薬局で飲み慣れた薬を受け取ろうとしたら「その薬が今、不足していまして…」 実はもう1年以上もの間、全国各地でかつてない規模の医薬品の供給不足が続いています。 どの薬が?なぜ?患者への影響は?いつまで続く? わかっていることと注意点をまとめました。 (1月公開の記事に最新情報を加筆・更新) どの薬が足りない? 厚生労働省に取材すると、出荷が止まったり制限されたりして薬局や医療機関への入荷が滞っている薬は去年12月の時点で3000品目以上に上っていました。これは医療用の医薬品全体の約2割にのぼります。 今回あらためて取材したところ、その後少しずつ出荷制限が解除される品目も出てきていますが、ことし5月1日時点でも供給が不安定な状況は続いているということです。 手に入りにくい状況が続いている薬が使われている病気のうち、主なものは以下のとおりです。 (※2022年5月1日時点で主な製薬会社のHPで確
ラッパのマークの正露丸というと、日本では広く知られている一般的な胃腸薬ですが、これが実は世界初のアニサキス特効薬となる可能性が濃厚になってきました。 もともと正露丸がアニサキスの活動を抑制するという報告はありましたが、ネット上では専門家による否定的な意見も多く、実際の効果は不明確でした。 高知大学理工学部の研究グループは、正露丸がアニサキスに対する殺虫効果を持つのかどうかを、細胞の生死判定を行うトリパンブルー染色液を使って調査。 結果、正露丸を溶かした液は実際にアニサキスを殺していて、胃液でも分解できる状態にしていることがわかりました。 これは現在殺虫方法がないとされていたアニサキスに対する世界初の特効薬が、実は既に存在していた可能性があるという驚きの事実です。 研究の詳細は、『Open Journal of Pharmacology and Pharmacotherapeutics』へ7
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
忘れてしまった記憶をスムーズに思い出せる薬を発見した――北海道大学、京都大学、東京大学などの研究グループが1月8日、そんな研究結果を発表した。脳内で神経細胞が情報をやりとりするために使う「ヒスタミン」の放出を促す薬をマウス、ヒトに投与し、効果を確認したという。 研究チームは、実験箱にマウスと2つの玩具を入れ、途中で玩具を入れ替えるとマウスがどのように反応するかを観察した。マウスは物体に触れたり、匂いを嗅いだりして物体の特徴を覚える性質があり、入れ替えた直後は、より新しい玩具に好んで近づく。 しかし3日以上経過すると、最初から入れていた玩具と、途中で入れ替えた玩具を区別できなくなった。そこで、脳内のヒスタミン量を増やす薬を投与したところ、1カ月経過しても最初の物体を思い出せるようになった。 さらに、ヒトでも同様の薬を服用すると記憶を思い出しやすくなることを確認した。38人の被験者に複数の写真
1回服用するだけで高い治療効果があるとされる新しいインフルエンザの治療薬「ゾフルーザ」について、中医協=中央社会保険医療協議会は、公的医療保険を適用することを決め、近く販売が始まる見通しになりました。 中医協は7日の総会で、この薬の価格を1錠20ミリグラム当たりおよそ2400円とし、公的医療保険を適用することを決め、近く販売が始まる見通しになりました。 厚生労働省は、画期的な新薬や医療機器を世界に先駆けて実用化するため、審査期間を短縮する制度を3年前に導入しており、「ゾフルーザ」は、新薬としては初めてこの制度が適用された結果、製造・販売の承認に、通常では1年程度かかるところを、およそ4か月で承認されていました。 厚生労働省によりますと、「ゾフルーザ」は今後最も多い場合で、年間およそ331万人への処方が見込まれるということです。
認知症に伴い幻覚や攻撃的になるなどの症状が現れた高齢者に投与される「向精神薬」について、重い副作用が出ているケースもあることから、厚生労働省の研究班は、薬の使用に関するガイドラインを見直し、長期間の使用を避けるなど注意を呼びかけています。 こうした薬の影響についてNHKが去年、認知症の専門医を対象にアンケート調査を行ったところ、回答者の66%にあたる351人が、診療している認知症の高齢者が前に受診していた施設で薬を投与され、寝たきり状態になるなどの副作用が出ていたケースがあると回答しました。 今後、認知症の高齢者の増加が見込まれるなか、厚生労働省の研究班はより安全な治療を行う必要があるとして、地域で診療に当たる掛かりつけ医向けのガイドラインを見直しました。 この中では、基本的には向精神薬を使用しないとしたうえで、使用する際は長期間の使用は避けることや副作用の症状を詳しく説明し、注意を呼びか
医薬品などの承認を行う国の専門家会議の委員8人が、規定に違反し製薬企業などから定期的な報酬を得ていたことが分かり、8人は委員を辞任することになりました。 薬事分科会の委員は、医薬品や医療機器の承認を行うため、厚生労働省の規定では製薬企業などから定期的な報酬を得ることが認められていませんが、8人は昨年度、企業の嘱託医を務め定期的な報酬を受け取るなど規定に違反していたということです。 ことし3月、厚生労働省が委員の勤務状況を確認して発覚したということで、8人全員が辞任届けを提出したということです。厚生労働省によりますと、規定に違反して委員が辞任するのは異例だということです。 このほか、規定では、年間50万円を超える講演料などを受け取った場合は議決に参加できないと定めていますが、7人が違反していたということです。厚生労働省が議事録などを調べた結果、いずれの委員についても、講演料などを受け取った企
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く