![人命最優先では経済発展は望めない…アフリカ人が「すぐ壊れて、人も死ぬ中国製の鉄道」を愛するワケ 鉄道に求める価値が日本や欧米とは違う](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72f668ab060b3d27428f363e908240589a38553f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2Fd%2F1200wm%2Fimg_0db7a903970e4ed36b9109b007ff12fc1022530.jpg)
ロシアから世界はどう見えているか 筆者は1983年から1年間、英国スコットランドのエジンバラ大学に在籍して、当時ソ連の軍事問題の大家といわれたジョーン・エリクソン教授の下でソ連軍研究に携わった。当時のエリクソン教授が筆者に教え諭してくれたことの一つに、「ソ連を理解するためには世界からソ連がどう見えるかではなく、ソ連から見て世界がどう見えるかを考えなければならない」というものがあった。 80年代のソ連軍は最大500万人以上との見積もりもある実に巨大な存在であり、アフガニスタン侵攻を始めその「拡張主義」がしばしば話題になっていた。しかしソ連から見れば拡張主義はむしろNATOを始めとする西側諸国であって、自身の軍事力は完全に防衛的ということになり、ソ連自身はこれを確信していた(=交渉を有利に運ぶための戦術的発言ではない)に違いない。ソ連やロシアの主観的認識という意味において、当時も今も、これは正
災害時に落ち着いて行動するには「水、ライト、ラジオ」 「災害に備えて何か用意するものはある?」と聞かれたら、私は、「水、ライト、ラジオ」の3点をまず答えます。 理由は、 「清潔できれいな飲料水がないと脱水症状で倒れる」 「光がないと精神的に不安定になる」 「正確な情報がないとデマに流される」 からです。災害時に落ち着いて行動するために、まずはこの3点を準備しておきましょう。 また、もし水害から逃げ遅れて屋根などに避難する場合、なるべく明るい服を着て、できれば水分、懐中電灯、ラジオに加えて毛布を用意しましょう。水分は脱水を防ぐため、ライトは夜間の発見率を上げるため、ラジオは最新の情報を得るため、毛布は低体温症から身を守るために必要です。 「身体を温めることが第一優先」を覚えてほしい 次に、被災時に生き延びるために、「3分・3時間・3日・3週間」を覚えておいてください。これは、「空気・体温・水
日本の多くの構造改革は経済の活性化につながらなかった ——2018年に上梓された『日本経済のマーケットデザイン』(日本経済新聞出版社、上原裕美子訳)で、アベノミクスについて書いていますね。過去10年にわたって、日本の経済政策の屋台骨だったアベノミクスをどう評価しますか。 「3本の矢」に照らして見ると、まず、第1の矢である「金融緩和政策」は大成功を収めたと言ってもいいでしょう。政府は積極果敢なデフレ対策を講じ、経済再生の追い風になりました。 第2の矢である「財政刺激策」も適切な指針でした。日本経済は非常に低迷していたからです。ただ、さらなる財政出動も可能だったと思います。その点で、金融緩和政策に対する高評価と比べると、若干控えめな評価になります。日本が巨額の政府債務を抱えているのは確かですが、日本経済の弱さを考えると、まずは経済再生ありきであって、債務残高への懸念は二の次です。 そして、第3
ネット右翼を嘲笑する「おバカな日本」というアカウント 「日本傻事」(おバカな日本)という微博(中国のSNS)アカウントをご存じだろうか。これは日本語ができる「愛国的」な中国人が運営しているアカウントで、フォロワー数は22万1000人。内容は中国にとって好ましくない日本国内の言説(台湾との連帯の主張など)や、日本のB級ニュースなどを批判的な姿勢で紹介するものだ。 この「日本傻事」や、類似の「日本tui一生」(フォロワー1万7000人)などのアカウントが興味深いのは、日本語のツイッター、ヤフーニュースやYouTubeのコメント欄などで見られるネット右翼系の「おバカ」な投稿を積極的に翻訳し、嘲笑のネタにしていることだろう。
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