高市俊
高市 俊(たかいち しゅん、1984年7月9日 - )は、東京ヤクルトスワローズに所属するプロ野球選手である。
東京ヤクルトスワローズ #14 | |
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基本情報 | |
出身地 | 千葉県流山市 |
生年月日 | 1984年7月9日(40歳) |
身長 体重 |
177 cm 83 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2006年 希望入団枠 |
初出場 | 2007年6月23日 |
年俸 | 1,300万円 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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人物・来歴
アマチュア時代
- 帝京高校時代
松本高明、吉田圭︵いずれも現広島東洋カープ︶らがチームメイト。自身はエースとして活躍し、2002年夏にはチームの甲子園ベスト4進出に貢献した。高校通算12本塁打を記録するなどバッティングも良く、登板しない際には三塁手として出場していた。
青山学院大学時代
山岸穣︵現埼玉西武ライオンズ︶の卒業後、エースとして活躍。3年春から4年春にかけて青学大のリーグ3連覇に貢献し、東都大学リーグ史上初となる3季連続でのMVP、最優秀投手、ベストナインの三冠に輝いた。同期に円谷英俊︵現読売ジャイアンツ︶、大崎雄太朗︵現埼玉西武ライオンズ︶、横川史学︵現東北楽天ゴールデンイーグルス︶らがいる。
2005年の全日本大学野球選手権大会では優勝︵翌年も準優勝︶。秋には2年後に大場翔太︵現福岡ソフトバンクホークス︶の14連勝によって破られるまで、リーグ記録となった11連勝を記録するなど、3年時までは僅か1敗しかしていない。2006年は相手チームの研究が進み、夏場に足を怪我した影響もあって、1年間で9勝8敗と調子を落とした。大学通算45試合登板25勝9敗、防御率1.82、275奪三振。
2006年秋のドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズに希望獲得枠で入団が決定。監督の古田敦也から、ドラフト当日に挨拶を受けている。11月24日に推定契約金1億円、出来高5000万円、推定年俸1500万円という最高の待遇で仮契約を結び、背番号14を与えられた。
プロ入り後
春のキャンプは即戦力の期待を受けて一軍帯同が決定していたが、捻挫によって調整が遅れ、二軍に合流した。練習試合からOP戦では何試合か登板したが、結果を残せず開幕は二軍スタートとなった。6月23日の対千葉ロッテマリーンズ戦の9回表14点差勝利の気楽な場面で、2番手としてプロ入り初登板。1回を被安打2の無失点に抑えたが、その後登板の機会のないまま二軍に降格となった。しかし石井一久の故障など、先発事情の苦しさから再昇格すると、8月22日対阪神タイガース戦でプロ入り初先発。上園啓史とのルーキー対決となった。高市は3回を投げて4被本塁打の8失点で、9回を2失点の上園に軍配が上がった。ファームでは防御率2.95の6勝4敗で、チーム最多の66奪三振とまずまずの結果だったが、被本塁打11、36四死球までチーム最多。制球力と球威に課題も残している。
2008年
春のキャンプは前年に続き一軍スタートだったが、紅白戦・練習試合から被本塁打が多く、2月末に二軍に合流している。
プレースタイル
最速でも140km/h前半である。これは大学時代下級生の頃、中継ぎで全力投球をしていた際の記録であり、先発として勝つことを目標にしてからは、1試合を通した最速でも135km/h程度で、アベレージは130km/h前後に抑えて制球を重視するのが持ち味であった。2007年に結果を残せなかったことから、2008年はモデルチェンジに挑戦し、二軍では140km/h台前半の速球を披露している。
球筋は特に癖球と言う事も無い綺麗なもので、小気味良いキレがある反面、当たるとよく飛んでしまう欠点がある。
変化球
大学時代はスライダー、カットボール、フォーク、そしてチェンジアップといった多彩な球種を駆使し、かわす投球が持ち味と言われていた。その投球スタイルから﹁和製マダックス﹂と呼ばれることもあった。
プロ入り後の2007年は、大学時代に通用していた、ストライクからボールになる変化球を見逃される傾向があり、四死球を出すシーンも多かった。
制球力
大学時代は低めに集めるコントロールが最大の持ち味とされていた。一方プロ入り後の2007年は、高めに要求されて暴投の場面も見られた。低めにコントロールしている、というよりは、低めの良い所に集まるのが持ち味で、高低差を使うのはやや苦にしている。大学時代に空振りをとっていたのと同じ低めのボール球を、2007年は踏み込まれて痛打される場面も見られる。
通算成績(2007年シーズン終了時)
年度 | 所 属 球 団 |
登 板 |
勝 利 |
敗 北 |
セ 丨 ブ |
完 投 |
完 封 勝 |
無 四 球 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
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2007年 | 東京ヤクルト | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 23 | 4.0 | 8 | 4 | 2 | 1 | 4 | 0 | 0 | 8 | 8 | 18.00 |
通算成績 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 23 | 4.0 | 8 | 4 | 2 | 1 | 4 | 0 | 0 | 8 | 8 | 18.00 |
背番号
- 14(2007年 - )
関連項目