ブックマーク / www.kaminotane.com (3)
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特別鼎談 濱口竜介︵映画監督︶×三宅唱︵映画監督︶×三浦哲哉︵映画批評家︶ 映画の﹁演出﹂はいかにして発見されるのか――﹃ドライブ・マイ・カー﹄をめぐって Creator's Words / 三宅唱, 濱口竜介, 三浦哲哉 第74回カンヌ国際映画祭にて、コンペティション部門脚本賞ほか4賞を獲得した﹃ドライブ・マイ・カー﹄は、映画監督・濱口竜介がこれまでに歩んできた様々な﹁演出﹂をめぐる冒険の先に確実に位置した作品であると言える。しかしながら、そのことはこれまでに培われた方法を別のフォーマットで﹁試す﹂ということだけを意味するわけではないだろう。この作品でなければありえなかったような方法、この作品だからこそ為し得た何かがあるからこそ、﹃ドライブ・マイ・カー﹄は私たちの目と耳と心を掻き乱す傑作として結実しているはずだ。 本作の公開にともない、濱口竜介監督と同時代の映画監督・三宅唱氏、二人とさま
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1991年に原書が刊行された﹃絵には何が描かれているのか 絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則﹄。絵の作用とその原則を知ることで、作ること/見ることについての新しい視点が得られ、理解を深めることができます。 本書の日本語版刊行を記念して、第一線で活躍するデザイナーや研究者の皆様による選書ブックフェア︿心を動かす絵のひみつ﹀を開催しました。選者は、本書に特別解説を寄稿いただいた山本貴光さんをはじめ、松田行正さん、名久井直子さん、大原大次郎さん、細馬宏通さん、平倉圭さん、菅俊一さんの豪華7名です。 本記事では、皆様がその際にセレクトした選書リストを、各選書へのコメントとともに公開いたします。 選者‥山本貴光 ~はじめに~ モリー・バング﹃絵には何が描かれているのか﹄の横に置いて読みたい本を27冊ほど選んでみました。全体を大きく三つのパートに分けてご紹介します。﹁イメージと人間のあいだ﹂﹁
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︵イラスト/コルシカ︶ ﹃視覚文化﹁超﹂講義﹄の著書などでおなじみの石岡良治さんと、月に1回、一緒に本屋に行って買い物をしようというこの企画。 気になっていた目当ての本を探したり、その日に目についた本を見てみたりしながら、石岡さんがその時に欲しい1冊を見つけて購入するまでをドキュメントしてしまおう、という試みです。 石岡さんとは打ち合わせでいろいろ話す機会があるのですが、その打ち合わせは、膨大な情報量のカオスに放り込まれた状態で、縦横無尽に行き来するトピックの軌道に振り落とされないようにするのが精一杯。図らずも脳の筋トレ状態を体感したわけですが、そんなある日、思ったのでした。 ﹁石岡さんと本屋をまわったら、めちゃくちゃ楽しくて勉強になるに違いない﹂、と。 結構長いこと考えていたこのアイディアが、このたび晴れて実現しました。 この連載では、本屋さんで実際の棚をさまよって本を発見していく過程の
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