「時折、アナウンサー時代の夢を見ることがあります。『朝ズバに寝坊した』という夢だったり、『スタジオで失言して周囲が凍りついている』という夢だったり……。 それを知人に伝えると『あなたは本当に仕事が好きだったんだね』と言われますね。でも、いろいろな思いがあって、長らくTBSの番組は見ることができなかったんですよ」 そう明かすのは、元TBSアナウンサー・小林悠(はるか)(38)さんだ。 小林悠さん ©文藝春秋 「朝ズバ」「Nスタ」「報道特集」などで活躍 2010年に入社すると、1年目から情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」に出演し、それ以後はニュース番組「Nスタ」「報道特集」で活躍するなど、次世代のエースとして将来を嘱望された。2016年、小林さんは看板報道番組「NEWS23」にキャスターとして抜擢。だが、番組開始の約1カ月前、突如降板が発表される。そして、同年3月4日に電撃退社すると、それ以後
歩夢 小さい頃は、男の子の中に自分1人だけ混ざって遊ぶ女の子でした。洋服はスカートじゃなくて絶対ズボン、髪の毛も天パで短くて、野球とかどろんこ遊びとか大好き。イチロー選手のフォームをマネしたり。喋り方も「遊び行こうぜ」みたいな感じで自分が男子なことを疑ったこともありませんでした。 ――自身の性別に違和感を持つようになったのはいつ頃ですか? 歩夢 トイレに行くときに男子用に行くのか女子用に行くのかをジロジロ見られる感覚は結構小さいころからあって、トイレに行くこと自体が嫌になっていました。でも決定的だったのは、小学5年生で月経が来た時でした。自分の世界が全部崩れたような感じで。 「『お前は女子だぞ』と突きつけられた感覚でした」 小学生の頃の歩夢さん ――月経は確かに大きいですね。 歩夢 自分では自分のことを完全に男子だと思っているのに、身体の方から「お前は女子だぞ」と突きつけられた感覚です。自
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