﹁僕ロボホン、こう見えて電話なんだ﹂――。黒い大きな目を光らせ、自己紹介をする。記者が﹁かわいいね﹂と話しかけると、﹁えへへ﹂と照れてみせた。 シャープは10月6日、モバイル型ロボット電話﹁RoBoHoN﹂︵ロボホン︶を2016年前半に発売すると発表した。 ﹁スマートフォンと人型ロボットの融合﹂というコンセプトのもと、音声通話やメールはもちろん、頭部に小型プロジェクターとカメラを搭載しており、撮影した写真や映像、地図などを壁や机に投影することもできる。契約可能な通信キャリアや価格、販売数目標は現時点では未定だ。 ロボホンで携帯電話のあり方を変える シャープの長谷川祥典・代表取締役専務執行役員は﹁携帯電話がタッチ操作機能で進化を遂げたように、ロボホンの愛らしい姿や動き、音声対応インターフェースによって、電話のあり方が変わる﹂と自信を見せた。 ロボホンは、シャープとロボットクリエイター・高橋智