「良い/悪い」「上昇/下落」といった定性的な指標を数値化して、単一の値に集約する加工統計手法のこと。または、この方法によって得られた指数をいう。DIは、時系列データであれば値の増加(プラス)/減少(マイナス)、サーベイデータ(アンケートなど)であれば回答を良い/悪いなどの属性に分類し、その属性の個数を集計して全系列数に占める割合などから算出する。 もともとは循環する景気の動きを計測するために、NBER(全米経済研究所)でウェスリー・C・ミッチェル(Wesley Clair Mitchell)らが1938年に開発したもので、現在でも内閣府が毎月公表している「景気動向指数」の算出などに使われている。DIの具体的な算出方法は、指標によって異なる。 内閣府の景気動向指数は、景気変動を敏感にを映し出すと考えられている複数の経済指標(季節調整済み)の変化の方向をディフュージョンインデックス(DI)およ