細馬宏通さんによる連載3回目はアニメーションに度々登場する“繰り返し”の手法について。そこにはどんな魅力があるのか、今回はOPソング﹁Easy Breezy﹂のリリックをききながら考察します。 浅草‥横スクロールのカット! 水崎‥同じ背景繰り返してるねー 浅草‥ぐう…屈辱的じゃ * 浅草‥よし!決めポーズは特に切り抜いて、じゃんじゃん尺を引き延ばそう。ぱん、ぱん、ぱーん! * 水崎‥本当はリピートも嫌いなんだよ、なびきも描き送りがしたいんだ 浅草‥ゼイタク 水崎‥尺が長いんなら、あと一枚だけ! 浅草‥おお、変化きたー! 定番メニューに日替わり足してマンネリを避ける、人気食堂の手口ですなー。 いずれの場面でも、繰り返しは、制作時間が足りない中でなんとか尺を引き延ばす手口として語られているように見えます。が、しかし、それはものごとの一側面に過ぎない。﹁じゃんじゃん尺を引き延ばそう﹂と言いながら
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