受容体拮抗薬

生体内の受容体分子に働いて神経伝達物質やホルモンなどの働きを阻害する薬
アンタゴニストから転送)

: antagonist

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有名なアンタゴニストの例

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南アメリカの原住民が狩猟に用いるクラーレは、アンタゴニストとして有名な例である。これらはアセチルコリンのアンタゴニストとして作用することによって骨格筋の神経伝達の遮断を引き起こすが、消化管からは吸収されないために捕獲した動物を食べることができる[要説明]

サイレントアンタゴニスト

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受容体完全逆作動薬から受容体超作動薬までの広がり

サイレントアンタゴニスト(完全遮断薬)とは、受容体を活性化する本質的な活性を持たない競合的な受容体拮抗薬のことである。いわば、真のアンタゴニストである。完全に不活性なアンタゴニストを、弱い部分的アゴニストやインバースアゴニストと区別するために作られた用語である。

脚注

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(一)^  Toshitaka Nabeshima, Kazuhide Inōe, ., .Tōkyō201514-17ISBN 978-4-525-72061-2OCLC 922307421https://www.worldcat.org/oclc/922307421 

(二)^ Katsunori Iwasaki, Shōgo Tokuyama, ., .Tōkyō20188-9ISBN 978-4-524-40335-6OCLC 1030482447https://www.worldcat.org/oclc/1030482447 

関連項目

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