大学教員の筆者が、学生のレポートを読みまくる中で発見した「ダメな文章の書き方」……いわゆる「ダメ文講座」をこれまで2度にわたってお届けしてきました。 ダメ文講座(第1回)のポイント 読点を使わない、変なところに打つ 文をねじれさせる 並列関係を混乱させる →第1回を読む ダメ文講座(第2回)のポイント 1つの文に複数の意味がある「多義文」 「こと」ばかり繰り返す「ことこと煮込んだ文」 読み手を疲れさせる「頭でっかちな修飾」 →第2回を読む 前回までの記事では主に単体のダメ文、すなわち「なぜ、その文がダメなのか」を分析しました。今回は「文」に加えて、文単位だとそんなにダメではないのに、その文がまとまると「全体的にダメ」になるパターン、複合的なダメ文についても考えてみます。 植田麦 明治大学政治経済学部准教授。研究の専門は古代を中心とした日本文学と日本語学。 「こと」「的」以外にもある! ~省
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