四人将棋
ルール
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3c/4nin_shogi.svg/220px-4nin_shogi.svg.png)
歴史
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財団法人平田市地域経済振興センター︵当時︶が公開したWebサイト[1]の記述によれば、1993年、島根県平田市︵現出雲市︶の市役所にて考案されたものである。
同市の太田満保市長︵当時︶の本将棋の腕前が高く、市役所職員が全く歯が立たなかったことがきっかけで発案されたという[2]。
その後四人将棋のルール、戦法などをまとめた本である、﹃四人将棋入門﹄が発売され、将棋会館の売店でも四人将棋セットが発売された。
また、スーパーファミコン︵SFC︶ソフト﹃4人将棋﹄も発売されている。
このゲームソフトのルールでは、前記のルール“シングルは4人全員が敵で最後まで詰まされなかった人が勝ち。”ではなく、2人が詰まされた時点で終了となる。
●この場合、最初に詰まされた人が最下位、2番目に詰まされた人が3位、など下位2人は極めて単純に決定される。 残った2人の内、1人が下位2人を詰ませていれば1位、2人が それぞれ1人ずつ詰ませていれば盤上および駒台の持ち駒︵大駒・小駒に関係なく︶全ての枚数が多い方が上位︵‥1位︶となる︵必ずしも、最初に誰かを詰ませた人が1位になるとは限らない︶。最初に詰ました人が、その後別の人に詰まされた場合は、残り2人のうち、詰ませた人が1位、詰めも詰まされもしなかった人が2位となる。詰まされた1人とタイム・アップで1人︵別々に︶敗退した2人が出た場合は、詰ませた1人が上位となる。 また、2人がタイム・アップで敗退したり、詰ませた1人がタイム・アップで自滅︵詰まされた人=最下位、タイム・アップの人=3位︶、などの場合は前述“残った2人の総持ち駒”のルールに準ずる。
●対局の迅速化をはかり、またプレーヤーが2名になると四人将棋本来の面白みが損なわれる面があるため、このルールを採用される事が多くなってきている。ただし、この﹁2人敗退﹂ルール自体はSFCソフトが初出︵オリジナル︶である。
その他の四人将棋
編集漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』において
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1991年の週刊少年ジャンプに掲載された漫画﹃こちら葛飾区亀有公園前派出所﹄︵コミックス第73巻収録第6話︶に、両津、中川、麗子、寺井の4人で四人将棋をするシーンがある。駒の初期配置は図2のようになっており、2八銀︵角取り︶などのように初手から駒を取ることや、7七角と初手から王手をかけることもできる。
テレビ番組『四神将棋』において
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2016年12月27日から不定期に放送されているBSフジのテレビ番組﹃四神将棋﹄では、図3の配置で行われている。通常の9×9の将棋盤の外側に3段︵3×9︶増設され︵言い換えれば15×15の盤から四隅3×3を切り取った形︶、その部分が各員の自陣として通常の将棋と同じ駒配置がなされる。
通常の将棋と比較すると︵正面の︶敵陣との間隔が3段から9段となり3倍の距離があるため、単純に歩を突いて攻めようとすると時間がかかる。そのため飛車や角、香車など移動距離が無限の駒が非常に重要となっているため、番組中ではこれによる攻めと守りの両立や意表をついた動きが見られ様々なドラマを生んでいる。その他、﹁将棋盤が拡張されているため︵左右の敵を攻める場面など︶二歩が発生しにくい︵同様に、6枚の歩得が発生して、ようやく全ての筋に歩を打つ事が可能となる︶﹂﹁通常通りの駒配置で開始するため振り飛車や矢倉囲いなど通常の将棋同様の囲いや戦術を使用できる﹂などといった点が他の四人将棋と異なる。
四神将棋の項も参照