GoogleのFellowであるJeffrey Dean氏のWSDM'09における講演"Challenges in Building Large-Scale Information Retrieval Systems"のスライドを翻訳してみました。Googleの検索システムの10年間の進化の軌跡が紹介されており、興味深い話が満載です。個人的にはディスクの外周部と内周部を使い分けている話がツボでした。なお、イタリック体で一部解説・感想をいれています。翻訳は素人なので詳しくは元の資料を参照してください。 スライドの入手元:Jeffrey Dean – Google AI 検索システムに取り組む理由 チャレンジングなサイエンスとエンジリアニングのブレンド 多くの魅力的な未解決な問題が存在する。 CS(コンピュータサイエンス)の多数の領域にまたがる。 アーキテクチャ、分散システム、アルゴリズム、圧
3月版 2TBを超えろ! ATAディスクの4Kセクタ問題とは? 小崎資広 2010/4/7 アライメント問題のディスクベンダからの奇妙な回答 さて、このままでは4KiBセクタHDDは使い物になりません。 誰がいい出したのか分かりませんが、これを解決するために、ATA規格には「アライメントオフセット」という概念が導入されています。 どういうコンセプトの機能かというと「どうせ論理セクタはHDD内ファームウェアで作られた仮想的な概念なのだから、物理セクタで使わない場所があってもいいではないか」という発想の下、物理セクタ0に論理セクタを7個しか入れず、LBAを1つずつずらすのです。これにより、LBAの物理セクタ境界は「8、16、24、32、40、48、56、64」のような8×nのLBAかから、「7、15、23、31、39、47、55、63」のような(8×n)-1のLBAとなり、LBA63は物理セク
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