いじめを訴えていた中学生が自殺したことについて謝罪する札幌市教委の檜田英樹教育長=21日午後3時、札幌市役所 札幌市教委は21日、市役所で記者会見を開き、いじめ被害を訴えていた市立中学の生徒が2021年に自殺したとする重大事態調査報告書を公表した。関係者によると、自殺したのは中学1年の女子生徒。報告書は、女子生徒が被害や自殺したいとの思いを学校側に伝えていたにもかかわらず、教員らが適切に対応しなかったことが自殺に「重要な影響力を有していた」と結論付けた。檜田英樹教育長は、亡くなった原因をいじめと認め「尊い命を救ってあげられず、申し訳ない」と陳謝した。