アムトラック・カリフォルニア
アムトラック・カリフォルニア | |
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基本情報 | |
国 |
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所在地 | カリフォルニア州 |
種類 | 都市間鉄道 |
開業 | 1976年 |
所有者 | カリフォルニア州交通局鉄道部 |
運営者 | アムトラック |
詳細情報 | |
路線数 | 2路線 |
軌間 | 1,435 mm(標準軌) |
歴史
編集1976年、カリフォルニア州は州内の交通事情を改善するためにアムトラックに財政的な援助を始め、援助対象の路線の監督のために交通局の下に鉄道部を設けた。
1991年、カリフォルニア州は鉄道整備に重点を置いた30億ドルの予算を通して新しい機関車と客車を購入し、都市間ルートを拡大するとともに新たにキャピトル・コリドーの運行を開始した。他のアムトラックの車両とは異なる塗装もこのときに始まる。それ以後、駅施設、車両、軌道、信号システムの整備、改善などに関して継続的な援助を行っている。
1998年、キャピトル・コリドーはより地域に密着したシステムにするためにキャピトル・コリドー広域行政組織の監督下に移った。
車両
編集エメリービル駅にて 2012年
アムトラック・カリフォルニアの路線で使われるほとんどの車両はCaltransの所有であり、車体側面には"CDTX"の報告記号が付けられている。
キャピトル・コリドーを含む3ルートの列車は通常4両から6両の客車とディーゼル機関車1両で編成される。機関車とは反対側の端の客車は運転席が設けられたいわゆるキャブカーになっていてプッシュプル方式で運転される。
機関車
編集客車
編集各客車にはそれぞれカリフォルニア州内の山・川・谷・湾の名前が付けられている。ときには車両の保守や運行の都合でアムトラックのコーチやダイナーが連結されることもある。
カリフォルニア・カー
編集サーフライナー
編集サーフライナー(Surfliner)は2000年代前半に導入された第二世代の車両でカリフォルニア・カーの特徴をそのまま受け継いでいる。カリフォルニア・カーからの相違点は、便所のうち1箇所の1階から2階への移設、各席への旅客用コンセントの設置、制御車への荷物室の新設などがある[4]。最初にパシフィック・サーフライナー用としてアムトラックが導入し、後にCaltransもこの車両を導入した。キャピトル・コリドーを含む3路線で使用されている。
スーパーライナー I
編集2007年にCaltransはアムトラックから破損した7両のスーパーライナー IをCaltransの負担で修理する条件で6年契約で借用した。4両はキャピトル・コリドーとサン・ホアキン向け、3両はパシフィック・サーフライナー向けである。自動ドアを装備していないので駅での乗降は隣の車両から行うことになる。
コメット・カー IB
編集2013年
新型車両
編集塗装
編集フレズノ駅にて 2012年
サンディエゴにて 2006年
キャピトル・コリドーとサン・ホアキンの機関車と客車およびバスは"カリフォルニア・カラー"と呼ばれる青、黄色、オレンジ色を使った他の路線よりも目立つ塗装になっていて、大きく書かれた"Amtrak California"の文字とともにアムトラック・カリフォルニアのブランドを訴えている。
パシフィック・サーフライナーの車両は青と銀色を使ったこの路線独自の塗り分けになっている。
ロゴ
編集機関車の前面をはじめとして各所に使われるロゴは以前はオレンジ色の矢印3個と黄色の矢印1個を組み合わせたアムトラック・カリフォルニア独自のものであったが、2011年から青緑色の"c"と青色の"t"を組み合わせたCaltransのロゴに変わった。
脚注
編集外部リンク
編集- アムトラック・カリフォルニア (英語)
- アムトラック・カリフォルニアについて (英語)
- アムトラック・カリフォルニアの客車名 (英語)
- The Rail Passenger Association of California and Nevada (英語)
- キャピトル・コリドー (英語)