ブックマーク / gendai.media (4)
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取材・文 齋藤剛(﹁週刊現代﹂記者) 日本中の男性を震撼させた事件から、約9ヵ月。法律家志望の男はなぜ、凶行を働いたのか。事件のきっかけとなった妻に対し、いま何を思うのか。局部を切断した小番一騎被告が明かす。 被害者に申し訳ない ﹁その瞬間、僕自身はかなり焦っていました。冷静ではなかった。(局部を切ろうと)具体的に計画していたわけではないんです。ただ、衝動的に……。 相手の弁護士を本気で殴ったか? (取り調べでも)よく聞かれましたが、パンチは手を抜いていません。焦っていて、そんな余裕ありませんでした。当時の僕自身として、力いっぱい殴ったつもりです﹂ なぜ、妻と肉体関係を持った弁護士の局部を切ったのか——本誌記者が問いかけると、長い沈黙の後、訥々とした口調で男はそう答えた。 昨年8月、妻と不倫関係にあった男性弁護士の局部を枝切りバサミで切断し、傷害などの罪に問われている、元プロボクサーで慶應
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デモや暴動が報じられているアメリカでの警官による黒人男性殺害事件。NY在住のライター黒部エリさんによる寄稿第2回は、トランプ大統領が軍の介入も辞さないと言った﹁暴徒化した人たち﹂の正体についてまとめてもらう。差別に対する暴力に抗議をしている人たちの多くが暴徒化しているように思う人もいるかもしれないが、それは大きな間違いなのだ。 昼間のプロテストと、 夜間の略奪はべつのもの アメリカで広がる﹁Black Lives Matter/ブラックライヴス・マター︵黒人の命も大切だ︶﹂のプロテスト運動は、すでに10日が経つが、まったく衰えを知らず、さらに広範囲にわたって行われている。5月25日ミネアポリスでジョージ・フロイド氏が警官に頸部を膝で押されて﹁息ができない﹂と訴えつつも窒息死させられた事件が、抗議運動を引き起こした。 日本の報道では破壊された店や略奪ばかりが取りあげられ、それを見て、もし﹁
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女の女による女のための風俗 映画﹃娼年﹄などで、近年静かに注目を集める﹁女性用風俗﹂──。しかし、男性用風俗に比べて、表立って話題に上ることは少なく、その実態はベールに包まれている。今回は、そんな知られざる女性用風俗の内情について迫った。 話を聞かせてくれたのは、女性専用性感マッサージ店﹁シェアカレ﹂を運営するオーナーのOさんだ。Oさんは、ロングの黒髪が美しい40代の女性である。 キャッチフレーズは、﹁女の女による女のための風俗﹂。この業界ではOさんのように、女性向け風俗を女性が経営することは珍しくないという。 一概に女性用風俗といっても、お店によってその特色は大きく異なる。性感に力を入れているお店、反対に通常のマッサージ寄りのお店もある。女性に接する﹁セラピスト﹂の男性も爽やか系、メガネ男子など、バリエーションは様々だ。 ﹁シェアカレ﹂では、性感はもちろん、マッサージに重きを置いている。
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メディアの吉本攻撃に欠けているもの 雨上がり決死隊の宮迫博之らが行なった闇営業問題は、宮迫と田村亮らの﹁決意の会見﹂で流れが変わり、岡本昭彦・吉本興業社長のグダグダ会見を経て、芸能界屈指のタレント集団である吉本騒動へと発展した。 メディアはこぞって吉本を攻撃するが、この問題には、﹁反社会的勢力︵反社︶とは何か﹂﹁反社認定は、誰がどう行うべきか﹂﹁反社と接触したとき、どう対応すればいいか﹂といった根源的な問いかけが欠けており、このままでは、いつ誰の身に起きてもおかしくはない。 泣き崩れた宮迫や田村、醜態をさらした岡本社長を誰も笑えない。 宮迫は、騒動のきっかけとなった闇営業が、振り込め詐欺グループの忘年会だとは知らなかったという。実際、反社の主体が暴力団からその周辺者や半グレへと移り、当局的な反社認定が行われていないというケースは少なくない。そうした場合、反社の見極めは誰がどうつければいいの
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