた休日・夜間保育の拡充について﹁間違いだと首相に伝えた﹂と述べた。 衛藤晟一首相補佐官も、政府の﹁認定こども園﹂の拡充方針について﹁子どもをどう育てるかという視点が欠けている﹂などと指摘した。 関連記事﹁少子化対策は実行に移す時期﹂ 森・少子化相(3/23)少子化対策、首相側近が相次ぎ異論 政権方針に(3/23)子育て軽視は﹁政治のさぼり﹂ 森少子化相(2/14)被災地子育て懇を新設 少子化相表明(3/6)舌鋒鋭い1年生議員 森少子化相(12/