ブックマーク / jp.ign.com (3)
-
闇を抱えた世界有数の大都市、新宿。煌めく街並みを真っ赤なミニクーパーで走り抜け、街の裏にうごめくさまざまなトラブルを、愛銃のコルトパイソンで華麗に解決する超一流の始末屋︵スイーパー︶がいる。1980年代後半から1990年代初頭にかけて一世を風靡した﹁シティーハンター﹂の主人公・冴羽獠は、その複雑で魅力的なキャラクターで、確固たるヒーロー像を作り上げた。 2019年にはフランスで﹃シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション﹄という実写映画が製作されたことを考えると、その影響の根強さと、当時﹁シティーハンター﹂を見ていたファンたちの憧憬の大きさがうかがえる。世界中の多くの人が、冴羽獠はかっこいい、冴羽獠みたいになりたい、と思ったのだ。 Netflixオリジナル映画である﹃シティーハンター﹄も、全体を通して、魅力的な冴羽獠をいかに現代の実写映画で表現できるかに多くの労力が割かれて
-
﹃Dying: 1983﹄や﹃DYING: Reborn﹄を手掛けた中国の開発スタジオNEKCOM Gamesによる新作RPG﹃昭和米国物語︵Showa American Story︶﹄が発表された。プラットフォームはPS4/PS5/PC。 舞台は昭和66年のアメリカで、強大な経済力を手にした日本の文化的植民地となっている。言うまでもなく架空の設定だが、日本経済がピークを迎えていた昭和末期、多くのアメリカ人が恐れていたような実態がもしも本当に起きていれば、というような設定と言えるだろう。鯉のぼりや招き猫に地蔵、それからラムネのような飲み物といった日本的な要素で彩られたアメリカ。自由の女神が着物を身に纏ってしまう﹁if﹂の世界線は日本人にとっても感慨深いものがありそうだ。 だが、本作はそんな世界設定を真面目に描くというよりも、B級映画のような雰囲気だ。この世界には10年ほど前からゾンビや化け
-
東洋経済オンラインに﹁﹃スプラトゥーン﹄の中毒性が極端に高い理由﹂という記事が掲載されている。このような記事は相手にしないほうがいいと言われるかもしれないが、ゲーマーでない人からあらぬ誤解を受ける可能性がある。ゆえに誰かが一度きちんと否定する必要があると考え、この原稿を書くことにした。 その記事では、任天堂が展開しているNintendo Switch向け対戦アクションゲーム﹃スプラトゥーン2﹄が﹁家族の絆をも壊すゲーム設計を採用している﹂と書かれている。毎日遊ばせたくなるような仕掛けがあり、中には﹁ギア﹂というガチャのようなシステムがあって、それのせいでやめられないのだ……、と。しかし、これは明らかに間違っている。いや、間違っているだけならまだマシで、問題は“読者の不安を煽るような記事”にしかなっていないところだ。 ゲームを正確に捉えられていないゲーマーとしての失望 ﹃スプラトゥーン2﹄︵
-
1
キーボードショートカット一覧
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く
設定を変更しましたx